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ホワイトグースダウンなど高級羽毛の洗い方・
高品質な羽毛を見抜く洗浄度の目安も紹介

by sysstaff on March 16, 2022

 

ホワイトグースダウンなど高級羽毛の洗い方・高品質な羽毛を見抜く洗浄度の目安も紹介

羽毛布団を選ぶ際に、多くの人は保温性や軽さ、やわらかさを確かめます。ぜひ、羽毛の洗浄度にもこだわってみてください。洗浄度に注目すると、羽毛特有のニオイを抑え、清潔で高品質な布団が手に入ります。 

 

ここでは、羽毛布団を購入したい人に向け、羽毛の洗い方や洗浄度について解説します。ホワイトグースダウンについても紹介するので、羽毛布団選びにお役立てください。 

 

羽毛は繊細な素材 

ホワイトグースダウンのような高級素材でも、扱い方を間違えると傷んでしまったり、芯から綺麗にならなかったりする恐れがあります。高品質な羽毛メーカーは、洗浄から脱水、乾燥に至るまで、細心の注意を払って羽毛を扱っています。 

 

丁寧に洗われた羽毛を使うメリット 

技術力の高いメーカーで洗われた羽毛は、ダウンパワーが最大限に引き出されます。ダウンパワーとは、羽毛がふくらむ力です。ダウンパワーが大きいほどたっぷりの空気を蓄え、保温性が高い、ふわふわの羽毛布団ができます。 

 

適切に洗われた羽毛は、清潔で安心して使えます。水鳥から採取されたばかりの羽毛には、泥汚れや雑菌、血やアカなどが混じっており衛生面が不安です。不快な物質が残っていると、ニオイが発生したり、虫がよってきたりする恐れがあります。 

 

適当な洗浄をするメーカーもありますが、羽毛がきちんと洗浄できているかは微妙です。洗浄度を確認し、長く使える高品質な羽毛布団を選びましょう。洗浄度については、のちほど詳しく紹介します。 

 

羽毛の洗い方 

 ホワイトグースダウンなど高級羽毛の洗い方・高品質な羽毛を見抜く洗浄度の目安も紹介

メーカーにより多少の差はありますが、代表的な洗い方を確認しましょう。羽毛の洗い方を手順に従って紹介します。 

 

工程1.ゴミを取る 

入荷した羽毛は、すぐに洗浄されるわけではありません。高品質な羽毛を生み出すメーカーは、洗浄前に、羽毛を乾燥させ除塵します。ゴミや油脂が残っていると、洗浄効率が低下してしまうため、小石や泥、ホコリ、ラージフェザー、血やアカのような油脂分はできるだけ除くことが大切です。 

 

除塵機に羽毛を入れて攪拌すると、多くの不純物が分離されます。ゴミや油脂の状態を検査したのちに、羽毛の最適な洗浄方法が決まります。 

 

工程2.洗浄・脱水する 

洗浄には、硬水よりも軟水が適しています。ミネラルが豊富な硬水を使は、石けんカスができたり、素材の質感が損なわれたりする恐れがあるため使えません。メーカーが決めた洗浄度に達するまで、何度も洗浄が繰り返されます。 

 

シェーンベルグでは、ボーデン湖の地下水をたっぷり使い、有機洗剤で丁寧に羽毛を洗浄。一般的な羽毛メーカーよりも手間暇をかけて洗浄・脱水を実施します。 

 

また、シェーンベルグでは洗浄から脱水までの各工程に、専門員を配置しています。人の目で見守ることで、上質な羽毛に仕上がるというわけです。 

 

工程3.乾燥する 

乾燥工程は、羽毛のダウンパワーに大きく影響します。蒸し機を高温にするほど、頑固に付着していた汚れが落ちたり、硬い毛根を分離できたりというメリットがあります。一方、蒸し機の温度設定が低いと乾燥時間が遅くなり、羽毛が傷つく原因に。 

 

シェーンベルグでは、蒸し機内の温度を180度に設定し、脱水後の羽毛を投入します。蒸し器の温度はすぐさま110~130度にまで低下し、そのままの温度条件で乾燥を実施します。 

 

工程4.冷却する 

冷却して常温まで羽毛を冷まします。冷却中には、目に見えないレベルのゴミが羽毛から剥がれ落ちていきます。タンパク質由来のゴミを取り除くほど、ニオイを抑えることが可能です。 

 

工程5.選別する 

羽毛の選別は、品質を左右する大切な工程です。羽毛は、ダウンとスモールフェザーの2種類にわけられます。ダウンはふんわり軽く、フェザーは羽軸があり重め。羽毛の重さの違いを活かして選別が行われます。 

 

羽毛の洗浄度とは? 

