カートに商品が入っていません
寒い冬が訪れると、寝室の暖房をどうしようか悩む人は多いのではないでしょうか。エアコンなどの暖房をつければ、たしかに部屋はあたたかくなります。しかし、冬用の羽毛布団やパジャマをまとった状態で、寝室の温度まで調節する必要はあるのでしょうか。また、エアコンを使う場合、温風によるのどや肌などの乾燥を心配する人もいます。
ここでは、寝る時の暖房の正しい使い方を解説します。睡眠の質を高めるポイントや注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
寝る時に暖房が必要な理由
寝る時に暖房が必要な理由は、以下の2つです。
- スムーズに眠りにつくため
- 睡眠の質を高めるため
人は、深部体温が下がる過程で眠気を感じます。深部体温を下げるには手足から熱を放出する必要があります。しかし、寝室が寒いと手足の血流が悪くなりスムーズに深部体温が下がりません。そのためなかなか寝付けなくなってしまいます。寒さをストレスに感じると、尚更眠気が遠のくでしょう。また、寒さを我慢して眠ると筋肉の凝り、血行不良が起こり睡眠の質も悪くなります。
冬の寝室は10度前後
地域差もありますが、暖房をつけなければ冬の寝室は10度前後です。10度というと、布団を着込んでもけっこう寒いとわかるでしょう。羽毛布団に毛布を重ねると体は寒さから守れますが、顔は冷えてしまいます。
眠っているときには、副交感神経が優位になります。しかし、寒ければ無意識に体を動かして熱を発生させようとするので、交感神経が活発化したままです。深い眠りに入れなければ、ますます睡眠の質が低下してしまうでしょう。
室内温度20度以下になったら暖房・加湿機を準備
環境省のサイトには、「冬の寝室の温度は16~20度を目安に調節するとよい」と記載されています。そのため、20度を下回った時期が、暖房をつけるタイミングです。入眠時にほどよい温度になるように、寝るしばらく前に暖房をつけておきましょう。
エアコンをつけると室内が乾燥するため加湿器を用意してください。同環境省のサイトには、「冬は乾燥でのどや鼻の粘膜が傷みやすいため、加湿器や濡れタオルなどで湿度50%前後をキープした方がよい」というような記載があります。
また、ダイキン工業株式会社が公表したデータを見ると、多くの人が冬の睡眠時にのどや肌が乾燥すると回答していました。
室温と湿度の両方をバランスよく調節することが、冬の睡眠の質を保つポイントです。
※参考:寒い冬もぐっすり眠りたい!快適な寝室で、省エネもできる安眠のコツ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
※参考:冬の睡眠時の困りごとと対処法|~空気の困りごとラボ|空気とくらし|ダイキン工業株式会社
暖房はつけっぱなしでも構わない
詳しくは後述しますが、暖房の電気代はつけっぱなしの方がお得になる場合があります。また、乾燥が気になる人は、加湿機も連続運転させておけば問題ないでしょう。
温湿度以外で冬の睡眠の質を高めるポイント
温湿度以外で冬の睡眠の質を高めるポイントは、以下のとおりです。
- ぬるめのお風呂につかる
- 睡眠サイクルを整える
- 寝る前の飲食を避ける
- 掛布団やパジャマなどの寝具を見直す
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
冬に眠れないのは布団が暑いから?冬ならではの快眠のコツ・おすすめの寝具も紹介
冬の睡眠の質を高めるためにやらない方がよいこと
寒い冬に思わずやってしまう習慣には、安眠のために避けておいた方がよいものもあります。安眠のためにおすすめできない内容について、やらない方がよい理由も含めて解説します。
靴下をはいたまま寝る
冬にモコモコの靴下を履いている人も多いのではないでしょうか。寝る前までなら構いませんが、寝る時は靴下を脱いでください。靴下が邪魔をすると、足先から熱を逃がせずに深部体温が下がりにくくなってしまいます。
厚着をして寝る
厚着をして寝ると、靴下と同じく体温調節が上手くできません。しかも、分厚い生地が邪魔になると寝返りまで妨げられます。理想は天然素材の薄手のパジャマです。コットン製のパジャマなら吸湿性・放湿性がよくムレずに快適に眠れます。
