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枕のサイズの種類はいくつ?自分に合ったサイズの選び方

by schoenberg01 on May 15, 2025

枕には様々なサイズや形状、素材があり、それぞれに特徴があります。自分の体格や寝方に合わない枕を使い続けると、首や肩こり、寝つきの悪さ、寝起きの不快感など、知らず知らずのうちに睡眠の質を下げている可能性があります。

この記事では、枕の5つの基本サイズやそれぞれの特徴、自分に合った枕サイズの選び方について詳しく解説します。さらに、枕の形状や素材による違いも紹介するので、ぜひ自分に合った枕選びにお役立てください。

枕のサイズは5種類に分かれる

枕のサイズは、主に5種類に分かれます。

  • 43×63cm
  • 35×55cm
  • 50×70cm
  • 29×40cm
  • 43×120cm

それぞれの特徴や主な用途について、以下で解説します。

枕の一般的なシングルサイズ「43×63cm」

日本の枕の標準規格とされる「43×63cm」のシングルサイズは、日本人の平均的な肩幅と同じ横幅に設計されており、敷布団にもぴったり合うサイズです。このサイズは国内メーカー各社から多様な種類が販売されており、枕カバーも豊富に揃っています。

身長や体格、好みに関わらず、男女問わず使いやすい汎用性の高さが特徴です。枕選びに迷った際は、シングルサイズを基準に考えると失敗が少なく、最適な寝心地を得やすいでしょう。

セミシングルサイズの「35×55cm」

セミシングルサイズ(35×55cm)は、標準的なシングル枕より一回り小さい枕サイズです。昔の日本では主流だったこのコンパクトなサイズは、現在では「小さめ」と表記されることもあります。

このサイズは特に子どもや体格の小さい女性に適しており、頭と首をしっかりサポートしながらも過剰な大きさを感じさせません。一方で、体格の大きい方や肩幅の広い方が使用すると、窮屈さを感じる可能性があります。

セミダブルサイズの「50×70cm」

セミダブルサイズ(50×70cm)は、標準的なシングル枕より一回り大きく設計された余裕のあるサイズです。ホテルなどの宿泊施設でもよく採用されているこのサイズは、「大きめ」と表記されることもあります。

最大の特徴は、70cmと余裕のある横幅です。寝返りを打っても頭が枕からずれ落ちにくく、枕に包み込まれるような心地よい感覚を得られます。

特に寝返りの多い方、横向き寝が好きな方、体格の大きい方にとって理想的な枕のサイズといえます。

子供向けの「29×40cm」

「29×40cm」のジュニアサイズは、子供の小さな頭と肩幅に合わせて設計された専用サイズです。市販のジュニア用枕カバーもこのサイズに合わせて製造されているため、カバーの交換や洗濯も簡単です。

横長ダブルサイズの「43×120cm」

「43×120cm」の横長ダブルサイズは、シングル枕の横幅をほぼ2倍にした特大サイズです。ロング枕や長枕とも呼ばれるこのタイプは、本来は2人で使うことを想定していますが、最近では一人で使う方も増えています。

特に寝返りが多い方や体格の良い方、ゆったりと眠りたい方に最適です。ただし、マットレスがセミダブル(120cm幅)以上でないと枕がはみ出してしまうため、購入前に寝具のサイズ確認が必要です。

4つの方法で選ぶ自分に合った枕サイズ

自分に合う枕のサイズを選ぶ際には、4つの方法から考えると良いでしょう。

  • 体格
  • 寝返りのしやすさ
  • 使用目的
  • マットレスのサイズ

上記のいずれかを軸として考えることで、適切な枕のサイズがわかります。以下で具体的な考え方について解説しますので、参考にしてください。

体格

適切な枕サイズは、使用者の体格によって大きく異なります。誤ったサイズを選ぶと、寝返り時に頭がずり落ちたり、窮屈さを感じたりして睡眠の質が低下する恐れがあります。

体格別の目安としては、小柄な方にはセミシングル、標準の方にはシングル、大柄な方にはセミダブルをおすすめします。同様に枕の高さも重要で、肩幅が広い男性や体格の大きい方には高めの枕、肩幅の狭い女性や小柄な方には低めの枕が適しています。

寝返りのしやすさ

私たちは誰でも睡眠中に無意識に寝返りを打っていますが、その頻度や大きさは人によって異なります。枕選びでは体格だけでなく、この寝返りの特性も重要な点です。

たとえ体格に合ったサイズの枕でも、寝返りが大きい場合は頭が枕からはみ出してしまうことがあります。これにより睡眠の途中で目が覚めたり、寝返りがしづらくなったりして、睡眠の質が低下してしまいます。

