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寝具の衣替え!快適な睡眠のためには寝具の衣替えを

by schoenberg01 on June 05, 2025

 

四季がはっきりしている日本では、季節に合わせて衣服を衣替えするように、寝具も衣替えをすることが大切です。
寝具の衣替えは、単に季節感を取り入れるだけでなく、睡眠の質を向上させ、健康的な生活を送るためにも重要な役割を果たします。
ここでは、寝具の衣替えの重要性から具体的な手順、お手入れ方法についてお伝えいたします。

1.なぜ寝具の衣替えが必要なのか? 

寝具の衣替えには、主に以下の3つの重要な目的があります。

① 快適な睡眠環境の維持

夏は吸湿性・通気性に優れた素材、冬は保温性の高い素材を選ぶことで、季節に応じた快適な睡眠環境を整えることができます。適切な寝具を選ぶことで、寝苦しさや冷えを防ぎ、睡眠の質を高めることができます。

② 寝具の寿命を延ばす

季節ごとに寝具を交換し、適切な方法で保管することで、寝具への負担を軽減し、寿命を延ばすことができます。長期間同じ寝具を使用し続けると、汚れや湿気が蓄積し、劣化を早める原因となります。 

③ 衛生的な状態を保つ

寝具は、睡眠中に汗や皮脂を吸収し、ダニやカビの温床になりやすい環境です。 定期的に洗濯やクリーニングを行い、清潔な状態を保つことで、アレルギーや皮膚トラブルを防ぐことができます。

2.衣替えの時期とタイミング

寝具の衣替えは、室温を目安に行うことが適切と考えられています。本来であれば、寝床内気象(寝具と身体の間の温度33℃前後、湿度50%前後)で判断するのがいいのですが、家庭で計測するのは難しいので、室温を参考にすると良いでしょう。

室温が15℃を下回ったら冬用布団、25℃以上になったら夏用布団に衣替えするのが目安です。ただし、地域や住宅の種類によって室温は異なるため、20℃前後になった4月下旬~5月中旬頃が目安となる場合もあります。

また、体感的に寝苦しさを感じたら、薄手のふとんやタオルケット等に変更するのも良いでしょう。

室温に合わせた季節寝具のおすすめ一覧

室温
(5℃~15℃)

(15℃~20℃)

(20℃~25℃以上)

(20℃~15℃)

室温に合った

季節の寝具


毛布 綿毛布 綿毛布・タオルケット 毛布
羽毛掛布団 他掛布団 羽毛合掛布団 羽毛肌掛布団 他肌掛布団 羽毛合掛布団
起毛タイプの敷パッド 通気性の良い敷パッド 通気性の良い敷パッド 起毛タイプの敷パッド

 

一般的に、寝具の衣替えは以下の時期を目安に行うと良いでしょう。

春(3月~4月): 冬用の寝具から、タオルケットやガーゼケットなどの薄手の寝具へ切り替える時期です。 気温の変化が激しい時期なので、体温調節しやすい素材を選ぶのがおすすめです。

夏(6月~7月): さらっとした肌触りの麻や綿素材の寝具、接触冷感素材の寝具などを活用する時期です。 湿度が高くなるため、吸湿性・通気性に優れた素材を選ぶことが重要です。

秋(9月~10月):夏用の寝具から、羽毛布団や毛布などの保温性の高い寝具へ切り替える時期です。冬に備えて、布団乾燥機や除湿シートなどを活用し、寝具の湿気対策を行うのも効果的です。

冬(11月~12月): 厚手の毛布や羽毛布団、起毛素材パッドなど、保温性の高い寝具をフル活用する時期です。湯たんぽなどを併用して、暖かく快適な睡眠環境を整えましょう。

ただし、上記はあくまで目安です。気温や湿度、個人の体感温度に合わせて、柔軟に衣替えの時期を調整しましょう。

3.寝具の種類別 衣替えの手順とポイント

① 掛布団・毛布・タオルケット

羽毛布団

  • 天気の良い日に、風通しの良い場所で陰干しします。 
  • 側生地の汚れが気になる場合は、部分的に中性洗剤で拭き取り、しっかりと乾燥 させます。
  • 収納する際は、通気性の良い不織布の収納袋に入れ、湿気の少ない場所に保管します。
  • 長期間保管する場合は、定期的に陰干しを行い、湿気を飛ばすようにしましょう。 

毛布

  • 洗濯表示に従って洗濯機で洗うか、クリーニングに出します。
  • 素材によっては、縮みやすいものや色落ちしやすいものもあるので、注意が必要です。
  • 収納する際は、防虫剤と一緒に収納袋に入れ、湿気の少ない場所に保管します。

