カートに商品が入っていません
古いマットレスを処分したいと思ったときに、困ったことがある人はいませんか?実はマットレスの捨て方は自治体で大きく異なります。粗大ゴミで引き取ってもらえれば簡単ですが、なかには自分から専門業者に連絡を取らなくてはいけなかったり、高額な処分費用が発生したりする場合があります。
また、細かく分解して分別すれば回収してもらえますが、自力で分解するのは時間も苦労もかかって大変です。ここでは、自治体ごとのマットレスの捨て方の違いや、マットレスの分解方法、捨てる以外の処分方法などを解説します。ぜひ、参考にしてください。
マットレスを捨てられない自治体もあるって本当?
マットレスを捨てるときに、多くの人は粗大ゴミとして処分しようと考えるのではないでしょうか。自治体の粗大ゴミ回収に依頼できると処分費用を抑えられます。しかし、自治体ごとにマットレスの処分に対する対応は変わります。特にスプリング(コイル)が入っていれば要注意です。
自治体ごとに異なるスプリング(コイル)入りマットレスの捨て方
スプリング(コイル)入りマットレスの捨て方について自治体の対応を解説します。スプリング入りでも何の問題もなく回収してくれる自治体もあります。一方、「粗大ゴミとして対応してもらえるが、高い処分費用が必要になる場合」や「自治体ではまったく回収・持ち込みを受け付けていない場合」があります。
以下では特定の自治体の事例を紹介しますが、詳しくはお住まいの自治体に確認してください。
割増料金を払えば特定処理困難物として捨てられる場合
さいたま市の場合は、「特定処理困難物」として処分費用を払えばスプリング入りマットレスでも回収してもらえます。
さいたま市の粗大ゴミ回収費用は「最大の1辺又は直径が90センチメートル以上2メートル未満のごみは、一律で550円」と決まっています。しかも、持ち込みする場合は「100kg未満分は無料」です。スプリングなしマットレスなら回収だと550円、持ち込みなら無料と格安で処分できると分かります。
一方、スプリング入りのマットレスを捨てるときは、「特定処理困難物」として2,200円を支払う必要があります。
自治体では対応しない場合
宇都宮市の場合は、スプリング入りのマットレスの回収・持ち込みを受け付けていません。処分したいときは、販売店や宇都宮市の許可業者に依頼することになります。「適正処理困難物取扱い業者一覧」が自治体のサイトに掲載されているので、直接業者に連絡し、手数料や回収日などを相談しなくてはなりません。
スプリング入りマットレスの分解手順
大変なのでおすすめはしませんが、スプリング入りマットレスを分解して素材ごとに分別すると一般ゴミに出せます。詳しい分解手順を紹介するので、時間に余裕がある人はやってみてもよいでしょう。カッターやボルトクリッパーなどを用意し、なるべくなら2人以上での作業をおすすめします。
マットレスのピンを外す
マットレスの表面にボタン上の物があれば外します。ピンはマットレスの表裏にあり糸でつながっています。カッターでどちらか1つのピンを外し、裏返してもう片方のピンを取り外しましょう。
マットレスの側面を切り裂く
マットレスの側面の生地をカッターで切り、生地を取り外します。スプリングがボンネルコイル(コイル同士が連結しているタイプ)の場合は、スプリングを固定している金具をボルトクリッパーで切ります。
コイルを取り外す
ボンネルコイルの場合は、金具を外したら生地やスポンジなど燃える部分を取り除きます。ポケットコイルの場合は、コイルが1つずつ袋に小分けされているので、袋をあけて取り出す作業に移ります。ポケットコイルの場合はこの取り出し作業に非常に時間を取られます。
分別する
燃えるゴミと燃えないゴミに分けます。燃える部分は細かく切ると一般可燃ゴミとして出せます。ボンネルコイルはそのままだと大きすぎるため、解体しないと燃えないゴミとして持っていってもらえません。
マットレスの捨て方・処分の仕方
自治体や適正処理困難物取扱い業者、販売店に頼る以外にも、マットレスを処分する方法はあります。どの方法にもメリット・デメリットがあるので特徴を見ていきましょう。
ジモティーを利用する
ジモティーとはエリアごとの掲示板です。ジモティーを使ってマットレスの引き取り手を探すメリットは、自分の住んでいる場所に近い人を対象に呼びかけられることです。近ければ直接引き取りに来てもらうことも可能で、運搬業者を手配せずにやり取りできます。
ジモティーを使うデメリットは、個人間の取引によりトラブルが発生する恐れがあることと、処分したい日時までに引き取り手が見つかるとは限らないことです。
新しいマットレスの購入と引き換えに処分を依頼する
新しくマットレスを購入したときに、古いマットレスを持って行ってくれる場合があります。新旧のマットレスが入れ替わるので、マットレスがない期間の過ごし方を心配せずに済みます。また、自分ではスケジュール調整以外に特に対処する内容がありません。
一方、古いマットレスの処分に対応してもらえないサービスもあります。新しいマットレスを購入する前に、古いマットレスの処分に対応してもらえるか確認しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不要品回収業者は、マットレスに限らずありとあらゆる不要なものを持って行ってくれます。多くの不要品回収業者は、1回の依頼ごとに大量の不良品を持って行ってくれます。マットレスのほかにも不要なものがある人におすすめの処分方法といえるでしょう。
一方、不用品回収業者を呼ぶと、高額な費用がかかります。また、悪質な業者の見極めも難しいところです。
フリマアプリ・オークションなどで販売する
使ったことがある人なら、フリマアプリ・オークションでマットレスを販売してもよいでしょう。上手くいくとマットレスを処分できお金ももらえます。
しかし、ブランド品か、使用期間が極端に短くない限り、マットレスはなかなか買い手がつきません。個人間の取引でトラブルが起きたり、処分したい日時までに買い手が見つからなかったりする場合もあります。
マットレスではなく敷布団も検討を
ここまで解説してきたように、スプリング入りマットレスは処分が非常に大変です。かといってスプリングなしのマットレスの処分が簡単かというと、粗大ゴミの回収場所への運搬は大変。処分するときは、マットレスよりも敷布団の方がいくぶん楽です。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、適度なサポート力で体をしっかり支えます。反発力があるので寝返りもスムーズです。和室のたたみやフローリングでも使えます。すのこベッドのようなどのベッドフレームと組み合わせて使っていただくことも可能です。質のよい睡眠のために、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。
マットレスの処分は計画的に。捨てやすさで選ぶなら敷布団をおすすめ
マットレス、とりわけスプリング入りのマットレスは処分が大変です。自治体によって対応が異なるため、調べる時間もかかります。分解すれば一般ゴミとして出せる可能性がありますが、時間も苦労もかかるのでおすすめはできません。
今回マットレスを捨てるときに大変な思いをしたのであれば、次は敷布団を購入してみてはいかがでしょう。シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、質のよい睡眠を提供します。ぜひ、ご検討ください。