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美しい装いだけじゃない!
魅力たっぷりのシルク(絹)とともに快適な睡眠を
シルク(絹)とは?古代から愛されるシルクの歴史
シルク(絹)とは、蚕の繭から採れる天然繊維です。羊毛・麻・木綿と並ぶ4大天然繊維のうちのひとつとされています。麻・木綿は植物繊維ですが、シルク(絹)は羊毛と同じ動物繊維に分類されます。
シルク(絹〕は20種類程度のアミノ酸が結合してできた繊維です。タンパク質が多く含まれているため、肌触りがよく独特の心地よさがあります。また、天然素材のなかでは唯一のフィラメント繊維です。フィラメント繊維とは、連続した長さを持つ糸のことで、長繊維糸とも呼ばれます。フィラメント繊維ならではの上品な光沢もシルク(絹)ならではの美しさです。
その優雅な美しさと優れた肌ざわりにより、古くから上流階級を中心にフォーマル衣料に利用されてきました。シルクの始まりは、5000〜6000年前の中国と言われています。4000年以上前の銭山漾遺跡からは平織の古代絹が出てきており、古代より愛されてきたことがわかるでしょう。
もともとは中国の貴族の独占物として国外への輸出は禁止されていたようです。しかし、紀元前4〜3世紀には、中近東からヨーロッパを結ぶ東西交易路によって交易が始まります。このとき活発に取引されていたのが絹織物です。この東西交易路こそがシルクロードと呼ばれる道なのです。その後、世界各地で絹産業が発達し、今に至ります。
日本ではシルクロードができる遥か前から使われていたことが分かっています。魏志倭人伝には、邪馬台国の卑弥呼が中国より多くの絹織物画贈呈されていたことが記されています。さらに渡来人によって中国の蚕種・養蚕・製糸・染織の技術が持ち込まれ、日本各地でも広まりました。だれもが知っている当時最大級と言われた富岡製糸場もシルク(絹)の糸を作る工場です。朝鮮半島から日本にシルク(絹)が伝わったルートを東のシルクロードと呼びます。
このように、シルク(絹)は古来より高級品として重宝され、人々に愛されてきました。今でも変わらず、人々の生活を豊かにしてくれる繊維素材です。シェーンベルグでは、自宅で洗える機能性の高いシルク(絹)を取り扱っております。
シルク(絹)が持つ機能や特徴
シルク(絹)は、蚕の繭からしか作り出せない独特の機能や特徴を持っています。シイルク(絹)にしかない素材の特徴を確認しましょう。
独特の滑らかさと肌触り
シルク(絹)はアラニン・グリシン・チロシンなどの人の肌の成分に似たアミノ酸が結合したタンパク質繊維のため、人の皮膚によく馴染む滑らかさと肌触りを持っています。
蚕から採れる糸の外側を覆う「セリシン」と呼ばれるタンパク質は、肌の潤いを保つ効果があるとも言われており、クリームや美容液にも活用されるほどです。人の肌との相性が良く、心地よい質感を楽しめます。
天然の持つ光沢性
シルク(絹)には、ほかの繊維では出すことのできない自然な光沢性を持っています。光沢の秘密は、糸の構造にあります。シイル(絹)の繊維を拡大すると三角形の形をしており、プリズムのように光を乱反射して輝いて見えるのです。
そのため、奥行きのあるツヤ感を醸し出し、高級感を感じさせます。ほかの天然繊維でも化学合成繊維でも出せないシルク(絹)独特の繊維構造によるもので、再現することはできません。
吸湿性・通気性・放湿性が高い
シルク(絹)は、吸湿性・通気性・放湿性に優れており高い機能を備えています。なぜなら、シルク(絹)は本来蚕を守るための繊維だからです。人にとっても嬉しい機能が備わっています。
特に、シルク(絹)の吸水性は綿の1.5倍程度と言われており、肌着・下着に最適です。また、熱伝導率が低いので冬は暖かく、じとっとした日本の夏の夜でもシルク(絹)のパジャマであれば、快適に眠れます。
静電気が起きにくい
シルク(絹)は、生地の摩擦による静電気が起きにくい性質を持っています。なぜなら、シルク(絹)にい含まれるアミノ酸が星痛に優れているためです。
