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羽毛布団の側生地は案外重い!
軽さ以外で側生地を選ぶポイントも紹介

by sysstaff on April 02, 2022

羽毛布団の側生地は案外重い!軽さ以外で側生地を選ぶポイントも紹介

 

軽くて温かい羽毛布団は、冬になると恋しくなるアイテムではないでしょうか。羽毛布団を選ぶ際に、見落としがちなのが側生地です。側生地が重かったり、機能性が今ひとつだったりすすると、快適に眠れません。 

 

ここでは、羽毛布団の購入を検討中の人に向け、羽毛布団の側生地の重さや、重さ以外に見るべきポイントを紹介します。寝心地のよい羽毛布団の購入にお役立てください。 

 

羽毛布団の重量の目安は? 

羽毛布団の重量表示には、基本的に中身の重さしか含まれていません。たとえば、150cm×210cmで1,000gと書いてあったとしましょう。あくまでも1,000gは中身の重さなので、側生地の重さを加味しなければ、本当の重さはわかりません。 

 

羽毛布団の重さは側生地の重さでも変わる 

一般的なシングルサイズの羽毛布団に使われる側生地は、700~1,300gとされています。重さに幅がある理由は、側生地の素材が異なるためです。 

 

側生地は袋状になっているため、シングルサイズに相当する150cm×210cmの羽毛布団なら、表面積は6.3㎡となります。側生地の重さが130g/㎡の場合は800gほど、160g/㎡の場合は1,000gほどの重さ。つまり、羽毛布団の中身と側生地の重さは、トータルで2,000gほどにもなってしまいます。 

 

なお、実際は羽毛布団の中綿の膨らみや、後述する立体縫製により、もっと側生地は重くなります。 

 

※参考:【羽毛布団の選び方】側生地の種類と重さについて│櫻道ふとん店 

 

※参考:あなたもプロの目利き!羽毛布団の適切な重さ(充填量)とは│快眠タイムズ 

 

側生地の種類と重さの目安 

側生地の素材によって、重さは変わります。一般的な側生地に使われる素材について、重さの目安をまとめました。 

 

・コットン100%(100番手):約800g 

・コットン100%(80番手):約1,000g 

・コットン100%(60番手):約1,200g 

・コットン100%(40番手):約1,350g 

・ポリエステル30% コットン70%:約900g 

・ポリエステル100%:約750g 

 

番手とは、繊維の太さを示す数値で、番手が大きいほど高級とされます。また、コットンよりも、ポリエステルの側生地のほうが軽い傾向です。 

 

※参考:【羽毛布団の選び方】側生地の種類と重さについて│櫻道ふとん店 

 

※参考:あなたもプロの目利き!羽毛布団の適切な重さ(充填量)とは│快眠タイムズ 

 

化学繊維は軽いが蒸れやすい 

ポリエステルのような化学繊維は、コットンより軽めです。ただし、単純に化学繊維の側生地を選べば良いというわけでもありません。化学繊維の側生地は通気性が悪く、蒸れやすい傾向です。羽毛布団の持ち味を十分に堪能するためには、コットンなど天然素材の側生地も検討しましょう。 

 

【軽さ以外】側生地を選ぶ際のポイント 

羽毛布団の側生地は案外重い!軽さ以外で側生地を選ぶポイントも紹介  

側生地の通気性や吸湿性・手触り・縫製などを重視して、羽毛布団を選びましょう。それぞれについて解説します。 

 

通気性・吸湿性 

快適な寝具内温湿度は、温度が33±1℃、湿度が50±5%と言われています。側生地の通気性・吸湿性が悪いと、温湿度調整がうまくできなくなってしまいます。 

 

人間は、温度が下がる過程で眠気を感じます。そのため、温湿度調整がうまくできなければ、スムーズに入眠できません。また、通気性・吸湿性が悪いと、中途覚醒したり、ダニやカビが発生したりする恐れがあります。 

 

※参考:室温別の理想の寝具│西川 

 

手触り 

心地よい手触りの寝具で眠りにつくと、幸せな気分になれます。ただし、何をもって「快適な手触り」とするかは人によって変わります。凹凸のないスベスベした生地は、肌トラブルを防ぎます。しっとりした感触が好きという人もいれば、シャリシャリした感触が好きという人もいるでしょう。好みに応じて側生地を選んでください。 

 

縫製 

羽毛布団のおもな縫製には、立体キルティング加工と、ダブル立体キルティング加工があります。立体キルティング加工は、いくつもの立方体を水平方向に並べたような構造です。一つひとつの立方体に羽毛を閉じ込めるため、素材の偏りを防ぎます。 

 

ダブル立体キルティング加工は、立方体が二段重ねになっています。ダブル立体キルティング加工は、羽毛の層が厚い分、保温性が高め。ただし、生地が二層になっているため重みが増し、蒸されやすい傾向です。 

