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腰痛のときは、ただ横たわっているだけでも大変です。少しでも腰の痛みを和らげられるよう、寝具を見直しましょう。ここでは、腰痛持ちの人におすすめの敷布団の特徴・素材などを紹介します。症状ごとに自分に合う敷布団を選び、睡眠の質を向上させましょう。
【6つのポイント】腰痛の人が使いたい敷布団
腰痛の人が敷布団を選ぶポイントを、6つ紹介します。
腰痛の人が使いたい敷布団1.硬さ
「腰痛持ちなら硬い敷布団が良い」という話を聞いたことはありませんか?腰痛の症状ごとに、選ぶべき敷布団の硬さは異なります。
硬い敷布団がおすすめの人
硬い敷布団がおすすめの人は、前屈みになったときに痛みを感じる人です。症状としては「椎間板ヘルニア」「筋・筋膜性腰痛」「椎間板症」などが挙げられます。
このような症状の人がやわらかい敷布団に寝てしまうと、体が沈みこんで前屈みに近い状態になってしまいます。硬い敷布団で姿勢をキープして眠りましょう。
やわらかい敷布団がおすすめの人
やわらかい敷布団がおすすめの人は、背中を反らせたときに痛みを感じる人です。症状としては「すべり症」「腰椎分離症」「脊柱管狭窄症」などが挙げられます。
また、比較的細身の人や、体の凹凸が目立ち気味な人にもやわらかい敷布団がおすすめです。やわらかい敷布団はフィット性が高いためです。硬い敷き蒲団では体と敷布団の間に隙間ができやすく、浮いた部分に負荷がかかってしまいます。
腰痛の人が使いたい敷布団2.高反発性
自重を押し戻す力が強い高反発性の敷布団は、腰をしっかりと支え、寝返りをサポートしてくれます。寝返りを打てないせいで腰痛が発生するケースは少なくありません。特に、寝起きに腰痛を感じる人は、高反発な敷布団を選びましょう。
硬さと高反発性の違い
反発とは、加えられた力を跳ね返す力です。高反発な素材は、力を加えられて変形しても、すぐに元に戻ります。
極端にいうと、「石」は硬い素材である一方、反発力がありません。ただ硬い敷布団を選んでも、痛みを感じたり、フィット感の悪さを感じたりする恐れがあります。
腰痛の人が使いたい敷布団3.耐久性
耐久性が悪い敷布団は、すぐにへたってしまいます。腰痛持ちであれば、体を受け止める素材の変化に敏感なはず。長く使える敷布団を選びましょう。
腰痛の人が使いたい敷布団4.体圧分散性
体圧分散性とは、自重による圧力を全身に分散させることです。腰の周辺など、体の盛り上がった部分には圧力がかかりがちです。圧力がかかったまま眠ると、部分的に血流が悪くなったり、痛みを感じて熟睡できなかったりする恐れがあります。
腰痛の人が使いたい敷布団5.保温力
冷えによる血行不良が原因で、腰痛に悩む人は少なくありません。また、冷えによりお腹を下すと、背中を丸めて不自然な体勢で眠りたくなる場合もあるでしょう。
敷布団は、冷え対策に重要な寝具です。床の方に熱が逃げないように、保温力の高い敷布団で体を守ってください。特に、ポリエステルの敷布団は、保温性が低く、通気性や吸湿性なども振るわないためおすすめできません。
腰痛の人が使いたい敷布団6.厚み
薄すぎる敷布団は、底付き感があるため痛みを感じます。畳はともかく、フローリングに敷く場合は痛みを感じる人が多いと考えられます。一方、厚すぎる敷布団では体が沈み込みすぎてしまい適切な姿勢を保てません。
なお、購入当初は快適に眠れていても、時間とともに布団はへたっていきます。お手入れを怠っていても、湿気で中材が潰れてぺたんこになりがちです。本来の厚みを取り戻すために、適時敷布団の見直しや、お手入れを実行しましょう。
ぺたんこの敷布団と痛みの関係については、以下の記事も参考にしてください。
ぺたんこの敷布団が痛い!布団の改善方法&痛みの対処法について
体圧分散性が良いだけの敷布団は腰痛持ちに危険!