そのため、ホコリがつきにくく、清潔な状態を保ちやすいです。ナイトキャップや枕カバーにシルク(絹)を使うことで、髪の毛の摩擦による静電気が軽減されるため、美しい髪の毛を保つことができます。
UVから守ってくれる
繭のなかにいる蚕が紫外線を浴びさせないよう、シルク(絹)はUVカット機能を備えています。UV-B波(UVB)とUV-C波(UVC)がシルク(絹)吸収されるため、夏場に洋服やストールで身に着けると肌を守れます。
なんと、UVカット率は約90%と言われています。ただし、UVを反射するのではなく、繊維が吸収するため、黄色く変色しやすいです。
シルク糸のさまざまな種類
一般的にシルクというと生糸を連想しますが、実は生糸以外にも様々な種類のシルク糸があります。それぞれの特徴や用途を確認していきましょう。
生糸
生糸とは、繭を熱湯や弱アルカリ液で処理をしてから糸を引き出し、何本かを合わせて1本の糸に紡いだものです。通常、シルク(絹)といえば生糸のことを指します。
生糸は繭本来の持つフィブロインと周りを覆うセリシンから出来ており、セリシンが接着の役割を担っています。天然素材のなかでは唯一のフィラメント繊維で幅広い用途で使われており、洋服やストール、肌着、シーツなどに最適です。
玉糸
通常、一頭の蚕は1個の繭を作りますが、まれに二頭以上で1個の繭を作る場合があります。これを玉繭と呼びます。この玉繭から紡いだ糸が玉糸です。
玉糸は節糸とも呼ばれます。通常の繭から作る生糸と違って、玉繭から糸を紡ぐと糸がもつれたまま出てくることがあり、節の多い生糸となるためです。厚手の生地に採用されます。
紬糸
紬糸とは、真綿から糸を引き出して指で寄り合わせて紡いだ糸のことです。
真綿とは、外注などにより穴のあいた繭や病蚕で汚れた繭など、生糸に向かない繭をアルカリ液で処理してセリシンをのぞいて、綿状にしてから平らに引き伸ばしたもののことです。真綿はそのまま布団綿や防寒衣類の中綿として使われます。
紬糸は生糸と比べて丈夫で暖かく、素朴な風合いです。しかし、紬糸も高級品であり、紬糸で作られた聞いものは数十万円の値がつきます。
絹紡糸
絹紡糸とは、絹糸を作るときにできる副産物です。繭から取れる糸のうち生糸に向かない残糸や生糸に適さない繭の糸などを紡いで引き延ばして作られます。
生糸の副産物とはいえシルクならではの特徴を兼ね備えており、生糸と比べて落ちついた光沢感があります。ただし、取れる量が少なく、用途も狭いため、一般的に流通していません。
シルク(絹)のお手入れ方法
シルク(絹)はデリケートな素材ですので、風合いを保つためにはていねいなお手入れがかかせません。
基本的には水に強い素材とは言えないため、品質表記を確認してからお手入れをしましょう。洗濯機OKと書かれていても、洗濯ネットに入れるか手洗いがおすすめです。手洗いの際は適量の中性洗剤を溶かした20度前後のぬるま湯に入れ振り洗いをします。洗剤の洗い残しのないようにぬるま湯で数回すすいで洗剤を確実に落とします。摩擦に弱いためゴシゴシ洗うと傷みやすいので取り扱いには注意しなければなりません。大事なアイテムはクリーニングに出すと安心です。
また、シルク(絹)は紫外線を吸収しやすい特質を持っているため、日光に当てることはやめましょう。ほかの生地と比較しても黄色くなりやすく、本来の色から変わってしまうためです。美しい色を保つためにも、直射日光を避けて日陰で干す工夫をしましょう。干すときは衣服を平らにおいて平干しし、デリケートなシルク生地にも重力を感じさせることなく乾かすことができ、型崩れを防ぐことができます。
昔と比べると技術が進み馴染みのある素材となりましたが、現在でもシルク(絹)の希少性は高いです。そのため、シルク (絹)の製品はリーズナブルとは言えません。高級品として本来の風合いを保つためにも、シルク(絹)の取り扱いやお手入れには十分に注意しましょう。
シェーンベルグで取り扱う一級のシルク(絹)
一般的なシルク製品は自宅で洗えませんが、シェーンベルグでは自宅で洗濯できる菌旺盛の高いシルク(絹)の商品を取り扱っています。
なかでもシルクのエキスパートとして知られるドイツのSpinnhuette(シュピンヒュッテ)社とイタリアのMartinelli Ginetto(マルティネリ・ジィネット)社の厳選したシルクは最高の一級品と言っても過言ではありません。2つの会社について詳しく見ていきましょう。
