カートに商品が入っていません
木綿やウレタン、ポリエステルなどの敷布団は、聞きなじみがある人も多いかと思います。しかし、ラクダ(キャメル)の毛の敷布団を使ったことがある人は、少ないのではないでしょうか。
ここでは、ラクダの敷布団がおすすめの人や使用するメリット、注意点などを解説します。お手入れのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ラクダ(キャメル)の敷布団がおすすめの人は?
ラクダ(キャメル)の敷布団は、敷寝具が硬くて寝心地が悪い人や、汗っかきで蒸れやすいと感じる人におすすめです。
敷寝具が硬すぎて困っている人
使っているマットレスや敷布団が硬くて困っている人には、ラクダの敷布団がおすすめです。ラクダの敷布団は適度な弾力感があります。硬い寝具の上に重ねて、硬さを調整しましょう。
腰痛に悩んでいる人には、意図的に硬い寝具を使っている人も多いのではないでしょうか。硬い寝具は体が寝具に沈み込まず、きれいな姿勢をキープできます。また、寝返りをしやすい問い点でも、硬い寝具はおすすめです。
しかし、人によっては硬すぎる寝具が原因で、寝心地の悪さを感じているかもしれません。腰や肩など出っ張った部分に体重がかかると、痛みを感じたり、血管が圧迫されて血流が悪くなったりする恐れがあります。
汗で蒸れやすい人
汗で蒸れやすい人にもラクダの敷布団がおすすめです。詳しくはのちほど解説しますが、ラクダの毛は吸湿性・放湿性に優れた素材です。寝汗は重力に引っ張られて下の方に溜まっていきます。さっぱりした敷布団で、気持ちよく休みましょう。
ラクダの敷布団を使うメリット
ラクダの敷布団を使うメリットは、以下のとおりです。
蒸れにくい
ラクダの敷布団が蒸れにくい理由は、吸湿性と放湿性の両方が高いためです。ラクダの毛は多孔質繊維で、水分を繊維の間に蓄えられます。水分を蓄えたままではジメジメしたままですが、ラクダの毛は放湿性がよいため自然と湿気を飛ばすことが可能です。
吸湿性のみ高くても、木綿のような放湿性が低い素材を使っていると、敷布団が湿っぽくなってしまうでしょう。その点、ラクダの敷布団はお手入れの手間を抑えつつ快適な睡眠環境を得られます。
1年中使える
夏場は少々暑い、という意見もありますがラクダの敷布団は基本的に1年中使えます。ラクダが生息する地域は、寒暖差が厳しい地域です。寒暖差に負けずに過ごすラクダは、温度調整に長けた毛皮をまとう必要があったのです。1年使える寝具なら、季節ごとに交換する手間を省けるので便利ですね。
軽い
ラクダの敷布団は普通の敷布団よりも軽めです。シングルサイズの敷布団で、重さは約4~5kg前後。同じサイズの木綿やウレタンの敷布団と比較すると、軽めと言えるでしょう。女性や子どもでも持ち運びできるほど軽いため、お手入れの負担を感じずに済みます。
ラクダの敷布団の注意点
蒸れにくく軽いラクダの敷布団ですが、基本的に1枚での使用は辞めておいた方がよいでしょう。ラクダの敷布団の注意点を紹介します。
1枚で使えない
「敷布団」とは言うものの、ラクダの敷布団は薄いため1枚での使用はおすすめできません。ラクダの敷布団は、マットレスや敷布団の上に重ねる補助的な寝具として使うものです。特にフローリングで寝ている人は、ラクダの敷布団1枚では底付き感による痛みを感じるかもしれません。
値段が高い
ラクダの敷布団は、シングルサイズで6万~9万円程度が相場です。先に述べたように、ラクダの敷布団は薄手ですが、厚いものを選ぶほど値段が高くなる傾向が見られます。一般家庭でよく見られる木綿の敷布団と比べると、かなり高額と言えるでしょう。
臭いがする場合がある
ラクダの敷布団に限りませんが、獣毛には臭いがつきものです。ただし、丁寧に処理された敷布団であれば、ラクダ特有の臭いはほぼ気にならないと考えられます。
一方、安いもの(粗悪品)は、きちんと洗浄がなされていない可能性があります。臭いが落ちていない可能性が高いため避けましょう。
ダニに食べられやすい
これもラクダの敷布団に限りませんが、獣毛はタンパク質を多く含むためダニに注意する必要があります。食べ物やホコリで汚れた環境や、ジメジメした環境に放置したりすることは辞めましょう。
打ち直せる店舗が限られる
ラクダの敷布団は、打ち直せる店舗が限られます。長く使いたいなら打ち直しに対応してくれるメーカーで敷布団を購入するとよいでしょう。ちなみに、打ち直しをしない場合でも、ラクダの敷布団の寿命は10年程度と言われています。ラクダの毛は絡みにくく、敷布団としては耐久性が高めです。
羊毛(ウール)敷布団とラクダの敷布団の違いは?
