カートに商品が入っていません
高機能な枕を購入しただけでは、ぐっすり気持ちよく眠れるとは限りません。ぜひ、枕の位置にこだわってみましょう。
ここでは、枕の正しい位置を知ってより安眠したい人に向けて解説します。枕の高さや頭の置き方から、枕の上下の向き・頭を置く方角、睡眠に適したベッドの位置まで紹介します。質のよい眠りのために、枕や寝室の環境に気を配りましょう。
枕を正しい位置に調整するポイント1.高さをあわせる
高さ方向と水平方向。枕の位置を考えるときは、2つの観点からチェックしましょう。まずは、「枕の高さ」について紹介します。
枕の高さがあわないときに懸念されるトラブル
枕の高さは、安眠のために非常に重要です。高さがあわないときに起きうるトラブルを紹介します。
不眠
枕が高い、低い場合は無理な体勢になって眠れなくなってしまいます。よほど疲れているときは気にならずに眠れるかもしれませんが、苦しくなって夜中に起きてしまう人も少なくありません。不眠が続くと、体や心に負担がたまります。高さがあう枕を使い、安眠を手に入れましょう。枕の高さを確認・調整する方法については、以降でくわしく解説します。
いびき
高すぎる、または低すぎる枕を使っていると、いびきをかきやすくなります。いびきは本人だけの問題ではなく、同じ部屋で眠る家族の不眠にもつながります。いびきが気になる人は、正しい高さとなっているか確認してみましょう。
頭痛や肩こり
枕の高さがあわなければ、局所的に頭部が圧迫され血の巡りが悪くなり、頭痛の原因となります。また、枕が高すぎると、頭を無理に持ち上げた状態で眠ることになるため、首や肩の筋肉に余計な負担がかかってしまいます。
枕の高さを確認・調整する方法
いつも使っている枕の高さを確認する方法を紹介します。頭を枕に乗せ、目線がどこにあるかをチェックしましょう。目線が真上ではなく心もち足元の方向にあれば、枕の高さは正しい状態といえます。
枕が高すぎると視線がより足下に寄ります。一方、低すぎる場合は、頭が後ろに沿った状態となり、意識すると頭に血が上っていく感覚がわかるでしょう。
枕が高すぎる場合は、素材を抜くか、買い換えを検討する必要があります。一方、枕が低すぎる場合は、薄手のタオルを下に重ねたり、市販の「高さ調整シート」を使ったりして高さを調整しましょう。
枕の端は高めがおすすめ
寝返りを打って横向き寝になったと想定すると、端の方が高くなっている枕がおすすめ。枕は、仰向き寝よりも、横向き寝のほうが高さを必要とします。横向き寝では、横から見たときに頸椎がまっすぐになっている姿勢が理想。つまり、肩幅の分だけ枕の高さを稼ぐ必要があるのです。
枕の高さあわせは敷き寝具との相性も重要
枕の高さは、マットレスのような敷き寝具の硬さに左右されます。敷き寝具がやわらかい場合は体が沈み込むために、対照的に枕を高く感じやすくなります。
枕の高さに迷ったときは、低めの枕を選びましょう。低めの枕を高く調整するほうが、高い枕を低くすることよりも簡単であるためです。また、購入後に高さの微調整や返品に応じてくれるメーカーやブランドもあるため、失敗を防ぐために事前に調べてみましょう。
枕を正しい位置に調整するポイント2.肩口に枕をあてる
高さ方向の位置をあわせたら、水平方向の位置もあわせましょう。首や肩の周りに隙間が空いている場合は、枕が正しい位置にあるとはいえません。肩口に枕があたるようにして、肩から頭にかけて枕でしっかり支えましょう。
縦幅が短い枕を使っている場合は、枕を肩口にあてると頭頂部がはみ出てしまいます。体格にあった枕を使いましょう。なお、市販されている枕のシングルサイズは43cm×63cmです。このサイズよりも小ぶりな枕を使っている人は、枕の買い換えを検討してみてはいかがでしょう。
枕を正しい位置に調整するポイント3.ウェーブ型は上下の向きを確認する
上下が決まっていない枕もあります。また、明らかに上下がわかる枕もあります。
「ウェーブ型」の枕を使うときは、向きに気をつけましょう。ウェーブ型の枕を正しく使うためには、2つの山のうち盛り上がったほうを首元にあてます。