特に寝返りが多い方や寝相の悪い方は、標準サイズより一回り大きいセミダブルサイズ(50×70cm)を選ぶことで、夜中に頭がずれ落ちる心配なく、快適な睡眠を得られるでしょう。

使用目的

枕の基本サイズ(セミシングル・シングル・セミダブル)は一人で寝るためのものですが、枕をより多目的に活用したい場合は特殊サイズを検討してみましょう。

例えば、ベッドで読書やスマホ操作をする方には、背もたれやクッションとしても使える正方形タイプ(60×63cmや80×80cm)が便利です。子どもやパートナーと枕を共有したい場合は、ロングサイズ(43×100cm)が適しています。

また、抱き枕としての機能も欲しい方には、大きめの正方形サイズ。下半身用として、ロングサイズが全身用として適しています。

マットレスのサイズ

枕選びでは、マットレスとのサイズバランスも重要です。人は一晩に20〜30回もの寝返りを打つため、マットレスと枕のサイズのミスマッチは睡眠の質を下げる原因になります。

例えば大きな枕を選んでも、マットレスが体格に比べて小さいと十分な寝返りができません。逆に広いマットレスに小さな枕では、寝返り時に頭がずれ落ちやすくなります。

パートナーと同じベッドで寝る場合は、一つのダブルサイズの長枕か、二つの個別のシングル枕を選びましょう。就寝時間が異なる場合や寝相の悪い方がいる場合は、個別の枕の方が互いの睡眠を妨げず快適に過ごせます。

枕のサイズと合わせて知っておきたい形状の特徴

枕のサイズを選ぶのでれば、形状の特徴についても知っておきましょう。形状とサイズが自分に合えば、睡眠の質が高まります。

以下では、

  • 長方形型
  • 波型
  • くぼみ型

の特徴を解説しますので、枕選びの参考にしてください。

標準的な長方形型

枕の形状として最も一般的なのが長方形型(標準タイプ)です。全体が平面的な構造のため、睡眠中の寝返りがスムーズで、動きの多い方に特に適しています。

基本形状の最大の魅力は、あらゆる選択肢の豊富さです。サイズバリエーションが広く、詰め物の素材も羽毛、そばがら、パイプ、低反発など多様で、好みや体格に合わせて選びやすいのです。

また、枕カバーも最も種類が多く入手しやすいのもメリットです。ただし、中身が単一素材の場合は、長期使用で詰め物が偏りやすいというデメリットもあります。

首元を支える波型

横から見ると波形のようなカーブを描く波型枕は、盛り上がった部分が首のカーブを支える設計です。これにより首と頭部が自然な角度で支えられ、安定した寝姿勢を維持できます。

多くの波型枕は低反発ウレタンなどの柔らかい素材で作られており、首や肩の形状に優しくフィットします。特に首や肩のコリに悩む方や、ストレートネックの方に人気です。

ただし、首元を固定する設計が強いモデルもあるため、寝返りの多い方には窮屈に感じることもあります。

頭が中心に収まるくぼみ型

くぼみ型枕は中央部分が低く両側が高くなっている独特の形状が特徴です。この構造により、頭が自然と中央部分に収まるため、どの寝姿勢でも安定感が得られます。特に仰向けと横向きを交互に繰り返す方に最適です。

この枕タイプの多くは、複数の素材を組み合わせて作られており、中には高さ調整が可能なモデルもあります。これにより個人の体型や好みに合わせたカスタマイズが可能です。

ただし、理想的な使用感を得るためには、寝具専門店などで自分の体型や寝姿勢に合ったものを選ぶ必要があります。

枕にとことんこだわりたい方は素材も確認

より寝心地の良い枕を探しているのであれば、枕の素材についても確認しておきましょう。枕の素材次第で、寝心地は異なります。

以下では、7つの素材について解説します。

羽毛

羽毛枕は天然素材を使用した枕の代表格で、ガチョウやアヒルの水鳥の羽を詰めています。最大の特徴は、ふんわりとした柔らかな触感と優れた弾力性にあり、頭部を優しく包み込むような心地よさです。

また、吸放湿性に優れているため、寝汗をかいてもサラサラとした肌触りを保ち、オールシーズン快適に使用できます。さらに高品質な羽毛枕は、アレルギー反応を起こしにくいよう特殊処理が施されています。