羊毛(ウール)とラクダの毛はいずれも獣毛であり、ほどよい弾力感や保温性など基本的な特性は似ています。また、ラクダの敷布団と同じく、羊毛の敷布団も1枚ではサポート力に不安があるため、マットレスや別の敷布団と合わせて使用します。
ただし、耐久性や吸湿性は、羊毛よりもラクダの毛の方が優秀です。羊毛は繊維表面のキューティクルの凹凸が激しく、絡まってフェルト化しやすい傾向です。対して、ラクダの毛はキューティクルによる凹凸があまり見られず、あまりフェルト化しません。しかも、ラクダの毛の吸湿性は、なんと羊毛の約1.6倍。
このように、特性を見ると羊毛よりもラクダの毛の方がよいと考えられるでしょう。しかし、先に述べたように、ラクダの敷布団の値段は割高です。
多少割高でも耐久性と寝心地を重視したい、という人には、ラクダの敷布団がおすすめです。手頃に寝心地を改善したいという人は、羊毛の敷布団でも十分でしょう。
ラクダの敷布団のお手入れ
放湿性が高く軽いラクダの敷布団は、お手入れに手間がかかりません。素材の都合上、自宅での洗濯は避けましょう。
干し方
ラクダの敷布団は放湿性に優れるため、干す頻度は控えめでも湿気を取りのぞけます。朝はすぐに収納せずしばらく掛布団をめくって放置しましょう。天気がよければ干す、という程度で普段のお手入れは十分です。
ドライクリーニング
ドライクリーニングとは、有機溶剤を使った洗濯方法です。皮脂など油性の汚れはドライクリーニングで対応できます。しかし、水性の汚れはドライクリーニングでは落ちません。
水洗い
水洗いしたいときは、ラクダの敷布団を水洗いできるクリーニング店や、敷布団を購入した店舗への相談をおすすめします。頻繁に水洗いをすると敷布団が傷んでしまいます。4~5年に1回を目安に、ラクダの敷布団を水洗いしましょう。
なお、自宅やコインランドリーでの水洗いはおすめできません。ラクダの毛に限りませんが、獣毛は水に濡れるとキューティクルが開いて絡み合って縮んでしまいます。縮んで硬くなった敷布団では、寝心地が悪くなってしまいます。
1枚で眠るならシェーンベルグの馬毛敷ふとんがおすすめ
ラクダの敷布団は吸湿性・放湿性のよさと適度な弾力感が魅力。軽くて扱いやすく、保温性も良好です。しかし、1枚で使えないことにどうしても抵抗がある人もいるでしょう。
敷布団1枚で眠るなら、サポート力に優れるシェーンベルグの馬毛敷ふとんがおすすめです。馬毛敷ふとんは、フローリングや畳、ベッドの上など場所を選ばず使えます。吸湿性・放湿性もよく、耐久性も抜群。
シェーンベルグは打ち直しに対応しています。数年おきに無料で打ち直しをいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
ラクダの敷布団は補助的な使用におすすめ
寝具が硬くて寝心地が悪い人、寝汗をかきがちな人には、ラクダの敷布団がおすすめです。ラクダの敷布団は、軽い上に、吸湿性や放湿性、保温性に優れています。安価なラクダの敷布団は粗悪品の可能性があるので、相場感を意識して選びましょう。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、1枚で気持ちよく眠れます。耐久性も良好で適切に使えば生涯使うことも可能です。敷布団の購入をお考えの人は、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。
おすすめ商品
馬毛敷ふとん
150年以上の歴史を持つオーストリアのmoosburger(モースブルガー)社の馬毛敷ふとんです。
弾力性・吸湿性・発散性・耐久性に優れた馬の尻毛を使用し、こだわりの製法で一枚ずつ手作りされています。硬いながらも優しく包み込むような独特のフィット感が特長。
肉体労働やオフィスワークで体の痛みが気になる方はもちろん、ケガや病気で寝たきりの方にもおすすめできます。ベッドだけでなく、畳やフローリングの上でも使用可能です。
馬毛敷ふとん(ソフトタイプ)
150年以上の歴史を持つオーストリアのmoosburger(モースブルガー)社のロースハー(馬毛)を使用した薄敷パッドです。
馬毛は吸湿性・通気性・弾力性・発散性・耐久性などあらゆる特長を兼ね備えており、ヨーロッパでは高級寝具の中材として古くから使用されてきました。
体をしっかり支えてくれるので、寝返りの回数が気になる方や腰痛の方には特におすすめできます。定期的なメンテナンスにより、半永久的にお使いいただくことが可能です。
馬毛薄敷パッド
150年以上の歴史を持つオーストリアのmoosburger(モースブルガー)社のロースハー(馬毛)を使用した薄敷パッドです。
馬毛は吸湿性・通気性・弾力性・発散性・耐久性などあらゆる特長を兼ね備えており、ヨーロッパでは高級寝具の中材として古くから使用されてきました。
体をしっかり支えてくれるので、寝返りの回数が気になる方や腰痛の方には特におすすめできます。定期的なメンテナンスにより、半永久的にお使いいただくことが可能です。