 

羽毛布団のおもな側生地の種類 

羽毛布団のおもな側生地の種類を解説します。天然植物繊維・植物由来の再生繊維は、寝具に求められる特性を備えています。 

 

コットン 

コットンは、手触り、通気性・吸湿性、耐久性が良い素材です。番手が高いコットンの側生地ほど、高級で軽い傾向です。予算に限りがある場合は、コットンとポリエステルを配合したものも検討するとよいでしょう。 

 

コットン素材は、織り方により手触りが変わります。サテン(綾織り)は、もっとも手触りがなめらかになります。ただし、ぎっちり織られているため通気性が少し低下し、重みが増します。 

 

平織りはさらさらした手触りで、通気性が良く軽めです。 

 

シルク 

シルクはコットンよりも肌あたりがよく、しっとりした感覚を楽しめます。天然動物繊維のシルクは、通気性・吸湿性も良好。 

 

ただし、シルクの側生地を使った羽毛布団は、値が張ります。繊細なため、取り扱いも大変です。どうしてもシルクの手触りが好きな場合は、シルクの布団カバーを使うという手もあります。 

 

リヨセル 

再生繊維の一種であるリヨセルは、ユーカリ由来のセルロースから作られています。天然植物繊維を原料とするリヨセルは、肌触り、通気性・吸湿性が良好です。 

 

リヨセルは、摩擦に弱い点に注意しましょう。再生繊維は引っ張りには強いですが、摩擦により側生地に穴が開く恐れがあります。 

 

レーヨン 

レーヨンとリヨセルは、同じ原料(パルプ)から作られます。ただし、繊維の製造工程が異なります。レーヨンの方が洗濯により生地が縮みやすいという欠点はありますが、羽毛布団を丸洗いする機会は早々ないため、それほど気にする必要は無いでしょう。 

 

肌触り、通気性・吸湿性、摩擦に対する弱さなどは、リヨセルもレーヨンも同等です。 

羽毛布団の側生地が破れた場合の対応 

羽毛布団の側生地は案外重い!軽さ以外で側生地を選ぶポイントも紹介  

羽毛布団が破れたときは、早急に補修しましょう。破れの程度により、補修方法は変わります。 

 

自宅での補修 

破れが小さい場合、自分で補修できそうな場合は、市販の補修シートを使って穴を埋めましょう。補修シートは、アイロンで接着できます。アイロンを当てる際は、いったん羽毛を横にどけ、圧着させましょう。 

 

業者によるリフォーム 

大きく側生地が裂けてしまった場合は、自宅での補修は困難です。寝具メーカーやリフォーム業者に対応を依頼しましょう。 

 

業者によるリフォームでは、羽毛布団をいったん解体し、羽毛を洗浄し、新しい羽毛を足し、縫製し、ふかふかの羽毛布団によみがえらせます。 

 

高品質な羽毛布団の選び方 

羽毛布団のランクはさまざまで、百万円を超えるものも珍しくありません。高品質な羽毛布団の選び方を紹介します。 

 

ダウンの種類 

ダウンは、「ガチョウ(グース)」と「アヒル(ダック)」にわけられます。高品質なダウンは、ボリュームがあり軽く、へたりにくい傾向。高品質なダウンへのこだわりは、上質な羽毛布団選びに欠かせません。 

 

高品質なダウンには、アイダーダックダウンや、ホワイトグースダウンなどが挙げられます。アイスランドに生息するアイダーダックから採れるダウンは、ダウン同士がよく絡みあい、保温性が抜群です。ホワイトグースは気温差の激しい東欧に生息し、保温性が高く、白っぽい見た目も好評です。 

 

ダウン率・ダウンパワー 

羽毛はダウン、羽根はフェザーと呼ばれます。ダウン率とは、ダウンとフェザーの割合を指します。ダウン率が高いほど、ボリューミーで保温性が高い傾向です。ダウンパワーとは、羽毛1gあたりの体積を示す数値です。ダウンパワーの数値が高いほど羽毛がよく膨らみ、吸湿発散性に優れます。 

 

羽毛布団の側生地は軽さと機能性が重要。羽毛の品質にも注目を 

羽毛布団を選ぶ際は、側生地の重さも気にしましょう。ポリエステルなどの化学繊維は軽いものの、通気性や吸湿性、手触りが今ひとつ。機能性を求めるならコットンやリヨセル、レーヨンなどの天然植物由来の側生地がおすすめです。 

 

シェーンベルグでは、アイダーダックダウンやホワイトグースダウンを使った羽毛布団をご用意しています。側生地はコットンやシルクで、格別な手触りを堪能いただけます。羽毛布団をお求めの際は、ぜひ、シェーンベルグをご検討ください。 

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