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手足が冷える冬になると、温かい毛布が恋しくなりませんか?掛け布団の種類や毛布を重ねる位置、好みなどにより、相性の良い毛布は異なります。ぴったりな毛布をえらぶと、冬の夜を快適に過ごせます。
ここでは、掛け布団の保温性に応じて毛布の選び方を紹介します。羽毛布団と毛布の組み合わせについて特に詳しく紹介するので、参考にしてください。
布団の保温性
布団の保温性は、素材により異なります。
とあるメーカーは、布団の素材別に、重さと温かさを評価しています。布団の重さを増せば、どのような素材でも温かく眠れるとわかっています。しかし、重い布団では寝苦しく感じてしまうでしょう。軽く温かい布団を選ぶことが、冬にぐっすり眠るポイントです。
得られたデータから、遮熱効果が4cloとなる布団の重さを算出したところ、ダウン・フェザーは約0.1kg/m2、コットンは約0.4kg/m2、ポリエステルは0.4~0.5kg/m2と算出されました。つまり、羽毛布団であれば、軽く温かく眠れるというわけです。一方、冬にコットンやポリエステルのふとんを使っていると、寒くて眠れないかもしれません。
※参考:素材と厚さで掛けふとんの暖かさを比べてみた│わたしのねどこ
保温性が低い掛け布団の場合は毛布を布団の下に敷く
温かく軽い羽毛布団ですが、価格は割高です。コットンやポリエステルの布団を使っている人は、毛布を使って寒さをしのぎましょう。
保温性が低い掛け布団の場合は、毛布を体と布団の間に敷くと温かく眠れます。毛布を布団の上に重ねると、コットンやポリエステルの冷たさが体に伝わってしまい、あまり温かさを感じません。
羽毛布団が温かい理由
羽毛布団が軽くて温かい理由は、ダウンの特性を考えるとわかります。ダウンは、寒くなるほど空気を取り込んで膨らみます。空気は断熱材として機能するため、寒くなるほど羽毛布団の保温性は高まるというわけです。
このように、一枚でも温かい羽毛布団ですが、もう少し温かい環境で眠りたい、ふわふわの素材に包まれて眠りたいという場合は、毛布との併用もおすすめ。ただし、羽毛布団と合わせる際は、毛布を重ねる位置が重要になってきます。
かつての日本では、綿ふとんや真綿ふとんが主流でした。当時は、毛布を体と布団の間に重ねていたものです。しかし、羽毛布団を使うのであれば、毛布の重ね方を今一度見直す必要があります。
以下では、「羽毛布団の上に毛布を被せる場合」「羽毛布団の下に毛布を被せる場合」にわけ、毛布選びのポイントを解説します。
羽毛布団の上に毛布を被せる場合のポイント
羽毛布団の上から毛布を掛けると、保温力を高められます。羽毛布団の上に重ねる毛布について、素材や軽さについて解説します。
化学繊維の毛布でも問題ない
化学繊維の毛布がベターという意味ではありません。直接体に触れなければ化学繊維の毛布でも十分、という意味合いで考えましょう。
天然素材と比べると、化学繊維は吸湿性・放湿性が今ひとつ。化学繊維の毛布を体にまとうと、うまく温度調整ができません。冬場でも暑く感じたり、寝汗で不快さを感じたりする恐れがあります。
軽い毛布を選ぶ
化学繊維の毛布には軽いものが多く、ダウンをつぶしません。なかでも、特に軽いものが、フリースやマイクロファイバーです。
なお、フリースは静電気が起きやすく、マイクロファイバーは繊維の先が尖り気味な点を理解しておきましょう。羽毛布団の上に毛布を乗せる分にはよくても、体に触れると快適に眠れない恐れがあります。
羽毛布団の下に毛布を被せる場合のポイント
やわらかい天然素材の毛布なら、体にまとって気持ち良く眠りたいもの。ふとんに入るときのヒヤッとした感触が嫌いで、毛布を使いたい人もいるでしょう。羽毛布団の下に毛布を敷くときのポイントを紹介します。
天然素材の毛布を選ぶ
