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羽毛は、繊細な素材です。しかし、羽毛布団のお手入れは簡単です。日頃は適度な乾燥を心がけると快適に使えます。汚れたとき、収納する前などにはクリーニングに出しましょう。
ここでは、羽毛布団のお手入れについて、日常的な方法からクリーニングに出す方法、寿命がきたときにメンテナンスを依頼するタイミングなどを紹介します。正しいお手入れにより、羽毛布団を長持ちさせましょう。
羽毛布団のお手入れは難しくない
高級寝具の羽毛布団。お手入れが大変ではないかと、購入を躊躇する人もいるはずです。しかし、羽毛布団はお手入れが非常に簡単です。そもそも羽毛布団は、頻繁に洗濯せずとも機能を保てます。定期的に羽毛布団を乾燥させて、快適に使いましょう。
カバーをかけて使っていれば、羽毛布団本体はあまり汚れません。突発的に汚れたときにのみ応急処置をし、汚れがひどい場合はクリーニングに出しましょう。
乾燥させる
羽毛は、睡眠中に溜め込んだ湿気を日中に放出します。あまり神経質にならずとも、寝室が乾燥していればある程度湿気は取り除けます。週に1回程度は風通しのよい場所で陰干しをしましょう。
羽毛布団は直射日光が当たらない場所に干してください。月1~2回、1回あたり1~2時間程度なら問題ないですが、長時間日光に当てると側生地や羽毛が傷みます。また、布団たたきも羽毛にダメージを与えます。
布団を干したあとは、掃除機を両面にかけましょう。外気には、細かいゴミや花粉が混じっているためです。強く掃除機を押し当てたり、吸引力が強すぎたりしないようにやさしく羽毛布団を取り扱ってください。
カバーをかける
羽毛布団には必ずカバーをかけて使いましょう。カバーは汚れから羽毛布団を守るだけでなく、側生地が擦れないように守ります。多くの羽毛布団は側生地の破れにより寿命を迎えるため、カバーの装着は重要です。
カバーの素材には、天然素材が向いています。コットンやリネンは、羽毛布団の吸湿・放湿性や保温性を損なわない上に、気兼ねなく洗えます。
カバーを選ぶ際は、着脱のしやすさにも注目しましょう。カバーの取り外しに手間取ると、洗う頻度が減りかねません。
汚してしまったときには応急処置をする
カバーを掛けて使っていれば、羽毛布団本体はそれほど汚れません。水がかかった程度なら、素早く拭き取って乾燥させましょう。ただし、飲食物などが付着した場合は、軽く汚れを拭き取って、すぐにクリーニングに出すべきです。汚れが残っていると不潔な上に、ダニが繁殖しやすくなります。
適度にクリーニングに出す
羽毛布団のサイズが大きいほどクリーニング代は高くなります。また、持ち込みと宅配では、宅配の方が割高になります。クリーニング業者によっても価格は前後しますが、羽毛布団を持ち込んだときのクリーニグ料金は、6,000~8,000円ほどが相場です。
汚れたとき以外にも、定期的に羽毛布団をクリーニングに出しましょう。異臭がする、あたたかく感じなくなった、ふんわりしていない、季節の変わり目で収納したいときなどは、洗濯のタイミングです。
※金額について参考にしたサイト
http://www.hakuyosha.co.jp/cleaning/price/table02/#price03
https://www.usachan.co.jp/cleaning-price/price5/
羽毛布団をクリーニングに出すべき理由
羽毛布団の洗濯には、プロの技術が必要です。家庭で洗濯すると側生地にシミが発生する恐れがあります。また、羽毛は乾燥過程が難しく、中途半端に乾かすと羽毛が固まってしまいます。固まった羽毛では、空気を蓄えられず保温性が低下してしまいます。ふわふわした感触も損なわれるため、自宅では洗わないようにしましょう。
羽毛布団を適切に洗えるクリーニング業者の選び方
羽毛布団のクリーニングを依頼する際は、水洗いできる業者を選びましょう。羽毛布団に溜まっている汗の成分や皮脂汚れは、水溶性です。溶剤を使用するドライクリーニングでは、羽毛に必要な油分まで洗い流されてしまうため避けてください。
かさばる羽毛布団は持ち運びが大変です。何点もクリーニングを依頼するなら割引を受けられる可能性もあるため、宅配サービスも検討の余地があります。
