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コットンの種類とは│コットン製寝具のお手入れのコツや選び方も紹介

by writer on October 26, 2021
コットンの種類

コットンのベッドリネンやタオルケットは、手触りがなめらかで気持ちよいものです。コットンの種類やお手入れを知ると、より寝心地のよい環境を作れます。

ここでは、コットン製の寝具を検討中の人に向け、コットンの種類やコットン製寝具のお手入れのコツ、選び方などを紹介します。

コットン(綿)とは

コットン(綿)は植物性の素材です。絹から作られる真綿や、羊の毛を原料としたウールとは別物であることを理解しておきましょう。

コットンは、ワタという植物が作る「種子毛」を原料としています。ワタの花が枯れて1カ月ほどすると、こんもりとした種子毛ができます。

コットンは世界中で親しまれる素材です。現在は100カ国以上もの国で盛んにワタが栽培され、コットンの種類は多岐にわたります。以下では、コットンの種類について、毛の長さ、太さ、産地別に詳しく解説します。

コットンの種類【毛の長さ】

コットンは「細く長い毛」ほど、高級素材として扱われます。細く長いコットンほど、しなやかな糸を紡げるためです。コットンは「長繊維種」「中繊維種」「短繊維種」の3種類にわけられ、長繊維種は世界でも収穫できる地域が限られます。

優れたコットンの生地をつくるためには、高品質なコットンと紡織技術が必要です。イタリアコットンやスイスコットンに代表されるヨーロッパのメーカーは、優れた技術を駆使し、素晴らしいコットン生地を世に送り出しています。

コットンの種類【毛の太さ】

「細く長い毛」のコットンが高級素材としてもてはやされる一方で、「太く短い毛」をもつ短繊維種のコットンにも使い道があります。短繊維種のコットンはインドやパキスタンでよく収穫され、弾力性がよく安価で手に入ると好評です。用途としては、クッションや布団、雑貨などの中綿が一般的です。

コットンの種類【産地】

コットンは、アメリカやインド、中国、パキスタンなど、世界中で盛んに栽培されています。ただし、高級な長繊維種を栽培する地域はほんの一握りしかありません。

長繊維種で高品質な「世界3大コットン」として、アメリカのスーピマ綿・中国の新疆綿・エジプトのギザ綿が名をはせています。ほかにも、カリブ海諸島のシーアイランドコットン、オーストラリアコットンなどが高級コットンとして知られます。

ちなみに「オーガニックコットン」とは栽培方法を示すもので、産地を示すものではありません。

コットンを使った寝具の特徴

コットン製寝具

コットンを使った寝具は、お手入れが簡単で、日常的な使用に適しています。コットンを使った寝具の特徴を解説します。

肌ざわりの心地よさ

コットンの原料となる種子毛は、ワタの種子を守るため非常にふわふわしています。コットンは繊維の先端が尖っておらず、肌ざわりが抜群です。また、コットン生地は化学繊維やウールのように静電気も起きにくく、肌に貼りつきません。

このように、コットンは肌ざわりのよさが抜群で、赤ちゃんや皮膚トラブルを抱える人でも安心して使えます。肌に直接ふれる寝具には、コットンはうってつけの素材といえます。

季節によらず使用可能

安眠のためには、ほどよい温湿度が重要です。

コットンの繊維は中空構造になっており、断熱層となる空気を大量に含みます。そのため、コットン製寝具を使うと、夏場は外気の熱を遮断し、冬は体からの放熱を防ぐため季節によらず使用できます。

コットンの吸湿性にも着目しましょう。汗や湿気を吸水して外へ発散してくれるコットン製寝具は、梅雨や夏でもさらりとした感触をキープできます。梅雨や夏の夜でも、心地よい眠りに誘われることでしょう。

お手入れが簡単

かさばる布団やマットレスは、家庭では簡単に洗えません。かわりにベッドリネンやタオルケットを頻繁に洗濯し、衛生的な環境に整えましょう。

コットンの繊維にはねじれがあり、生地は耐久性に優れます。家庭の洗濯機に投入できるため、手洗いの手間がかかりません。また、コットン生地は、耐熱性も良好です。躊躇なく日光に当てたり、アイロンでシワを伸ばしたりできるため、簡単にお手入れできます。