Spinnhuette(シュピンヒュッテ)社
Spinnhuette(シュピンヒュッテ)社は、ドイツで1920年代からシルク生地の製造を行ってきたメーカーです。すべてのシルク製品にはMade in Germanyのラベルが付いています。
創業時から変わらず、紡績から布地に織り上げる製造のすべてを、自社内で手がけており、丁寧なシルク製品が出来上がります。Spinnhuette(シュピンヒュッテ)社の製品の品質はもちろん、エコロジーの観点からも評価が高いです。ISO9001に準拠して認定されています。
化学製品を一切使用せず、時代にあった新しい製法を開発し、日々進化しているメーカーでもあります。伝統的な技術に加え独自の創意工夫が盛り込まれた製造方法はほかのメーカーにマネできません。
自然の力を存分に利用し、織り目が詰まった密度の高いシルクが出来上がります。
Martinelli Ginetto(マルティネリ・ジィネット)社
イタリアメーカーのMartinelli Ginetto(マルティネリ・ジィネット)社は、1947年に創業されました。老舗メーカーとなった現在でも企業家精神を忘れず、技術の向上はもちろん、最先端のテキスタイルテクノロジーを追求しています。
シルク商品にフォーカスすると、ドイツのラインシルクやシルクの街として知られるイタリアのコモ湖付近のシルクが使われており、繊維の細さ・光沢・肌ざわりのすべてが一級品です。
リネン商品などっを含めると毎年2000以上のアイテムを開発・販売するMartinelli Ginetto(マルティネリ・ジィネット)社。どの商品をとっても高品質であるよう、伝統と最先端技術を組み合わせたオリジナルの仕上げとなっています。
シェーンベルグが厳選したシルク(絹)の寝具
高級布団店「シェーンベルグ公式オンラインショップ」では「ヨーロッパに古くから伝わる伝統技術を、ご自宅で愉しむ」をテーマに、天然素材・品質にこだわった高級寝具や高級パジャマなどを通販にて取扱っています。シルク(絹)の製品も販売しているため、ぜひ一度心地よさを体感してみてください。
シルクパジャマ
シルクのエキスパート・Spinnhuette社のシルクパジャマです。着てみると軽く肌に馴染むため、睡眠中の自然な呼吸を促してくれます。保湿性が高いため、軽くて薄いシルク生地ですが冬にでもお使いいただけるパジャマです。
また、天然シルクを使っているため、夏は吸湿・放湿をしてくれて汗ばむことなくサラリと、冬は暖かく蒸れずに快適に睡眠をする助けをしてくれます。
自宅での洗濯ができるため、汗をかいた日は手軽に洗って清潔感を保つことも可能です。
シルクガウン
シルクのエキスパート・Spinnhuette社のシルクガウンです。入浴後、ベッドに入るまでのルームウェアとしてお使いください。しっとりとした手触りで保湿性が抜群です。摩擦による静電気がおきにくく、冬でも快適に着ていただけます。
こちらのシルクガウンも自宅で洗濯できます。最高級のシルク素材でありながら、手軽に選択できるため清潔感を保ちます。また、天然シルクのため、保湿・美肌・美白・抗酸化性作用も期待されており、デリケートなお肌にも優しいです。
ぜひ一度、オーガニック天然シルク100%のシルクガウンを試し、快適な寝心地をお楽しみください。
シルク(絹)を纏って上質な睡眠を
人の肌の成分と近いタンパク質でできた天然のシルク(絹)は、肌馴染みが良く優しく肌をつつみこんでくれます。
古来より世界中で高級品として重宝され、愛用されてきたシルク(絹)は、現代においても決してリーズナブルなものとは言えません。しかし、一度シルク(絹)の製品を使うと、そのなめらかな心地よさと機能性の高さに虜になってしまう人は多いです。
シェーンベルグでは、選りすぐりのシルク(絹)のパジャマやガウンをご用意しております。一度、羽織ってみると一級品のシルク(絹)ならではの質感に驚かれることでしょう。ぜひ、シェーンベルグのシルク(絹)商品をお手に取りいただき、快適な睡眠を体感してください。