ちなみに、吐瀉物やペットの毛などが付いていると、ほとんどの場合クリーニングを断られます。ひどい汚れが羽毛布団本体に付かないように、必ずカバーをかけて使用しましょう。
羽毛布団をクリーニングに出すメリットとデメリット
羽毛布団は頻繁にクリーニングに出してはいけません。クリーニングのメリットとデメリットを理解し、洗いすぎに注意してください。
メリット
羽毛布団を干せば湿気は飛んでいきます。しかし、人間の汗に含まれる塩分や皮脂までは除去できません。羽毛に付着した汚れは、保温力や弾力を低下させます。
また、羽毛布団の内部にダニが潜んでいる場合があるため注意しましょう。ダニがいるとアレルギーが起きたり、布団にカビが生えやすくなったりする懸念があります。
デメリット
羽毛は動物性繊維であるため、洗いすぎは禁物です。たとえば、髪の毛をイメージしてみてください。髪の毛を洗いすぎたり、海などで紫外線にさらされたりすると、乾燥して切れたりバサバサになったりするでしょう。羽毛は髪の毛よりも細いため、より摩擦や紫外線でダメージを受けます。
側生地も、摩擦や紫外線に弱い傾向です。特にシルクのようなデリケートな側生地は、丁寧に扱わないとすぐに傷んでしまいます。
羽毛布団のお手入れに消臭スプレーは不向き
そもそも消臭スプレーでは、ニオイの元はなくなりません。ニオイが和らいだように感じても、汚れは羽毛布団に付着したままです。根本的な問題解決のために、適時クリーニングを利用しましょう。また、消臭スプレーのシミが残る場合もあります。
羽毛布団をメンテナンス(リフォーム)すべきタイミング
羽毛布団のメンテナンスするタイミングは、素材の質や、使い方、使っている人によっても異なります。目安として、男性の場合は5~8年、女性は10年前後でメンテナンスを検討しましょう。
具体的なメンテナンスのタイミングは、以下のとおりです。
・クリーニングに出しても、羽毛布団の機能が回復しない
・側生地が傷んでいる
・側生地から羽毛がいくつも飛び出る
なお、小さな穴であれば側生地を自分で補修できます。詳しい側生地の補修方法は、のちほど詳しく解説します。
羽毛布団を長期保存する方法
羽毛布団を長期保存する際は、羽毛を潰さず、通気性を確保することがポイントです。羽毛を潰さないために、なるべく一番上に羽毛布団を置きましょう。
通気性を確保するためには、保管場所と収納袋の素材が重要です。押し入れにはスノコをひき、乾燥剤を設置します。クリーニング店でもらうようなビニールカバーは、通気性がよくありません。メッシュ状になった市販の布団袋に入れ直して、保存しましょう。
圧縮袋は収納スペースを削減できますが、羽毛が傷んでしまい、通気性もよくありません。羽毛布団の品質をキープするために、圧縮袋は極力避けてください。
羽毛布団の破れを修理する方法
手のひらサイズほどの破れならば、補修布を当ててカバーできます。補修布は、羽毛布団を購入したときに付属しています。市販されている補修布も使えます。
補修布は、アイロンプリントの要領で使います。穴の部分に補修布を当て、指定された温度で熱をかけましょう。なお、破れ部分を自己流で縫うと、状況が悪化する恐れがあります。ひどい破れの場合は、メンテナンスに回しましょう。
羽毛布団をメンテナンスする方法
シェーンベルグでは、羽毛布団のメンテナンスに対応しています。質の良い羽毛布団を購入し直すよりも、メンテナンスをして長く使用したほうが出費を抑えられる可能性があります。羽毛布団の購入からメンテナンスまで、シェーンベルグにご相談ください。
メンテナンスの内容は、羽毛の洗浄、側生地の交換、サイズ変更、キルトの変更などです。キルトとはキルティング加工であり、中綿の偏りを防ぐ働きがあります。
羽毛布団は乾燥させて。クリーニングはプロに任せましょう
大切に使うと羽毛布団は長持ちします。陰干しをして湿気を取り除き、カバーをかけて側生地を守りましょう。羽毛布団の洗濯は難易度が高いため、クリーニングに出してください。
シェーンベルグの羽毛布団は、丁寧に洗浄・選別された羽毛を使用しています。羽毛布団の購入や、メンテナンスの際は、お気軽にご相談ください。