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「最近ぐっすり眠れない」「睡眠時間は確保しているのに朝から疲労感がある」と、お悩みではありませんか。ある調査によると、日本人成人の約20%が慢性的な不眠に悩み、約15%が日中に強い眠気を感じています。(引用:生活習慣病の調査、統計|一般社団法人 日本生活習慣病予防協会)
このような場合、お悩みの原因は枕にあるかもしれません。枕はぐっすり眠るために必要な寝具です。正しく枕が使えていなかったり、高さや大きさが合ってなかったりすると、睡眠中に体に負担をかけてしまいます。
本記事では、枕の必要性や正しい枕の選び方について解説していきます。自分に合った枕を選び、熟睡できる環境を作りましょう。
枕にはどのような役目がある?
枕は、ただ頭を乗せるためだけに存在しているわけではありません。自然な体勢で眠るために枕は必要不可欠です。
そもそも、人間の骨格はS字に曲がっています。うなじから肩にかけて、首の後ろを触ってみるとカーブを描いていることが分かると思います。
背中を壁にくっつけたまま直立すると、誰しも首の後ろに1cm〜6cm程度の隙間があるのです。つまり、仰向けに寝転んだときも首の後ろに隙間がある状態になります。
隙間を埋めないまま仰向けに寝てしまうと、頭や体の重さがベッドに面している後頭部や背中にのしかかります。また、首が固定されないため、寝ている間アゴを引いた状態になる方もいるでしょう。
このように隙間があるままだと、体へ負担をかけながら長時間睡眠することになります。毎晩負担をかけ続けると疲労が蓄積してしまい、肩こりや首こりの原因になりかねません。
そこで、枕を使って首の後ろの隙間を埋めることで自然な体勢で眠ることができ、体に余分な負担をかけずに済みます。良質な睡眠を確保するために、枕は必要不可欠ということがお分かりになりましたでしょうか。
しかし、枕があれば良いというわけでもありません。自分の体にフィットした枕を正しく使うことが良質な睡眠の第一歩となるのです。
正しい枕の使い方
正しく枕を使うには、首の後ろにできる隙間を埋めることを意識しましょう。首と背筋がまっすぐになるように使うことが理想です。
立ち姿と寝た時の姿が一緒になるように意識すれば、姿勢の良い状態で眠れます。立っている時に姿勢が悪いと肩こりや首こりを引き起こすことと同じように、眠っている時も自然な姿勢を保つことが大切です。
枕を使うときには、以下のポイントを意識しましょう。
- 枕の端が肩に触れている
- 首が浮いた状態になっていない
これらのポイントを意識すれば、立ち姿と同じ姿勢で眠ることができます。
頭だけを枕に乗せる方もいますが、これは間違いです。頭だけを枕に乗せてしまうと、横から見た時に首の後ろの隙間は埋まりません。むしろ頭の位置が高くなることで、肩の後ろにも隙間ができてしまうでしょう。
仰向けに寝たときにベッドと体に隙間がない状態で寝れていれば、正しく使えているといえます。
もし、正しい使い方をしても「しっくりこない」と感じるのであれば、あなたの体に合っていない枕を使っている可能性が高いです。
自分に合った枕を正しく使えば首や肩のストレスを軽減できるため、ぐっすりと眠れるようになるでしょう。
自分に合った枕の条件とは?
枕を正しく使っても「熟睡できない」「朝から疲れが溜まっている」と感じるのであれば、体に合っていないのかもしれません。人によって骨格が違うため、最適な枕はそれぞれ異なります。
人から譲ってもらったり、なんとなく選んだ枕だと、自分の体に合っていない可能性が高いです。自分に合った枕の条件を確認し、最適な枕を選びましょう。
立ち姿と同じ自然な姿勢ができるもの
枕をあてて仰向けになったときと、立ったときとが同じ姿勢になるものを選びましょう。人間は、直立した状態が自然な姿勢です。直立した姿勢と同じ体勢で眠ることで、不必要に筋肉や筋を使うことを防ぎます。
枕が合っていないと上を向きすぎたり、顎をひきすぎたりした格好になって、筋肉や筋に余計な負担をかけてしまうのです。起床時から疲労を感じてしまう原因になりかねません。。
立ち姿と同じ自然な姿勢ができる枕を選ぶことは、熟睡するための条件といえます。
高さがちょうど良いもの
立ち姿と同じ姿勢で寝るためには、枕の高さも重要です。人によって脊椎のカーブの深さが違うため、体格に合わせた高さを選ぶ必要があります。
また、男性や体格の良い方は高め、女性や子ども、小柄な方は低めの高さを好む傾向にあるようです。男性と女性、体格の良い方と小柄な方とでは、頸椎のカーブの深さが異なります。
男性は女性よりも頸椎のカーブが比較的深いため、隙間を埋めるためには高さが必要です。女性は頸椎のカーブが浅いので男性と同じ枕を使うと、高すぎると感じてしまいます。
しかし、女性の中でも体格の良い方は頸椎のカーブが深く、男性の中でも小柄な方は頸椎のカーブが浅いです。もちろん骨格には個人差がありますし、好みもあるので自分に合うか試してから購入しましょう。
大きさがちょうど良いもの
寝返りをしたときに頭が落ちず、肩先まで支えられる大きめの枕を選びましょう。