上述したとおり、敷布団選びで体圧分散性は重視すべきです。しかし、体圧分散性の良さを唄った商品のなかには、低反発性でやわらかすぎる敷布団が混じっている恐れがあります。可能ならば、購入前に現物を触ってみることをおすすめします。低反発性の敷布団に体が沈み込むと、姿勢が悪くなってしまいます。特に、体格の良い人は自重で深く沈み込むため要注意。
また、中心部が薄くなっている布団も危険です。腰痛で腰をサポートしたいにも関わらず、中心部が薄くなっていては気持ち良く眠れません。
加齢で腰痛に悩む人の敷布団の選び方
加齢での腰痛に悩む人には、高反発性の敷き蒲団がおすすめです。歳と共に筋力や体の柔軟性は低下し、寝返りを打ちにくくなります。睡眠中の寝返り不足で腰痛が悪化している高齢者は少なくありません。また、同じ姿勢で寝続けると、床ずれも発生します。高反発性の敷布団で寝返りをサポートしましょう。
保温性の高い敷布団も、高齢者におすすめです。高齢者は体温調節機能が低下しています。電気毛布を敷いて寝る人もいますが、一晩中高温状態をキープすると、脱水状態に陥る恐れがあります。
なお、骨格が歪んでしまう腰部脊柱管狭窄症などを患っている場合は、敷布団を選ぶより病院で治療を受けたほうが良い場合もあります。併せて検討しましょう。
肥満で腰痛に悩む人の敷布団の選び方
肥満の人は、腰にかかる負担が大きくなるため腰痛に悩みがちです。体圧分散性に優れた硬めの敷布団や、耐久性に優れる敷布団がおすすめです。併せて、肥満を改善する生活習慣も試みましょう。
腰痛持ちにやさしい敷布団の素材
腰痛持ちにやさしい敷布団について、素材の一例を紹介します。
腰痛持ちにやさしい敷布団の素材1.馬毛
馬毛はサポート力が高く、腰痛を含む体の痛みが気になる人、ケガや病気で横になっている時間の多い人におすすめです。また、通気性・吸湿性・放湿性が良いためオールシーズン快適に使用できます。
シェーンベルグでは、オーストリアのムースブルガー社が精製した馬毛を使った敷布団・敷パッド・ベッドパッドを取り扱っています。ムースブルガー社では、世界で唯一、「高品質の長い馬毛」を使用。馬毛を専門的な技術でカールさせ、力強い弾力性を付与しています。
敷ふとんは、畳の上でもベッドの上でも使えます。ベッドをお使いの人には、敷パッドやベッドパッドがおすすめです。
腰痛持ちにやさしい敷布団の素材2.羊毛
羊毛の敷布団は吸湿性・放湿性、保温性に優れています。馬毛と比べると、羊毛の敷布団はややサポート力が低めです。羊毛の敷布団については、以下の記事も参考にしてください。
羊毛敷布団のメリットデメリットとは?魅力と購入時の注意点について
腰痛持ちにやさしい敷布団の素材3.キャメル
キャメルは羊毛と同じ程度の弾力性があり、吸湿・放湿性は羊毛よりもやや高めです。なお、価格は羊毛の敷布団よりも割高な傾向です。
腰痛持ちにやさしい敷布団の素材4.ウレタン
高反発ウレタン・低反発ウレタンというように、加工方法によりウレタンの反発力は幅広く調整できます。ウレタンには、蒸されやすい、独特のニオイが気になる、密度が低いものはへたりやすいなどの懸念があります。
腰痛の人は敷布団を吟味しましょう
腰痛の人は、症状に合わせて適した敷布団を選びましょう。硬さ・高反発性・耐久性・体圧分散性・保温力・厚みが、敷布団を選ぶポイントです。
シェーンベルグでは、腰痛持ちの人におすすめの敷寝具を取り扱っています。畳、ベッドを問わず、快適に眠れる寝具を見つけられる可能性があります。腰痛持ちの人は、ぜひ、シェーンベルグの敷寝具を検討しましょう。