寝る前に熱いお風呂に入る
体をあたためようと熱いお風呂に入りたくなるかもしれませんが、スムーズに入眠するにはぬるま湯での入浴がおすすめです。熱いお風呂に入ると交感神経が活発化し、眠気が遠のいてしまう恐れがあります。
寝る時の暖房に関する注意点
前述したとおり、寝る時の暖房はつけっぱなしにして構いません。ただし、赤ちゃんがいる家庭では温度調節に気を配る必要があります。床暖房や結露に関する注意点や、気になる電気代についても解説します。
赤ちゃん(新生児)がいるときは様子を見て温度を調節する
赤ちゃんの体温調節機能は未熟です。喋って不調を訴えることもできないため、居心地が悪くないか周囲の大人が赤ちゃんの様子をうかがいましょう。暑いと感じるときは、以下の状態になっている場合があります。
- 額やうなじ、背中などに汗をかいている
- 足の裏が熱をもっている
- 首のシワの奥が赤くなっている
一方、以下の状態なら寒いと感じているかもしれません。
- 顔色が青白い
- 背中やお腹がが冷たい
- 体を丸めて小さくなっている
また、安全な暖房器具選びも重要です。エアコンは赤ちゃんが触れる心配はありませんが、石油ストーブや石油ファンヒーターは、表面が熱くなるため寝室の暖房にはおすすめできません。
床暖房をつけて敷布団で寝ると暑すぎる場合がある
住宅に設置する人も多い床暖房ですが、敷布団を敷いて寝ていると暑すぎると感じる場合があります。また、敷布団の上に寝ている時はよいですが、床暖房の上に直接寝てしまうと低温火傷の恐れがあるため注意しましょう。床暖房については以下の記事も参考にしてください。
床暖房の部屋はベッドと敷布団どちらで寝る?注意点や効果的な使い方も解説
結露によってカビが発生する恐れがある
エアコンで寝室の温度を上げると、外気温との差で結露が発生しやすくなります。結露を放置すると、カビやダニが発生しやすくなり、家が傷みやすくなります。手軽に結露を予防する方法として、以下を検討しましょう。
- 雨戸を閉めて、外気を窓に直接触れさせない
- こまめに換気する
- 扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させる
- 加湿しすぎない
- 寝室で洗濯物を干さない
- 室温を上げすぎない
- 結露防止シートなど市販品を活用する
エアコンをつけっぱなしにした方がお得な場合もある
エアコンをこまめにオンオフするよりは、つけっぱなしにした方が電気代はお得です。冬は外気温と室温の差が大きく、オンにしたときの電力量も大きくなります。しかもエアコンは暖房器具のなかでは比較的省エネ家電です。家庭の電力プランなどの問題もありますが、エアコンをつけっぱなしにして寝ても、それほど電気代に影響しないのではないでしょうか。
あたたかく眠れるシェーンベルグの馬毛敷ふとん
冬に快適に眠るなら、寝具選びはもちろん重要です。羽毛布団のように体の上にかけるものにこだわる人が多いかもしれませんが、敷布団も適切なものを選ぶ必要があります。床の冷えが伝わると体が冷えてしまいます。特に、フローリングに直接敷布団を敷いている人は、敷毛布を敷く、敷パッドを使うなど「体の下」から寒さ対策が必要です。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、冬はあたたかく夏に涼しい敷布団です。1年を通して使用でき、畳の上でもフローリングの上でもしっかりと体を支えます。
あたたかく眠れる敷布団を探している人は、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。
暖房とあたたかい敷布団で冬の夜を乗り切りましょう
冬の睡眠の質を保つには、温室度を適切に保つことがポイントです。あたかかい寝具も用意して、快適に冬の夜を過ごしましょう。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、保温性に加え、吸湿性・放湿性、サポート力も良好です。へたってきた場合は無料で打ち直しをさせていただくので、シェーンベルグまでお気軽にご相談ください。