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力強い押し返しを期待できる高反発枕。高反発枕を選ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、高反発枕と低反発枕の違いや、高反発枕のメリット・デメリットなどを紹介します。高反発枕選びに役立つ情報もわかるため、ぜひ、使い心地のよい枕選びにお役立てください。
高反発枕と低反発枕の違い
高反発枕と低反発枕の大きな違いは、反発力です。手で枕を押し込んだときに、高反発枕はすぐに元の形に戻ります。一方、低反発枕は、押し込むと枕が変形し、じんわりと元に戻っていきます。なお、日本ウレタン工業協会は、高反発枕に使われる「高弾性フォーム」を、反発弾性が50%以上の高さをもつものと定義しています。
高反発枕と低反発枕は、どちらが優れているというわけではありません。以下では、それぞれの枕について、おすすめの人を紹介します。
※参考:JIS K6401ガイドブック│日本ウレタン工業協会
高反発枕がおすすめの人
高反発枕は、寝返りをスムーズに打ちたい人におすすめです。また、高反発枕の素材には洗えるものが多いため、清潔さを重視したい人にも向いています。高反発枕の素材については、のちほど詳しく解説します。
低反発枕がおすすめの人
低反発枕は、ふわふわした感触を求める人や、枕のフィット感を重視する人におすすめです。低反発素材は重力で変形し、使う人の頭の形に馴染みます。ただし、あまりに柔らかい枕を選ぶと、寝返りが打ちにくくなり、頭痛や肩こりなどを引き起こす可能性があります。
高反発枕のメリット・デメリット
高反発枕のメリット・デメリットを解説します。
高反発枕のメリット
反発力が高ければ、重みのある頭をしっかり支えられます。頭の重さで枕がへたりにくく、頸椎が自然な形にキープされます。また、寝返りもスムーズです。
寝返りには、寝具内の温湿度を調整し、適度な運動で体をほぐす役割があります。ある程度の反発力は、枕には欠かせません。
高反発枕のデメリット
やわらかな枕が好きな人は、高反発枕があわないかもしれません。寝心地が心配な人は、必ず使用感を確かめてから枕を購入しましょう。
また、高反発枕は頭が沈まない分、高めの枕を選んでしまうと苦しさを感じやすくなります。特に、やわらかい敷き寝具を使っている人は、枕の高さに気をつけましょう。体が沈む分、枕の高さを感じやすいためです。
高反発枕の素材
高反発枕の素材は、大きくわけて4種類です。それぞれの素材の特徴を詳しく解説します。
高反発枕の素材1.高反発ウレタン
ポリウレタンを発泡させた素材をウレタンフォームと呼び、高反発ウレタンとは、気泡の割合が少ないウレタン素材です。高反発ウレタンは、マットレスや建築物の断熱材などにも使用されています。
高反発ウレタンの特徴は、しっかりした弾力性と耐久性。加えて、天然素材のようにダニのエサになりません。
ウレタンは水に弱く、多くの高反発ウレタンの枕は、丸洗いができません。枕を清潔に使うためには、陰干しをしたり、ピローケースのみ洗ったり、ニオイが気になる場合は消臭スプレーも活用したりしましょう。
高反発枕の素材3.ラテックス
高反発な素材のなかでは、比較的やわらかい部類のラテックス。ラテックスを素材とする枕は、天然ゴムの含有量がそれぞれ異なります。天然ゴムが多い枕ほど、弾力・反発力に優れ、頑丈な傾向です。また、天然ゴムはダニや菌の繁殖を防ぐ効果があるため、衛生面も期待できます。
ラテックスは、ゴムアレルギーのある人は使用できません。また、独特のニオイがあるため、気になる人は避けましょう。特に、合成ゴムが多いほど、ニオイは強くなる傾向です。また、ラテックスの枕は丸洗いができません。
高反発枕の素材2.高反発ファイバー
高反発ファイバーは、高反発ウレタンやラテックスと比べると硬めの素材です。高反発ファイバーは、硬度の高いポリエチレンやポリエステルを繊維化しています。繊維の周囲には隙間が多いため、通気性は抜群。また、高反発ファイバーは水に強く、枕の丸洗いが可能です。
高反発枕の素材4.馬毛などそのほかの素材
弾力がある素材という観点からすると、馬毛も高反発な素材の一種といえます。天然素材の馬毛は、通気性に優れ、吸湿・放湿性も良好です。また、馬毛は耐久性がよく、定期的なメンテナンスをすれば枕を半永久的に使える点も魅力。
高反発ウレタンやラテックスのように、馬毛の枕は丸洗いができないものがほとんどです。メンテナンスをする際は、メーカーに相談しましょう。
高反発枕の選び方は?