羽毛布団を選ぶ際には、ダウンパワーやダウン率以外に洗浄度にも注目しましょう。洗浄度とは、羽毛の汚れをどの程度取り除いたかを示す指標です。 

 

洗浄度を測定する際には、最後に羽毛を洗った液と、透視度計を使います。透視度計は細長い筒状で、底面には目印、側面には目盛りが見えます。目印が見える限界の深さが洗浄度です。洗浄度が高いほど、清潔でニオイの少ない羽毛といえます。 

 

羽毛の洗浄度を示す3つの基準 

羽毛の洗浄度として、3つの基準があります。羽毛布団を購入する際の目安にしましょう。 

 

500nm 

日本の品質規格(JIS)では、洗浄度500mm以上が求められます。羽毛布団本体には「○○nm」との表示はありません。JIS規格を満たしているかどうかは、ゴールドラベルを確認するとわかります。ゴールドラベルはダウンパワー別に4種類あり、すべてに水鳥のマークが描かれています。 

 

なお、西川やロマンス小杉など、厳しい品質基準を設けているメーカーは、あえて商品にゴールドラベルを付けていない場合もあります。また、海外で生産された羽毛布団にも、ゴールドラベルは付与されません。ゴールドラベルがなければ、店舗スタッフやメーカーの公式サイトの情報を調べましょう。 

 

1000nm 

羽毛布団の臭いが気になる人は、洗浄度1000mm以上のものを選びましょう。ただし、上述したように羽毛布団本体には洗浄度の表示がないため、メーカーサイトなどで確認してください。 

 

2000nm 

2000nmの羽毛布団を取り扱うメーカーもあります。洗浄度が高いメーカーは、洗浄に使う水や、洗浄方法にこだわって汚れを取り除いています。 

 

羽毛は洗いすぎも良くない!  

 ホワイトグースダウンなど高級羽毛の洗い方・高品質な羽毛を見抜く洗浄度の目安も紹介

羽毛を洗いすぎると、油脂分を落としすぎるため保温性が低下してしまいます。ダウンは、ダウンボールという球体を形成し、保温性と吸湿性を発揮します。油脂分を落としすぎるとダウンボールを形成できず、羽毛布団に求められる機能を発揮できません。 

 

h2:ニオイが少ない羽毛ならグースダウンがおすすめ 

ニオイをできるだけ抑えたい、という場合は洗浄度のほかに素材にも注目して羽毛布団を選びましょう。羽毛布団にはダックとグースの羽毛が使われますが、グースの方がニオイを抑えられます。グースとダックは同じ水鳥ではありますが、体格や羽毛の大きさ、食生活などが大きく異なります。 

 

グースダウンのなかでも最も高品質なダウンが、ホワイトグースダウンです。ホワイトグースダウンとは、ホワイトグースの胸の部分の羽毛を指します。ふんわりとしたホワイトグースダウンは保温性・耐久性・吸湿性・発散性に優れ、ボリューム感もあります。 

 

シェーンベルグのホワイトグースダウン 

シェーンベルグのホワイトグースダウンは、ポーランドをはじめとする、グースの飼育環境に適した契約農場で育てられています。契約農場では、動物愛護にも留意した特別な条件でホワイトグースを育成しています。食事の内容から掃除の頻度を徹底して管理し、定期的に獣医による検査も実施。さらに、独自の品質基準にしたがい、不十分なダウンは使用しません。 

 

シェーンベルグは、ホワイトグースダウンの冬毛のみを採集しています。冬毛は密度が非常に高く、特に良質な羽毛です。なお、採集された羽毛は、一般的な羽毛メーカーの約2倍の水量で洗浄されます。少量の羽毛を何回にもわけて洗うことで、高機能・高品質な商品を提供できます。 

 

羽毛布団を選ぶときは洗浄度にも注目を 

羽毛布団の羽毛は、丁寧に洗浄されて汚れやニオイなどを落としています。適切な洗浄がなされると、ふっくらした、保温性や吸湿性などにすぐれた羽毛布団ができます。洗浄具合を見る際には、洗浄度を調べましょう。500nm以上ならJIS規格をクリアしています。 

 

シェーンベルグの寝具は、ニオイの少ないグースダウンのなかでも最高峰とされる、ホワイトグースダウンを使用しています。羽毛布団をお求めの際は、ぜひ、シェーンベルグの商品をご検討ください。 

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