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竹(バンブー)繊維は寝具におすすめ!メリットやエコロジーな理由を解説

by 山内由佳 on June 16, 2023

「竹」繊維でできたさまざまなグッズを、目にする機会が増えたと感じませんか?エコロジーな素材として、最近、竹繊維が注目を集めています。しかし、竹繊維は、なぜエコロジーといわれているのでしょうか。また、竹繊維からできたグッズの使い心地や機能性は、満足できるものなのでしょうか。

ここでは、竹繊維を寝具に使うメリットや、エコロジーな理由などを解説します。竹繊維の種類や品質表示についても紹介するので、ぜひご覧ください。

 

竹(バンブー)繊維を寝具に使うメリット

寝具といえば、木綿や羽毛、ポリエステルなどが詰まったものをイメージする方は多いでしょう。あえて竹繊維を寝具に使うことで得られるメリットを解説します。

 

1.天然の抗菌・防カビ作用がある

中綿に竹繊維を使うと、寝具に雑菌やカビが付きにくくなります。竹の皮には、天然の抗菌・防カビ作用があるためです。かつて日本には、竹の葉でお弁当のおにぎりを包む文化がありました。竹の優れた効能は、古くから知られていたということですね。

抗菌・防カビ作用のある寝具で眠ると、寝具をきれいに保ちやすくなります。寝具には汗や皮脂汚れ、室内のホコリなどが溜まりやすく、汚れを栄養分とする雑菌やカビが繁殖しやすい状態となっています。抗菌・防カビ作用のある寝具なら、衛生的な環境を保ちやすいため、安心して眠れますね。

 

2.ニオイの吸着・消臭効果がある

竹繊維には、ニオイを吸着し、消臭する効果もあります。竹繊維には微細な「穴」が空いており、吸着させたニオイ成分をしっかり閉じ込めます。また、竹繊維には消臭効果があり、吸着させたニオイを逃がさず分解。

先に述べたように、寝具には汗や皮脂汚れが溜まりやすく、ニオイが発生しやすい状態です。竹繊維を使った寝具なら、お手入れの効果を高めて気持ちよく眠れます。

 

3.湿気を溜め込まないため夏は涼しい

天然素材の竹繊維は、放湿性に優れるため体感的に涼しく眠れます。寝具にとって調湿機能は大切です。寝具内が高湿度では、体感温度が上がってしまいます。蒸し暑い季節にこそ、竹繊維を使った寝具で涼しく眠りましょう。

 

4.静電気が発生しにくい

竹という素材は帯電性が低く、静電気を発生させにくい性質があります。帯電しなければ、ホコリやダニなどが付きにくくなるため、寝具をきれいに保ちやすくなります。パチパチっとする静電気が苦手という方も、竹繊維を使った寝具なら安心ですね。

 

5.洗える

洗えるところも、竹繊維を使った寝具の大きなメリットです。コットンや羽毛など、寝具には洗いにくい素材も多いものです。しかし、衛生面が気になる方は、自宅で気兼ねなく洗える寝具をお求めではないでしょうか。

竹繊維を使った寝具には、洗濯で品質が落ちにくく乾きやすい特徴があります。汗をたくさんかく季節には、すぐ洗濯できる竹繊維を使った寝具が重宝しますね。

 

竹(バンブー)繊維がエコロジーな理由

竹繊維がエコロジーとされる理由を解説します。成長が早くサステナブルで、さまざまな用途に使える竹は、エコロジーな素材として世界中から注目されています。

 

1.成長が早くサステナブルな素材であるため

竹は成の早さと丈夫さが魅力です。一般的な樹木は、伸びたとしても1年でようやく1m程度です。対して、成長期の竹は、一晩で1mほど伸びることもあるほど、すくすくと育っていきます。

竹はサステナブルな素材でもあります。無性繁殖を繰り返す竹は毎年種まきをする必要がありません。さらに、丈夫であるため、肥料や農薬の使用も抑えられ、土壌や人々の健康へのダメージが少なくなります。プラスチックのような化学物質とは異なり、土に埋めても自然に分解されます。