小さな枕を使うと寝返りのたびに頭が外れてしまい、目を覚ましやすくなります。また、頭が外れたまま眠ると、肩や首にストレスがかかりやすいです。起きたときの不快感につながってしまいます。
寝返りのことも考えて、大きな枕を選びましょう。
リラックスできる素材のもの
さまざまな素材でできた枕が売られていますが、好みの素材を選びましょう。素材によって柔らかさや音、感触など大きく異なります。もちろん、人によって好みはまったく違います。
一般的に、以下のような素材の枕があります。
一般素材
- ポリエステル綿
- 羽根
- 羽毛
- 低反発ウレタン
- スノー低反発
以下のような高級素材であれば、よりフィット感を得られるかもしれません。一般素材とは違う快適さを感じられるため、一度試してみることをおすすめします。
高級素材
- ロースハー
- カシミア
- ウール
- アルパカ
- シルク
- 羽毛(ホワイトグースダウン・アイダーダウンなどの高級品)
頭を乗せた時や寝返りを打った時に「気持ち良い」「リラックスできる」と感じる素材を選んでくださいね。ショールームや店舗へ行って、実際の触り心地を確認してから購入すると良いでしょう。
長年使い続けられるもの
長年使い続けられるものを選べば、頻繁に枕を変えなくて良いのでおすすめです。メンテナンスがしやすければ、長年使い続けられます。たとえば、以下の素材であれば水で洗うことが可能です。
- 羽毛
- コルマビーズ
- パイプストロー
- ポリエステル
洗える素材でも、クリーニングマークを確認した上で適切なメンテナンスを行いましょう。
もし、気に入った素材が洗えないものであってもシーツをこまめに変えたり陰干ししたりすることで寿命を伸ばすことが可能です。長く快適に使うためにも、清潔にすることを心がけましょう。
もちろん、メンテナンスをしていても、ある程度の期間使用すれば劣化していきます。「寝心地が悪い」「枕がフィットしている感覚がない」と感じたら買い替えを検討しましょう。
良質な睡眠を確保するためにも、常に体に合った枕を使い続けることが重要です。
高級寝具をオーダーメイドで作るメリット
高級寝具をオーダーメイドすることで自分の体や好みに合う寝具を使って睡眠でき、1日の疲れが取れやすくなります。
睡眠には、疲労を回復したり、ストレスを解消する働きがあると言われています。(参考:健康づくりのための睡眠指針検討会報告書│厚生労働省)つまり、十分な睡眠時間を確保できなければ、日中のパフォーマンスを上げることはできません。
しかし、「仕事や家事、子育てで忙しいから、毎日十分に寝れていない」という方もいらっしゃるでしょう。そのため、短時間でも良質な睡眠を取ることが健康的な日々に直結します。
良質な睡眠を取るためには、自分に合った寝具を使って環境を整えることが大切です。自分に合う枕に変えるだけでも熟睡度が大きく変わるでしょう。
高級寝具であれば一般的に販売されている寝具と比べて、より快適に睡眠できるような機能が備わっています。
たとえば、シェーンベルグで人気のロースハー枕は、お客さまの好みの高さに調整していただける作りとなっています。高級素材を使っているので、通気性が良く熱がこもりません。寝心地がよく毎日熟睡できるので、心も体も元気になるでしょう。
また、高級寝具を購入すればアフターフォローとしてメンテナンスの依頼もしやすいです。「枕の高さが合わなくなってきた」「清潔に保ちたいから丸洗いして欲しい」といったご相談もできます。
どうしても毎日使いて続けると、多少のへたりが出てくるものです。定期的にメンテナンスをすることで最適な形状を保てます。
枕以外の寝具もオーダーメイドであれば、一人ひとりの体型に合わせたデザインを行い、体質に合わせた素材でオンリーワンの寝具で睡眠できます。自分だけのための寝具は極上の眠りへと誘ってくれるでしょう。
日本に欧米式の寝具が広く広まったのは洋風住宅ブームのあった昭和時代といわれており、欧米式の寝具の歴史はまだまだ浅いです。畳の上で寝ることが普通だった日本では、自分に合う寝具の選び方がわからずに「疲れが取れない」という人も少なくありません。
シェーンベルグではヨーロッパを中心とした欧米の寝具を取り扱っています。ヨーロッパ直輸入の素材や品質にこだわって一人ひとりに合うようにオーダーメイドでお作りすることで、長期間使い続けていただける寝具を提供することを目指しています。
また、一人ひとりのお客様に「心地よい」と思っていただける機能性とデザイン性を兼ね備えた寝具をご用意しております。枕についても、一般的な枕とは違う感触と安定感をぜひ体感してみてください。
まとめ
枕は、うなじから肩にかけてできるベッドとの隙間を埋めるために必要な寝具です。今まで「何気なく枕を使っていた」という方は、ぜひこの機会に見直してみてください。
枕を使うときは「横から見た時に直立した姿」になっているかが重要です。うなじから肩までの隙間を埋めるように頭を置いているか自分でチェックしてみましょう。
また、枕を購入するときには、高さや大きさが重要です。さらにリラックスできる素材の枕を選べば、良質な睡眠が取りやすくなります。
自分が最も合う枕を見つけて、睡眠のお悩みを解決しませんか。