タオルケット・ガーゼケット

  • 洗濯機で手軽に洗えるものがほとんどです。
  • 洗濯ネットに入れて、弱水流で洗うのがおすすめです。
  • 乾燥機を使用すると、縮みや型崩れの原因になるので、できるだけ自然乾燥させましょう。

② 敷布団・マットレス

敷布団

  • 天気の良い日に、風通しの良い場所で陰干しします。
  • 湿気を吸い込みやすいので、定期的に布団乾燥機を使用したり、除湿シートを敷いたりするなどの対策が必要です。
  • 収納する際は、丸めて紐で縛り、通気性の良い場所に立てかけて保管します。 

マットレス

  • 立てることが難しい場合は、壁に立てかけたり、下に通気性の良いものを敷いたりして、湿気を逃がしましょう。
  • カバーを取り外して洗濯したり、マットレス専用のクリーナーでお手入れしたりす るのも効果的です。

③ 枕

洗濯可能な枕

  • 洗濯表示に従って洗濯機で洗うか、手洗いします。
  • 中綿が偏らないように、洗濯ネットに入れて弱水流で洗うのがおすすめです。
  • 乾燥機を使用すると、中綿が傷んでしまう可能性があるので、できるだけ自然 乾燥させましょう。

洗濯不可の枕

  • 風通しの良い場所で陰干ししたり、布団乾燥機を使用したりして、湿気を飛ばします。
  • 枕カバーをこまめに洗濯し、清潔な状態を保ちましょう。

④ シーツ・カバー

  • 洗濯表示に従って洗濯機で洗い、しっかりと乾燥させます。
  • シーツやカバーは、肌に直接触れるものなので、こまめに洗濯することが大切です。
  • 素材によっては、アイロンをかけると、より肌触りが良くなります。

4.寝具のお手入れ方法

寝具を清潔な状態に保つためには、日頃からこまめなお手入れが必要です。

① 定期的な洗濯

  • シーツやカバー、タオルケットなどは、週に1回を目安に洗濯しましょう。
  • 枕カバーは、毎日交換するのが理想的です。 

② 陰干し

  • 天気の良い日に、風通しの良い場所で陰干しを行い、湿気を飛ばしましょう。
  • 特に、敷き布団やマットレスは、湿気を吸い込みやすいので、定期的に陰干しを行うことが大切です。 

③ 布団乾燥機

  • 布団乾燥機を使用すると、ダニ対策にもなります。
  • シーズンオフの寝具を収納する前に、布団乾燥機でしっかりと乾燥させると、カビの発生を防ぐことができます。 

④ クリーニング

  • 羽毛布団や毛布など、自宅で洗濯するのが難しい寝具は、クリーニングに出しましょう。
  • クリーニングに出す際は、寝具の種類や素材に合ったクリーニング方法を選ぶようにしましょう。

 ⑤ 除湿対策

  • 湿気の多い時期は、除湿シートや除湿機などを活用して、寝室の湿度を下げましょう。
  • すのこベッドを使用したり、ベッドパッドの下に除湿シートを敷いたりするのも効果的です。 

5.保管方法

シーズンオフの寝具は、適切な方法で保管することで、長持ちさせることができます。

① 洗濯・クリーニング

  • 収納する前に、必ず洗濯するか、クリーニングに出しましょう。
  • 汚れや湿気が残ったまま収納すると、カビやダニが発生する原因になります。 

② 乾燥

  • 洗濯後は、しっかりと乾燥させましょう。
  • 生乾きのまま収納すると、カビが発生する原因になります。 

③ 収納場所

  • 湿気の少ない、風通しの良い場所に収納しましょう。
  • クローゼットや押し入れに収納する場合は、除湿剤や防虫剤を一緒に入れると効果的です。 

④ 収納袋

  • 通気性の良い収納袋に入れるのがおすすめです。
  • ビニール袋に入れると、湿気がこもりやすく、カビが発生する原因になります。
  • 圧縮袋については羽毛布団にはおすすめできませんが、他のかさばる寝具は、圧縮袋に入れるとコンパクトに収納できます。 

6. まとめ 快適な睡眠のために、寝具の衣替えを習慣に

寝具の衣替えは、快適な睡眠環境を維持し、寝具の寿命を延ばし、衛生的な状態を保つために不可欠です。 
この記事で紹介した手順やポイントを参考に、季節に合わせた寝具を選び、適切なお手入れと保管を行い、一年を通して快適な睡眠を手に入れましょう。

寝具の衣替えは、少し手間がかかるかもしれませんが、質の高い睡眠を得るための投資と考えれば、決して無駄ではありません。ぜひ、寝具の衣替えを習慣にして、健康的な生活を送りましょう。 

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