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敷布団とマットレス、どちらも敷いて使うタイプの寝具です。しかしどのように使い分けたら良いのか、どちらのほうが自分に合っているのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、敷布団とマットレスの違いやメリットデメリットなどについて、ご紹介します。
ご自身に合っているのはどちらか、判断するための参考としていただければ幸いです。
敷布団とマットレスの違いとは?
敷布団とマットレスは、どちらも体を支えるためのものであり、心地良い眠りには欠かせない存在です。
寝具としての約割は両者とも同じですが、どのような差があるのでしょうか。
敷布団とマットレスの違いについて、解説します。
マットレスの特徴
マットレスというと、
「厚さがある」
「敷布団の下に敷くもの」
「中にコイルが入っている」
などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ぱっと連想できるイメージの通りマットレスは弾力があり、敷布団のサポート、もしくは単品で使用できるのが特徴です。素材も敷布団より幅広く、低反発や高反発、ボンネルコイルやポケットコイル、ラテックスなどが選べます。
マットレスと一言で言っても種類があり、厚さが3~5cmほどのタイプは敷布団と合わせて使用するケースが多いです。それ以上の厚さは単品で使用することを想定して作られているものがほとんどと言えます。
さらに、10cm以上の厚さのマットレスはベッドマットレスと言い、床ではなくベッドで使用するのが前提です。
このようにマットレスは敷布団に比べて選択肢が多く、寝心地に優れていると言えるでしょう。
敷布団の特徴
敷布団と言えば
「押入れにしまう」
「折り畳める」
「マットレスに比べて弾力性がない」
というイメージを持っているのではないでしょうか。
敷布団も多くの人がイメージする通り、マットレスよりもコンパクトで持ち運びがしやすい、という特徴があります。
ただし弾力においてはマットレスに劣る品が多く、硬い床で寝るのに慣れていない人にとって、寝苦しさを感じることもあるでしょう。
しかし寝心地以上に手入れが簡単な点、マットレスと組み合わせれば厚みの調整ができる良さなど、扱いやすさに長けています。
敷布団&マットレスのメリット・デメリット
敷布団とマットレスの両者には、それぞれ良い点もあれば劣る点もあります。
2つのメリットデメリットを見比べて、どちらの方が自分に合っているか判断をしてみてください。
敷布団のメリット
敷布団はマットレスに比べてコンパクトなことから、持ち運びや上げ下げも容易です。天日干しにも労力を要しないため、汚れやダニ対策もしやすいでしょう。
素材によっては天日干しだけでなく、丸洗いも可能です。清潔な状態を保ちやすいのは、敷布団の大きなメリットと言えるでしょう。
また、床に敷いて使用することから段差ができず、転落の心配もありません。値段もマットレスに比べて安価な品が多く、さらに処分もしやすいことから、汚れた際の買い替えにも抵抗が少ないでしょう。
敷布団のデメリット
一方で敷布団のデメリットは、寝心地にあります。敷布団の素材や厚みによっては、体を支えきれず、床に接地してしまうかもしれません。その結果、腰を痛めたり肩が凝ったりしてしまうケースも考えられます。
また、素材によっては寝ている間の熱を逃しにくく、布団の裏に湿気がこもってカビてしまうことも少なくありません。抱え込んだ熱・湿気は劣化スピードを早めるため、マットレスに比べて耐久性の低さが弱点としてあげられます。
さらに床に近いことで、埃の吸い込みや底冷えを感じる可能性も否定できません。
マットレスのメリット
マットレスのメリットは、弾力性の高さと言えるでしょう。敷布団とは異なる素材で、体をしっかりと支えてくれます。
また、ベッドと併用するベッドマットレスなら、起きた際に立ち上がりやすいことや床と離れていて埃の吸い込みの不安がない、という点も魅力です。
高さがあれば通気性にも優れているため、カビの心配も少ないと言えます。
マットレスのデメリット
寝心地の良さが光るマットレスですが、その厚みのせいで扱いにくいという点がデメリットと言えます。
三つ折りに畳めるタイプであっても、敷布団よりも厚みが出てしまう場合が多く、収納場所に困る人も少なくありません。またそのサイズ感が原因で、敷布団のように手軽に干すことも阻まれます。
影干しが基本となるため、天日による殺菌作用が期待できないのは、人によってはリスクと感じるでしょう。
マットレスがおすすめの人
マットレスは、
- 寝心地重視の人
- 部屋の広さに余裕がある人
- 腰が悪い人
- 長期スパンで使用したい人
などにおすすめです。
マットレスの魅力である弾力性をより実感でき、デメリットであるサイズ感を払拭するのは、上記にあてはまる人と言えます。
また、マットレスは通気性に長けており、天日干しをしなくてもカビが生える心配は少ないです。そのため素材の傷みも敷布団に比べて少ないことから、長期スパンで使用ができます。
敷布団がおすすめの人
敷布団がおすすめなのは
- コンパクトに生活をしたい人
- 赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭
- 常に清潔な布団で眠りたい人
などが当てはまると言えます。
敷布団の魅力は上げ下げがしやすいことや、天日干しをしやすいこと。収納場所に困るケースも少ないため、なるべく部屋にものを出しておきたくない人にとってぴったりです。
また、赤ちゃんや子どもと並んで寝るのにも適しています。落下の危険性がないのも、小さな子を抱える家庭にとっては魅力と言えるでしょう。
使用スパンは長くないものの、そのぶん、清潔さを保てます。仮に汚れても、マットレスよりもお手頃価格な品が多いため買い替えを検討しやすいはずです。
敷布団&マットレスを併用する際のポイント
「マットレスの上に敷布団を敷いて、さらに寝心地を良くしたい」「丸洗いができる敷布団を上に敷くことで、清潔な就寝環境を保ちたい」と考える人も多いかと思います。
しかし、敷布団+マットレスは、基本的にNGの組み合わせです。
マットレスは元々単品で使用するのを想定して作られているものがほとんどです。そのため敷布団を上に敷くことで寝心地を妨げたり、通気性にかげりが出たりと、本来の機能を発揮できなくなる可能性があります。
もちろん、敷布団の下に敷く用として作られたマットレスであれば問題ありません。しかし単品使用を目的としたマットレスに敷布団を組み合わせる場合、リスクが発生する危険性があることを頭に入れておきましょう。
どうしても組み合わせたい場合は通気性に長けた敷布団を使用する、もしくは汗を吸水しやすいベッドパッドを使うなどして、デメリットを軽減させると良いでしょう。
おすすめの敷布団
シェーンベルグでは、単品使用はもちろんマットレスとの組み合わせても相性が良い、馬毛の敷布団を取り扱っています。
馬毛は通気性に優れており、しなやかな弾力性が魅力です。メンテナンスの手間がかからず寝心地も上質。マットレスとの組み合わせはもちろん、単品使用でも寝姿勢を安定させ、睡眠の質を向上させます。
敷布団の購入を検討している方は、ぜひ、選択肢に含めてみてください。
まとめ
敷布団とマットレスには、それぞれの良さがあります。どちらの方が長けている、ということはありませんが使用する人によって相性が合う・合わないはあります。
自分自身のライフスタイルや眠りに求めるものから、どちらのほうが適しているのか判断をし、快適な眠りを実現させてくださいね。