高反発枕の選び方を紹介します。頭を押し返す力が強すぎる高反発枕は、フィット感が心配。まずは、フィット感から確認しましょう。
高反発枕の選び方1.フィット感で選ぶ
高反発枕は素材が硬いため、頭のカーブにフィットしにくい場合があります。特に重視すべきは、うなじの部分です。枕がぴったりうなじに接しているか確認しましょう。隙間がある場合は、枕のサイズや高さを見直すか、より反発力の低い素材を検討すべきです。
高反発枕の選び方2.サイズで選ぶ
一般的な枕と同様、縦横に十分な広さがある枕を選びましょう。縦幅が狭ければ、頭をうまく支えられず、フィット感に支障が出ます。また、横幅が狭ければ寝返りがスムーズにできずに睡眠が阻害されます。
高反発枕の選び方3.高さで選ぶ
高反発枕は素材が硬い分、高めに感じる場合があります。店舗やショールームで枕を試すときは、手持ちの敷き寝具と似たような硬さの素材を選びましょう。体が沈み込む具合が変われば、相対的に枕の高さが変わったように感じるためです。
高反発枕の選び方4.洗濯性で選ぶ
高反発枕は、低反発枕と比べると洗濯できる素材が目立ちます。特に、洗濯性を重視するならば高反発ファイバー製の枕がおすすめです。
高反発ウレタン製の枕には洗えないものが多く、ラテックス製の枕も基本的に洗えません。丸洗いできない枕が汚れた場合は、かたく絞った布で表面を拭く程度にとどめましょう。
高反発枕の選び方5.寝相で選ぶ
仰向き寝・横向き寝・うつぶせ寝により、適した枕の形状や高さは変わります。たとえば、横向き寝を好む人には、枕の端の部分が盛り上がった枕がおすすめです。うつぶせ寝には、胸のあたりまでサポートする枕や、呼吸しやすいように顔の部分がへこんでいる枕を検討しましょう。
しっくり感じる枕がなければ、高反発枕があわない可能性もあります。低反発枕も視野にいれ、いろいろな枕を試してみましょう。
高反発枕の選び方6.悩みに応じて選ぶ
頸椎がまっすぐになってしまっているストレートネックや、いびきを抑えたい人は、悩みにあった枕を探しましょう。人間工学のもと特殊な形状をした枕が、快適な睡眠をサポートします。
高反発枕の使い方
頭の乗せ方が間違っていると、正しく頸椎や頭をサポートできません。店舗やショールームでフィット感を確かめたときのように、肩口に枕をあて、うなじの部分をぴったりと枕で埋めましょう。
また、寝心地が悪くなってきたと感じたら、枕が寿命を迎えた可能性があります。ほとんどの枕は数年程度で寿命を迎えるため、適時新しいものに買い換えましょう。
高反発枕は硬すぎるものに注意
しっかりした硬さを味わいたくて、高反発枕を選ぶ人は多いと考えられます。しかし、あまりに硬いものはおすすめできません。頭皮の血管が圧迫されて血流が悪くなったり、首こりや肩こりの原因になったりするためです。
枕を使っているうちに徐々に違和感を覚える場合もあるため、寝心地が悪いと感じたら枕が自身にあっているか今一度考えてみましょう。
シェーンベルグの弾力性に富む馬毛枕
シェーンベルグの馬毛枕は、オーストリアのmoosburger(モースブルガー)社が丁寧に製造した素材です。同社では、馬のしっぽの毛を長いまま使い、しっかりした弾力性を実現しています。フィット感や高さがあわなければ、素材の量を調整することも可能です。また、馬毛枕には3つのラインアップがあり、子どもから大人まで多くの方にご利用いただけます。
しっかり頭を支える高反発枕を選びましょう。硬すぎる枕には注意
高反発枕には、高反発ウレタン・ラテックス・高反発ファイバーなどの素材があります。しっかり頭を支えて寝返りをサポートする高反発枕を、安眠に役立てましょう。なお、硬すぎる高反枕は、健康によくありません。ほどよい反発力の枕を選びましょう。
シェーンベルグの馬毛枕は、しっかりと頭を支え、吸湿・放湿性、通気性、耐久性などが良好です。高反発枕をお求めの際は、ぜひ、シェーンベルグの枕もご検討ください。