カートに商品が入っていません
「ベッドフレームは高額なので購入がためらわれる」「マットレスだけでも快適に眠れるのではないか?」などと考えて、マットレスの直置きを検討する人もいるでしょう。事情によっては、マットレスの直置きにより得られるメリットも確かにあります。しかし、長い目で見ると、ベッドフレームの使用をおすすめします。
ここでは、基本的にベッドフレームを使った方がよいという前提のもと、マットレスを直置きするメリットやデメリットを解説します。ぜひ参考にしてください。
マットレスと敷布団は通気性が異なる
敷布団なら、床に直置きが当たり前です。それでは、なぜマットレスの直置きはおすすめできないのでしょうか。
敷布団とマットレスの大きな違いは、通気性です。人は寝ている間にたっぷりと汗をかき、汗は寝具に溜まっていきます。体温であたたまった寝具と冷たい床が触れると結露が発生し、カビが生えたり、カビを餌にするダニが寄ってきたりする恐れもあります。
直置きしやすいマットレスとは?
基本的にマットレスの直置きはおすすめできませんが、直置き可能なものもあります。どうしてもという場合は、直置きを想定した商品を使ってみましょう。直置きしやすいマットレスの特徴は以下のとおりです。
- 3つ折りにして敷布団のように上げ下ろしできる
- 高分子ファイバーやウレタンフォームのように通気性がよい
- 厚みが10cm以上ある
3つ折りにできると、マットレスが置きっぱなしになるリスクを減らせます。都度片付ければ床に湿気が溜まらず、3つ折りした状態で立てておくとマットレス内の湿気を飛ばせます。
コイルタイプのマットレスは複数の層が重なり通気性がよくありません。特に、コイル同士が袋でしきられているポケットコイルのマットレスは、通気性の観点から直置きをおすすめできません。高分子ファイバーやウレタンなど、通気性のよい素材が使われたマットレスを選びましょう。
また、直置きで寝るなら、底付き感や底冷えにも注意しましょう。厚みが10cm以上あるマットレスを選びましょう。
マットレスを直置きするメリット
マットレスの直置きがおすすめの人もいます。以下で解説する状態が思いあたるようであれば、マットレスの直置きを検討してもよいでしょう。
マットレスに費用をかけられる
ベッドフレームは高額です。安いものでは1万円前後、高いものでは10万円を超えるものも見られます。ベッドフレームにかけるお金を節約すると、その分マットレスにお金をかけられます。
引っ越しの負担が減る
ベッドフレームはサイズが大きく、分解しない限り引っ越しの搬出・搬入が大変です。分解するとしても、忙しい引っ越しの手間が増えると思うと億劫になるでしょう。
ベッドから落ちたときにケガのリスクが減る
ベッドフレームがあれば、その分、床から高い位置に寝ることにます。小さな子どもや赤ちゃんと一緒に眠っている人は、ベッドから落ちてケガをするリスクが心配かもしれません。ベッドに設置できる落下防止用の柵がありますが、柵の隙間などに体が挟まるケースも報告されています。
部屋が広く見える
マットレスのみなら、ベッドの高さを抑えられるため部屋を広く感じられます。ソファーや床に座って生活する人、部屋に高い家具がない人の場合は特に、周囲の家具とベッドの高さを合わせられるので落ち着いて過ごせるでしょう。
マットレスを直置きするデメリット
マットレスを直置きするデメリットを解説します。長期間ベッドフレームなしで寝ていると、健康に悪影響が出る恐れがあります。
湿気でカビが発生しやすい
前述のように、マットレスを直置きすると、寝汗による水分で寝具が湿っぽくなりカビが発生しやすくなります。直接触れなくても、カビは胞子をまき散らして健康に影響をもたらします。マットレスの外側からは見えなくても、内部にカビが発生している場合もあるため油断なりません。
また、カビが生える対象は、ベッドと床両方です。賃貸で暮らしている人は、床にカビが生えると管理会社やオーナーに迷惑をかける恐れがあるので気をつけてください。
ホコリ(ハウスダスト)に困りやすい
ベッドフレームがない分、寝ている場所が床に近づきます。こまめに床掃除をしていなければ、不衛生な環境で寝ることになるでしょう。シーツやカバーを清潔にすればある程度衛生的ですが、付近を歩いたり冷暖房の風が拭いたりすると、ホコリが舞い上がり寝具に付着します。
マットレスが劣化しやすい
コイルタイプのマットレスの寿命はおよそ5~10年です。しかし、湿気によりコイルが劣化すると本来の反発力を発揮できません。耐久性の点でも、マットレスの直置きはおすすめできません。
冷えやすい
床から近い場所で寝ると、体が冷えやすくなります。冷たい空気は床近辺に溜まるので、特に冬場は寝つきにくいかもしれません。眠っていても、体が冷えていれば筋肉が収縮して血流が悪くなり、起きたときに凝りや痛み、疲労感が残るでしょう。
インテリア的に違和感を与えやすい
マットレスと周囲の家具の高さが合わずに、違和感を覚える場合があります。また、敷布団を敷きっぱなしの部屋と同じく、マットレスの直置きをしている状態も片付いていないように見える場合がありなす。あえてマットレスを直置きにしていると分かるように、インテリアに気をつける必要があります。
ベッドフレームなしでマットレスを使う対策
こまめにお手入れすれば、ベッドフレームなしでもマットレスを使える可能性があります。
湿気と結露対策
以下の方法で湿気と結露対策をしましょう。
- マットレスを陰干しする
- 扇風機やエアコンなどで空気を循環させる
- 換気を心がける
- 除湿器を使用する
- 室内干ししない
- フローリングとマットレスの間にアルミシートやコルクマットを敷く
- 除湿パッドを敷く
- ベッドパッドを使う
- すのこの上にマットレスを置く
ホコリ対策
部屋の掃除をして、カバーやシーツもこまめに取り替えて洗濯します。布団専用の掃除機も活用しましょう。大きなホコリは目に入りますが、カビの胞子やダニは基本的に見えません。汚いと感じなくても定期的に掃除しましょう。
マットレスの劣化対策
いつも同じ部分に体重がかかると、マットレスが劣化しやすくなります。上下・裏表を3か月程度で入れ替えて使いましょう。
インテリ対策
おしゃれに見えるように、小物類を置いたり、シーツやカバーを整えたりしてみましょう。周囲の家具や壁とカラーを合わせると、マットレスだけが浮かずに済みます。
あまり物を置きすぎず、清潔感を意識することをおすすめします。
シェーンベルグの馬毛敷ふとん
「マットレスを直置きするメリット」で語ったような内容は、敷布団を利用するメリットと共通します。これからマットレスを購入使用としている場合は、敷布団の購入を検討してはいかがでしょうか。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、天然素材の馬毛を使っており通気性が良好です。職人が丁寧に加工した馬毛がしっかり体を支えるのでフローリング、畳問わず快適に眠れます。定期的に打ち直しすると、半永久的に使えます。シェーンベルグでは無料で打ち直しに対応しますので、お気軽にご相談ください。
マットレスを直置きするなら敷布団を検討してみては?
マットレスを直置きすると通気性が懸念されます。寝具に湿気が溜まるとカビが発生したり、ダニが繁殖したりする恐れがあります。直置きのメリットもありますが、基本的にはマットレスの直置きはおすすめできません。一方、敷布団なら通気性がよく、直置きに向いています。サポート力の高い敷布団なら寝心地もよく、質のよい睡眠を取れるでしょう。
敷布団をお求めの際は、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討してみてください。