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布団を敷きっぱなしの状態で生活していると、寝床に湿気や汚れが溜まり、どんどん寝心地の悪い状態になっていきます。しかし、面倒で布団を敷きっぱなしの方はともかく、やむを得ない理由で、布団の上げ下ろしが困難な方もいるのではないでしょうか。
ここでは、万年床になってしまう理由や、万年床の状態を少しでも緩和する対策を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
布団を敷きっぱなしの万年床とは?
万年床とは、床にずっと布団を敷いた状態のことです。放置された万年床には湿気や髪の毛、皮脂汚れ、そのほか細かなゴミやホコリなどがたくさん溜まっています。万年床を作り上げた当の本人は気にしていないかもしれませんが、端から見ると、眠れるものではない状態のものもあるかもしれません。
万年床の状態を続けるとどうなる?
万年床の状態を続けると、以下のような問題につながります。
- 健康に支障がでる
- 布団が傷みやすくなる
- 床にカビが生える
先に述べたように、質のよい睡眠が取れなければ健康に支障が出ます。湿気の溜まった布団で寝ると、温湿度の調整がうまくできず、ゴミやダニなどによるアレルギーも懸念されます。布団が傷みやすくなることも、万年床のデメリットといえます。「睡眠と健康の関係」について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
フローリングで寝ている方は、特に、床のカビにご注意ください。布団とフローリングの間に溜まった湿気が原因で床にカビが生えてしまうと、高額な費用を払ってフローリングを張り替えなければなりません。修理の手間とコストを思うと、布団の上げ下ろしよりも億劫な気持ちになるのではないでしょうか。
万年床になってしまう理由
人それぞれですが、万年床になってしまう理由を以下に示しました。
- 布団の上げ下ろしが面倒
- 帰ってすぐに寝るような生活をしており、布団を出しっぱなしにした方が楽に感じる
- 布団が出してあっても、気にならないし、誰からも指摘されない
- 部屋に布団をしまう収納がない
- 腰痛など体の調子が原因で、布団のような重いものは運べない
面倒くさい、上げる必要性を感じないという理由により、万年床になっている方がいます。そのような方は、上述した万年床のデメリットを考えていくと、布団を上げ下ろしした方がいいなという気持ちになるかもしれませんね。
布団の上げ下ろしが難しい方もいる
部屋に収納がない、腰痛持ちである、などの理由により布団の上げ下ろしが難しい方もいます。このような方は、布団の使い方を見直した方が快適に過ごせるでしょう。以下では、やむを得ない理由で万年床になってしまいがちな方に向けて、寝心地のよい環境を作るコツを紹介していきます。
【布団の上げ下ろしが困難な方向け】万年床にしないコツ2選
布団の上げ下ろしが困難な方に向けて、以下の対策を紹介します。なお、上げ下ろしはせずとも、気持ちよく眠るには、布団のお手入れが必要です。お手入れのポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
すのこマットを敷く
すのこマットを使うと、敷布団と床の間に隙間ができるため、湿気を逃すことができます。
湿気対策ですのこマットを使うなら、湿気に強い素材を選ぶことがポイントです。桐や檜のすのこマットは、湿気に強い傾向が見られます。一方、パイン材は湿気に弱いためおすすめできません。
すのこベッドについては、こちらの記事もご覧ください。
すのこベッドに敷布団を敷くと痛い!痛みを和らげる方法や快適に眠るためのポイントを紹介
布団をお手入れするポイントは、折りたたんで「布団干し」にできるすのこマットを選ぶことです。敷布団を置いたまますのこマットを折りたためば、重い敷布団でも部屋干しできます。比較的軽い掛布団は、椅子など近くのものにかけて干しておきましょう。