大きく盛り上がった部分は、うなじのくぼんだ部分にフィットするように設計されています。向きを逆に使ってしまうと、うなじのくぼみに枕がフィットせず、頸椎の部分を支えきれません。
枕を正しい位置に調整するポイント4.風水学的な観点
風水学的な考え方ですが、北枕で寝ると熟睡できるといわれています。風水学的には「気の流れは北から南」といわれています。また、「浄化」のイメージを持つ色である白をピローケースに使用すると、健康運や金運がアップするとのこと。
風水学に科学的な根拠はないですが、安眠するためには気持ちのあり方も大切です。ポジティブな気持ちで眠れるならば、風水学的な考え方で、枕の位置を決めてみてもよいでしょう。
安眠のためにベッドを正しい位置に調整するポイント
枕だけではなく、ベッドの位置も見直してみましょう。周囲の生活音を排除し、適した温度を保てる場所で眠りましょう。
ベッドの正しい位置1.生活音の響く壁側は避ける
リビングに面した壁、集合住宅で向こうに水回りの設備がある壁のそばで寝ようとしても、生活音が気になって眠れない可能性があります。
WHOの「夜間騒音ガイドライン」によると、40db(デシベル)以上の音は睡眠に悪影響を及ぼすといわれています。また、東京都環境局によると、風呂または給排水音からの音は約57~75db程度。壁を挟んでいるとはいえ、壁伝いに振動が伝わると十分睡眠の妨げになると考えられます。
ベッドの正しい位置2.隙間風のあたる場所は避ける
窓の近くは冷えやすく、隙間風が差し込みがち。冷たい空気が顔にあたると、不快感を覚え眠れません。また、喉が痛んだり、肌が乾燥したりといったトラブルも発生します。どうしても窓の付近で寝なければいけない場合は、窓に分厚いカーテンをかけるなどして対策を打ちましょう。
高さ調整が可能でフィット感のよいシェーンベルグの枕
シェーンベルグの馬毛枕は、オーストリアのmoosburger(モースブルガー)社製。手塩にかけてつくられた馬毛は弾力に富み、頭にフィットしてしっかり支えます。また、枕に求められる吸湿性・発散性・通気性・耐久性などの機能も抜群です。
馬毛枕のラインアップは3種類。横向き寝をする人におすすめのLタイプ、筋肉質な男性におすすめのCタイプ、ややコンパクトで子どもでも使えるMタイプがあります。
シェーンベルグでは、馬毛枕の高さ調整が可能です。メンテナンスも可能なため、お気軽にお問い合わせください。
枕の正しい位置は目的によって変わる
基本的に、枕は寝るときに頭の下に敷くものです。しかし、枕はさまざまな使い方が可能です。目的に応じて枕の正しい位置を把握しましょう。
目的に応じた枕の正しい位置1.足を支える場合
足の下に置く枕のことを「足枕」と呼びます。足枕を正しく使うためには、ふくらはぎ全体を支えられる位置に足枕を置きましょう。足首だけを高くしても、ふくらはぎや膝に負担がかかってしまいます。
足を高くして寝ると、足がむくみにくくなり、腰痛にも効果があります。また、仰向けで足を伸ばすと痛いと感じるときは、膝の下に枕を置いてみましょう。枕が足を支えて、応急処置ではありますが痛みを和らげてくれます。
目的に応じた枕の正しい位置2.背中を支える
ベッドで体を起こした状態で、本を読んだり、タブレットを触ったりする人もいるかもしれません。背中を支えるときは、正方形のような縦横に大きな枕を用意して、ベッドのヘッドボードや壁に枕を立てかけて使いましょう。
枕は使い方しだいで寝心地が変わる。枕を正しい位置に置きましょう
安眠のためには、枕やベッドを正しい位置に置く必要があります。枕の高さ・向き・頭の置き方・頭を置く方角から、睡眠に適したベッドの位置まで見直し、落ち着いて眠れる環境を整えましょう。
シェーンベルグの枕は、高さ調整可能で、枕に求められる吸湿性・発散性・通気性・耐久性も抜群です。馬毛枕以外には、フェザーやダウン、アルパカの毛を使った枕も取りそろえています。お使いの枕の高さや大きさなどに不安があれば、ぜひシェーンベルグの枕をご検討ください。