毛布が体に近いため、吸湿・放湿性の良い素材がおすすめ。ウールやカシミヤ、アルパカなどの動物性の素材を使った毛布は、保温性が高く、肌触りもなめらかです。
薄い毛布を選ぶ
フィット感が良い毛布は、体と羽毛布団の隙間をしっかり埋めるため熱を逃がしません。一方、厚手の毛布やアクリルなど、通気性の悪い毛布を選ぶと、羽毛の保温性が伝わらなくなってしまいます。フィット感が良く、薄手の天然素材の毛布で保温性を高めましょう。
体の下に毛布を重ねる場合のポイント
体の上に布団や毛布を重ねても、なぜか温かさを感じない。そのようなときは、敷き毛布を使ってみましょう。特に、フローリングや畳に布団を敷いて寝ている場合は、床に熱が奪われがち。温かな敷き毛布で、熱を逃がさないように対策しましょう。
天然素材を選ぶ
敷き毛布には、体が密着します。温湿度調整のため、吸湿・放湿性を重視して天然素材の毛布を選びましょう。
摩擦に強い素材を選ぶ
敷き毛布には耐久性が求められます。シルクのような繊細な素材では、寝返りにより傷む恐れがあります。アルパカやウールなど、耐久性の良い毛布を選びましょう。
キャンプや災害時に毛布を使う場合のポイント
キャンプや災害時にも、毛布は役立ちます。寒いときに体を覆ったり、ヘルメット代わりに頭に被ったり、担架代わりにして怪我をした人を運んだりと、いろいろな使い道が考えられます。
キャンプや災害時に使う毛布は、一般的な毛布とは別物と考えましょう。大きな毛布はかさばるため、持ち運びが大変です。真空パックされコンパクトに持ち運べる毛布が市販されているので、用意しておくと万が一のときに安心です。
毛布をお手入れする方法
寒い季節が終わると、毛布の出番はぐんと減ります。正しいお手入れ方法で、来シーズンも利用できるよう毛布をいたわりましょう。毛布の洗濯方法や乾燥機のかけ方を解説します。
洗濯方法
洗濯表示を見て、家庭で洗える場合は洗濯してみましょう。毛布が大きすぎて自宅の洗濯機を使いにくい場合は、コインランドリーの利用もおすすめです。ただし、ウールやアルパカなどの動物性繊維を使った毛布には、自宅で洗えないものが多くみられます。無理に洗うと品質に影響するため、クリーニング店に依頼しましょう。
洗濯機で洗う場合は、毛布をたたんで洗濯ネットに入れて洗います。毛布の風合いを考えると、おしゃれ着用の洗剤が適しています。
手洗いをする場合は、毛布が浸かるほどの大きな容器が必要。浴槽での洗濯がおすすめです。ぬるま湯をはり、足踏みして洗いましょう。
乾燥機のかけ方
コットンや化学繊維の毛布のなかには、タンブル乾燥が可能なものもあります。洗濯表示を確認してみましょう。
動物性繊維の毛布は、乾燥機を使えないものがほとんどです。動物性タンパク質は熱に弱く、乾燥機に入れると縮んでしまいます。生地の擦れによる傷みも心配です。乾燥機を使えない毛布は、水気を絞ったあとに、風通しの良い場所で干しましょう。
重い毛布よりは肌掛け布団の併用がおすすめ
重い毛布を重ねると、体に負担がかかります。特に、羽毛布団の上に重い毛布を被せると、ダウンが十分に膨らまず、保温性が低下するため気をつけましょう。
重い毛布よりは、肌掛け布団やタオルケットを重ねるだけでも保温性を高められます。試してみてください。
シェーンベルグは、軽く温かい天然素材の毛布を取り扱っています。カシミヤやアンゴラ、ウールなどの素材は、極上の肌触り。毛布をお求めの際は、ぜひ、シェーンベルグの商品をご検討ください。
毛布は利用目的に合わせて選びましょう
掛け布団の種類や敷く場所などにより、ぴったりの毛布は変わります。保温性を高めたい、気持ちよい素材に包まれたいなど、好みも反映して毛布を選びましょう。
シェーンベルグでは、動物由来の毛布を多数取りそろえています。ヨーロッパの雰囲気ただようおしゃれなデザインも感じられます。ぜひ、シェーンベルグの毛布で温かくお過ごしください。