【おすすめ】布団からベッドに切り替える
ベッドであれば、布団を上げ下ろさずに済みます。マットレスの上に敷布団を重ねたり、マットレスの上に敷パッドやシーツなどを重ねたりと、人によって寝具の重ね方は変わってくるかもしれませんね。
敷布団を重ねるなら、通気性のよいものを選びましょう。敷布団の通気性が悪いと、マットレスと敷布団との間に湿気が溜まり、床に布団を敷いているときとそれほど状態が変わりません。ただし、お手入れの際に敷布団を持ち上げて干すとなると、腰痛持ちの方には少々大変かもしれませんね。
腰痛持ちの方には、マットレスの上に敷パッドやシーツなどを重ねることをおすすめします。敷パッドやシーツを洗えば、湿気や汚れを取り除けます。かぶせているものを洗っている間、マットレスには何もかぶせず湿気を飛ばしましょう。
【布団の上げ下ろしが面倒な方向け】万年床にしないコツ5選
ここからは、「万年床のデメリットはわかったものの、やはり布団の上げ下ろしは面倒」「朝は忙しいし、毎日布団の上げ下ろしをする自信はない」と考える方をターゲットにして解説していきます。
以下のような工夫を取り入れておくと、多少布団の上げ下ろしをしない日があっても、健康や布団への悪影響を抑えられますよ。
敷布団の下に除湿シートを敷く
除湿シートとは、湿気を取り除くシートのことです。特にフローリングは畳よりも湿気が溜まりやすいため、除湿シートが役立ちます。除湿シートを選ぶポイントは、吸湿力と除湿力のバランスや、脱臭効果や防カビ・防菌加工などの機能性です。
室内を除湿する
室内が湿っぽいと、敷布団内の湿気が空気中に放出されにくくなります。室内を除湿するには、エアコンや除湿機を使います。市販の除湿剤を置いてもよいでしょう。ほかにも、部屋干ししない、換気する、といった習慣も取り入れると室内の湿度を抑えられます。
布団クリーナー・乾燥機を使う
布団クリーナーや布団乾燥機を使うと、敷布団内の湿気やゴミ、ダニを取り除けます。布団クリーナーは布団専用の掃除機で、側生地やカバーなどを傷めずに汚れを吸い取ります。
通気性のよい敷布団・マットレスに変える
敷布団・マットレスを通気性のよいものに変えることも検討しましょう。たとえば天然素材の馬毛の敷布団は、通気性が良好です。高分子ファイバーやポリエステルなどの素材も、通気性がよい傾向が見られます。
せめて布団をたたむ
上げ下ろしをしなくても、せめて布団をたたんで部屋の隅に置いておけば、床の状態を確認できて部屋を広く使えます。部屋に収納がない人は、布団収納ラックを買ってもよいでしょう。布団の定位置が決まると、片付いた印象になって気分がいいですよ。
シェーンベルグの馬毛敷布団はベッドでも使える
万年床の対策で、「布団からベッドに切り替える」を紹介しました。シェーンベルグの馬毛敷ふとんは通気性・放湿性がよく、ベッドに敷いた状態で使っても湿気の蓄積を防げます。
馬毛は寝心地も抜群です。デリケートな馬毛を扱う卓越した技術は、シェーンベルグならではの強みです。伝統的な技法でカールを施された馬毛は、理想の寝姿勢を保ちつつ寝返りをサポートします。
また、馬毛敷ふとんは耐久性にも自信があります。適度に布団を干せば、半永久的に使用可能です。それでも寝心地が変わってきたと感じたときは、メンテナンスをご相談ください。シェーンベルグでは、馬毛敷ふとんの打ち直しを承っております。「長持ちして生涯安心して眠れる敷布団がほしい」とお考えの方は、ぜひシェーンベルグの敷布団をご検討ください。
少しでも布団から湿気を取り除くよう工夫しましょう
万年床は、健康や布団、住宅にとってよくない状態です。毎日の上げ下ろしは難しくても、今回紹介した方法を参考に、少しでも布団から湿気を取り除く工夫を取り入れてみませんか。万年床から脱却する方法の1つが、ベッドで寝るという方法です。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、調湿機能に優れ、寝心地のよい敷布団です。床に敷いてもベッドのマットレスの上に敷いても使っていただけます。ぜひ、ご検討ください。