このように成長が早くサステナブルな竹は、エコロジーな素材といえるでしょう。

 

2.寝具以外にもさまざまな用途に使える

竹の活用方法を、一部以下に示しました。

 

  • 竹のカトラリー製品など、プラスチック製品の代替品
  • バンブーレーヨン
  • バイオエタノールの原料
  • パルプ化した竹から作ったトイレットペーパーなどの紙製品
  • 鉄やセメントの代替品
  • 建築素材

 

さまざまな用途に使える竹。さまざまな業界が注目している竹は、どんどん新しい技術・グッズが展開されていくと予想されます。なお、バンブーレーヨンについては以下で詳しく解説します。

 

竹(バンブー)繊維の種類

竹繊維といわれるものには、天然繊維と化学繊維があります。ポイントは、エコロジーな竹繊維は、天然繊維に限られるということです。

 

【天然繊維】バングロ糸・爆砕竹混紡糸

天然繊維(バンブーリネン)には、バングロ糸と爆砕竹混紡糸があります。バングロ糸は、天然の竹から取り出した竹繊維とほかの繊維を混紡したものです。爆砕竹混紡糸は、その名のとおり爆砕にて竹繊維を取りだし、ほかの繊維と混紡しています。

一般的にはバングロ糸の方が竹繊維の比率が高く、最大竹比率は80%です。また、バングロ糸は爆砕竹混紡糸よりもしなやかな傾向が見られます。

 

【化学繊維】バンブーレーヨン

バンブーレーヨンと呼ばれる化学繊維は、ビスコース法という方法で作られています。ビスコース法とは、竹などの素材を化学薬品で溶解させたのちに、再構築して繊維化する方法のことです。なお、ビスコース法でできた化学繊維にはキュプラなどもありますが、化学薬品を使っている時点で、エコロジーとはいい難いものがあります。

 

竹(バンブー)繊維の品質表示

エコロジーな竹繊維、いわゆる天然繊維の竹繊維を見抜くには、品質表示がポイントとなります。「竹」「バンブー」または「植物繊維」と表記できるのは、天然繊維に限られます。化学繊維のバンブーレーヨンの場合は、「バンブー」「竹」などの表記は禁じられています。

 

シェーンベルグのバンブー肌ふとん

シェーンベルグのバンブー肌ふとんは、中綿に竹繊維とコーン(とうもろこし)繊維が詰まっています。また、側生地はさらさらの触り心地のリヨセルです。リヨセルはユーカリの木をパルプ化したのちに、環境にやさしい薬品に溶かして再構築したもの。つまり、バンブー肌ふとんは、天然繊維オンリーの人にも環境にも優しい寝具といえます。

バンブー肌ふとんは軽く通気性に優れ、放湿性も良好。そのうえ、自宅の洗濯機で洗えます。バンブー肌ふとんなら、ムシムシしがちな梅雨から夏にかけて、気持ちよく眠れるでしょう。

シェーンベルグのバンブー肌ふとんのラインアップは2種類。サークル柄がかわいい【Hoops】と、鮮やかなダリアの柄がエネルギッシュな【Dahlia】です。

 

Hoops】バンブー肌ふとん

 

Dahlia】バンブー肌ふとん

 

【豆知識】竹(バンブー)の伐採による環境への影響

エコロジーな素材とされる竹ですが、一部地域では、違法な伐採や、竹を好む虫による被害も報告されています。エコロジーでさまざまな用途に使える竹ですが、行き過ぎた伐採、栽培がなされないように、計画的な生産が求められるでしょう。

 

竹繊維の肌布団は人にも環境にも優しい!

天然繊維の竹繊維は、製造工程で有害な化学薬品を使わず、人にも環境にも優しい素材です。シェーンベルグのバンブー肌ふとんには、竹繊維の魅力的な特性が備わっています。暑くなる季節に向け肌布団をお求めの方は、ぜひ、シェーンベルグのバンブー肌ふとんをご検討ください。

 

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