コットン製寝具のお手入れのコツ

コットン製のベッドリネンやタオルケットをより快適に使うには、日々のお手入れが大切です。洗濯や天日干し、保管のコツを紹介します。

洗濯

「洗濯機マーク」がついていれば、洗濯機で洗えます。洗濯ネットに入れて普通の洗濯物と同じように洗ってもかまいません。なお、おしゃれ着用の洗剤を使ったり、脱水を短めにしたりすると、生地の負担を抑えられます。

洗濯機を使ってよいかわからない場合は、手洗いが無難です。擦らないように、洗剤を加えた水で押し洗いしましょう。すすいだあとに、軽く脱水をかけてから干してください。

乾燥

タンブラー乾燥が可能かどうかも、洗濯表示を見るとわかります。ただし、コットン製寝具は、基本的にタンブラー乾燥をするべきではありません。

乾燥機にかけるとコットンの中空構造がつぶれてしまい、断熱性や吸水・放湿性能が低下してしまいます。加えてタンブラー内で生地同士が擦りあわさると、手触りが悪くなりシワもよりがちです。脱水後に洗濯機から取り出し、天日干ししましょう。

天日干し

天日干し

濡れているときのシワは、乾燥後にも残ってしまいます。脱水後には、できるだけすみやかに干しましょう。

干す場所は、風通しの良い場所を選びます。中空構造のコットンは水分を多く蓄えがちで、注意しないと生乾きになってしまいます。嫌な臭いが残ったり、雑菌が繁殖したりすると健康にもよくありません。二本の物干し竿に生地を渡す、洗濯物の間隔を20cmほどキープするなどして、工夫して干しましょう。

保管

きれいに洗濯した寝具は、きちんとたたんで収納します。ベッドルームや寝室に収納すると、寝具の出し入れが簡単で、手際よく洗い替えできます。また、押し入れにしまう際は、湿気から寝具を守るために、すのこを敷いたり、衣装ケースにしまったりして管理しましょう。

コットン製寝具の選び方

コットン製寝具を選ぶ際は、素材やコットン生地の品質に注目しましょう。

素材(コットン100%か)をチェックする

コットンにこだわりたければ、コットン100%と表示された寝具を選びましょう。ベッドリネンやタオルケットには、コットン、ポリエステル、シルクなどさまざまな素材が使われています。そして、素材の種類が変わると生地の手ざわりも変わります。

なお、ガーゼやパイルのように、同じコットン製でも、織り方が変わると生地の手ざわりや機能性は大きく変わります。できれば触って選ぶと納得のいくものを購入できるでしょう。

コットン生地の品質で選ぶ

コットンの生地は、使われているコットンの種類や紡績の手法により品質がかわります。高品質な寝具を選ぶなら、コットンの種類だけではなく、メーカーにもこだわりましょう。

世界的に名高いメーカーは、原料となるコットンの種類にこだわっています。また、技術的なノウハウも駆使し、高品質なコットン生地を生産しています。

シェーンベルグが取り扱う高品質なコットン製寝具

シェーンベルグは、ヨーロッパ産の高品質な生地を使った寝具を多数販売しています。

ドイツのJanine社は、マコ・コットンを利用した繊細な生地を製造しています。使用するコットンは厳しい品質検査を通過したものに限定され、安全性も問題ありません。

イタリアのMartinelli Ginetto社は、中世から続く歴史ある生地メーカーです。軽くさわやかなイタリアンコットンに、美しい幾何学模様をあわせたデザインが光ります。

シェーンベルグのコットン製の寝具は、こちらからご覧ください。
シェーンベルグが取り扱うヨーロッパ産の高品質のコットン

健やかな眠りに、コットン製寝具を選びましょう

毎日使う寝具だからこそ、納得できるよいものを選びたいものです。コットンは肌ざわりが良く自宅でお手入れでき、寝具におすすめの素材です。コットンの種類や生地メーカーにより、肌ざわりや機能性は変わります。こだわって選びましょう。

高品質なコットン製寝具は値が張りますが、それなりの価値はあります。シェーンベルグは、ヨーロッパ産の高品質な生地を使った寝具を多数販売しています。高品質なコットン製寝具を、ぜひお試しください。

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