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外気温が高くなると、寝室の温度も上がります。夜になって外は幾分涼しくなっても、寝室には熱がこもったままというケースも多いのではないでしょうか。暑い時期はエアコンで寝室の温度を調節した上で、快眠のため気温・室温に合わせた掛け布団をお使いください。
ここでは、外気温や室温を目安にして掛け布団を選ぶ方法や、衣替えのやり方を解説します。ぜひ、参考にしてください。
質のよい睡眠と寝床内環境の関係
質のよい睡眠には、寝床内環境が重要です。寝床内環境とは、睡眠に適した温湿度です。室温ではなく、寝具内の温湿度が寝床内温湿度です。
理想の寝床内温湿度は「33±1℃、湿度は50±5%」です。外気温が変われば寝室の温度も変わります。エアコンなどで寝室の温度を調節して、理想の寝床内温湿度をキープするよう心がけましょう。
参考:快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
1年の気温の推移
参考までに、2022年度における東京都の1年の温度変化を確認してみました。6~9月は、最高気温の平均が30℃前後。日があたる寝室では熱がこもって、夜でも30℃前後をキープしていると考えられます。
布団に入ると体温で寝床内の温度は上がります。そのため、寝室の温度が30℃前後の場合は、理想の寝床内温度である33℃を優に超えてしまうでしょう。梅雨から夏までは、エアコンなどで室温を調節する方がよいといえます。
※参考:気象庁|過去の気象データ検索
寝室の温度に影響を与える要因
外気温が同じでも、建物の状態によって寝室の温度は変わります。「まだ初夏だからそんなに部屋は暑くないはず」と思っていると、寝ているときに体調不良になるかもしれません。寝室の温湿度を測定してみて、エアコンを入れるかどうか判断することをおすすめします。
例えば、寝室の向いている方角が南向きや西向きなら、北向きの寝室よりも暑くなるでしょう。南向きや西向きの部屋には、太陽がさんさんと差し込むためです。2階建ての戸建ての場合は、屋根に近い2階の方が暑くなります。
外気温によって使い分けたい掛け布団の種類
掛け布団は、中綿量によって3種類に分けられます。本掛け布団、合掛け布団、肌掛け布団(肌布団)の順に、保温性が高く中綿の量が多くなっています。つまり、外気温や室温の高い夏場には、肌掛け布団の使用が適しています。
重さで布団の種類を区別する方法
家にある掛け布団が、どの掛け布団に相当するか分からない方もいるでしょう。布団の種類は、重さで判別できます。
- 本掛け布団:1kg以上
- 合掛け布団:0.5~1.0kg
- 肌掛け布団:~0.5kg
【外気温が高い時期は室温も高い】寝室の温度別寝具の目安
夏場の寝室の温度別に、ぴったりの掛け布団を解説します。なお、寝室にはエアコンを使っていると仮定しています。春から夏、秋にかけて寝心地のよい掛け布団を選んでみましょう。
【春や秋を想定】15℃前後
春や秋は、寒暖差が激しい時期です。体調を崩さないためには、寒さを感じたときにすぐに使えるように、そばに布団を置いて眠りたいものです。
仮に寝室の温度が15℃程度のときは、本掛け布団1枚が適切です。
【初夏を想定】20℃前後
初夏は、地域によってはエアコンをつけなくても大丈夫な日もあります。寝室の温度が20℃前後なら、木綿の掛け布団など適度な保温性がある本掛け布団がおすすめです。暑がりの方は、合掛け布団の方が快適に過ごせる可能性があります。
好みにもよりますが、やわらかな感触の寝具が好きなら、毛布1枚で寝てもよいでしょう。
【本格的な夏を想定】25℃前後