ただし、価格が他素材より高めで、定期的な日光干しやクリーニングなどのメンテナンスが必要です。

ポリエステルわた

ポリエステルわた枕は人工繊維を詰めた枕で、最大の特徴は丸洗いできる手軽さにあります。衛生面を気にする方でも清潔に保ちやすく、軽量で吸湿性・通気性に優れているため乾燥も早いのが魅力です。

また比較的リーズナブルな価格帯で提供されているため、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。

ただし、使用するにつれて徐々にへたりやすく、1〜2年程度で弾力性が失われる傾向があります。

パイプ

パイプ枕は細かく切ったストロー状の合成樹脂を詰めた枕で、優れた通気性が最大の特徴です。蒸れにくく熱がこもりにくいため、暑がりの方や汗をかきやすい方に適しています。

丸洗いが可能で乾燥も早いため、清潔に保ちやすいのも大きな魅力です。また、中のパイプ量を調整することで高さや硬さを自分好みに変えられる点も特徴の一つ。

ただし、寝返り時にガサガサと音がすることや、時間の経過で詰め物が偏りやすい点がデメリットです。

ウレタン

ウレタン素材の枕は、低反発と高反発の2種類に分かれており、それぞれ異なる寝心地があります。

低反発タイプは体温や体圧に反応してゆっくりと沈み込み、頭と首を優しく包み込むような柔らかな感触が特徴です。一方、高反発タイプはほどよい硬さと弾力性を持ち、沈み込みが少ないため寝返りがスムーズです。

寝具店では両タイプを試すことができるので、自分の好みや睡眠スタイルに合った方を選びましょう。

ビーズ

微細な粒状の発泡スチロールやプラスチックを詰めたビーズ枕の最大の特徴は、優れた流動性です。頭や首の形状、体重、寝姿勢に合わせて自然に形を変え、体にぴったりとフィットする心地よさがあります。

固定された形状の枕と異なり、使用者の動きに合わせて常に最適な形に調整されるため、頭や首への圧力が分散され、安定した寝心地を感じられます。特に仰向けと横向きを交互に繰り返す方に適しています。

ただし、長期間使用すると中のビーズが徐々に減少・変形し、サポート力が低下する点には注意が必要です。

そばがら

そばがら枕はそばの実の殻を詰めた日本古来の伝統的な方法で、優れた通気性と吸放湿性が最大の特徴です。この特性により汗をかきやすい夏場や湿気の多い梅雨時期に特に快適さを発揮し、さらっとした使用感があります。

そばがらは自然な硬さがあり、頭を程よく支えてくれますが、長期間使用するとつぶれやすく高さが徐々に低くなる傾向があります。また、独特のサラサラとした音が心地よいと感じる方もいれば、気になる方もいます。

天然素材ならではの涼しさと適度な硬さを求める方に適した素材といえるでしょう。

馬毛(ロースハー)

馬毛(ロースハー)は高級ソファやマットレスにも使われる希少素材で、枕材料としても優れた特性を持ちます。耐久性が最大の魅力で、適切なメンテナンスを行えば100年以上使用できる「一生モノ」の枕素材といえます。

しなやかな弾力性と優れた通気性を兼ね備え、頭や首をしっかり支えながらも蒸れにくく、快適な睡眠環境を作り出します。

高級素材ながら長期的な視点では経済的な選択肢であり、最高の寝心地を追求する方に最適な枕素材です。

おすすめ商品

馬毛枕 Lタイプ(専用ピロケース付)

馬毛枕 Lタイプ(専用ピロケース付)

シェーンベルグの馬毛枕は、弾力性に優れた馬の尻尾の毛を使用しており、頭から首にかけてしっかり支えつつも圧迫感を感じさせず、快適な睡眠が得られます。

また、馬毛の性質上、ダニなどの虫にも強く衛生面・耐久面にも優れており、メンテナンスも出来ますので長くご利用いただくことができます。

Lタイプは、首や頭部を包み込むサイズになっており、寝返りや横向き寝をしてもしっかりと頭や肩を支えてくれます。女性・やせ型の男性に特におすすめのタイプとなっています。

サイズや素材にこだわって睡眠の質を向上させましょう

正しい枕選びは、単なる快適さを超えて、首や肩こりの軽減、深い睡眠の実現、朝の目覚めの改善など、健康面でも大きなメリットをもたらします。良質な睡眠は日中のパフォーマンスや気分にも直結するため、枕への投資は自分自身への大切な投資といえます。

ぜひこの記事を参考に、自分の体型や睡眠スタイルに合った理想の枕を見つけてください。毎晩の睡眠が変わり、毎朝の目覚めが楽しみになるかもしれません。

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