25℃前後の室温では、肌掛け布団やタオルケットが適しています。真夏にはエアコンをかけたまま寝ていると思われますが、人によって適温は変わるためご注意ください。エアコンが冷えすぎると感じる方には、肌掛け布団がおすすめです。一方、やや暑いと感じる方はタオルケットを選ぶと涼しく眠れるでしょう。
また、暑い時期は、敷寝具にもこだわることをおすすめします。冷感効果のある敷パッドや、さらさらした麻のシーツなどを取り入れると、より気持ちよく眠れますよ。
布団の衣替えのやり方
このように、衣類と同じく寝具も、気温の変化にともない衣替えが必要と分かりました。布団を収納するときや、押入やクローゼットから取り出すときのポイントを紹介します。
収納するときのポイント
収納する前に布団またはカバーをクリーニングします。汚れたまま布団を収納すると、収布団が劣化しやすくなってしまいます。洗える布団は洗い、洗えない布団はカバーのみ洗濯して、布団を干したり乾燥機にかけたりしてふんわりさせましょう。最後にダニやダニの死骸を掃除機で吸い取っておくと、衛生的に収納できます。なお、洗えるか洗えないかを判断する際は、布団の洗濯表示をご確認ください。
布団圧縮袋の使用は、中綿の素材によって判断します。例えば、綿やポリエステルの布団には圧縮袋を使っても構いません。しかし、羽毛布団は圧縮に不向きです。羽毛がつぶれると保温性や吸湿性、放湿性が損なわれてしまいます。
圧縮袋に入れられない布団は、ダニがつく恐れがあります。防虫剤も一緒にいれてしまっておきましょう。
出すときのポイント
前回布団を洗ったかどうかわからない場合は、お手入れをしてから使用しましょう。ダニや汚れ、カビなどが付着した布団を使うと、汚れが寝室全体に広がってしまいます。不衛生な環境で寝ていると、アレルギー反応も心配です。
なお、圧縮袋から取り出した布団は、ぺちゃんこになっているでしょう。布団を干したり乾燥機にかけたりすると、ふわふわの状態を取り戻せます。
保温性以外に注目したい快適に使える肌掛け布団の条件
ここまで、気温に合わせた布団の選び方について解説してきました。保温性以外に、布団選びで重視したいポイントを解説します。
吸湿性
寝ている間には大量の汗をかくため、寝汗を吸い取ってくれる寝具が必要です。吸湿性が悪い寝具で寝ていると、布団内に湿気が溜まり、体感温度が上がって気持ちよく寝られません。吸湿性がよい素材は、羽毛や綿、バンブーなどの天然素材です。
放湿性
吸湿性と放湿性はセットで着目したい特性です。放湿性とは、寝具に溜め込んだ湿気を空気中に放出する機能のこと。基本的に天然繊維は、吸湿性と放湿性のどちらも良好です。
放湿性が悪ければ、湿気が溜まったままの状態になるためお気をつけください。定期的に干したり乾燥機にかけたりしないと、ふわふわした感触がなくなる上に寝汗を吸わなくなってしまいます。
また、放湿性にはキルティングも関係しています。肌掛け布団によく見るような表生地と裏生地を縫い合わせたものは、薄い部分が多いため放湿性が良好です。
その他の条件
寝汗をよくかく夏は、布団を丸洗いしたいという方もいるでしょう。ポリエステルやバンブーなどを使った、洗濯性がよい布団を選ぶ方もいます。
シェーンベルグのバンブー肌ふとん
エコで地球にやさしいバンブー素材を寝室にも取り入れてみませんか?シェーンベルグのバンブー肌ふとんは、吸湿性・放湿性・洗濯性に優れています。高温多湿の日本の夏に大活躍するバンブー肌ふとん。側生地は天然素材のリヨセルで、さらさらした質感を楽しめます。
夏は薄手で軽い肌掛け布団がおすすめ
気温の高い夏は、薄手で軽い肌掛け布団がおすすめです。冬から使っていた布団を収納する際は、メンテナンスしてきれいな状態でしまいましょう。収納から取り出した布団は、乾燥機などでふんわりさせてから使うと気持ち良く眠れます。また、肌掛け布団を新調する際は、シェーンベルグのバンブー肌ふとんをぜひご検討ください。