カートに商品が入っていません
手作り枕は、布を袋状に縫い、中身を入れて作ります。
しかし裁縫が得意でない人、もしくは作ったのに想像した寝心地にならないリスクなどを考えると、チャレンジを躊躇してしまうのではないでしょうか。
そこでこの記事では、もっと簡単に作れて、完成後の調整も容易にできる「手作り枕」についてご紹介します。
家にある物でチャレンジができ、針も糸も使わないため、裁縫が得意でない人も参考にしてみてください。
「手作り枕」とは?
「手作り枕」と聞くと、どのような枕を思い浮かべるでしょうか。多くの人が、針や糸でていねいに縫われた枕を、連想するかと思います。
たしかに手縫いの枕も手作り枕ですが、自分で作るには時間も器用さも必要なことから、ハードルは高め。
今回ご紹介する手作り枕は、もっと簡単に作れる上に枕としての機能性が高いものです。
手作り枕=バスタオルや玄関マットで作る枕のこと
針や糸を使わない手作り枕とは、バスタオルや玄関マットを丸めたり重ねたりして作る枕のこと。
「タオル枕」といった名称でテレビや雑誌で紹介される機会も多いため、見たり聞いたりした経験がある人も多くいることでしょう。
手作り枕が注目される理由
針や糸も使わず特別なスキルがなくても作れるこの手作り枕には、メディアで紹介をされるほどの注目を集める、理由があります。
理想的な寝姿勢になる
タオルや玄関マットを使う手作り枕は、理想的な寝姿勢を取るのに適しているとされています。
理想的な寝姿勢とは、立っている時の姿勢のままで横になった状態のこと。顎は少し引き、仰向けになった時の視線は天井よりもやや下向き。さらに後頭部から肩までは自然なカーブを描いているのが、良質な睡眠に必要な寝姿勢です。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、この理想的な寝姿勢を取るのが難しくなります。
タオルや玄関マットの手作り枕なら、バスタオルや玄関マットの枚数を増減したり折り方を変えたりするだけで、自分の体型に合わせた高さの調整が可能です。
ストレートネックやいびきの解消に効果的
簡単に高さ調整ができる手作り枕なら、理想的な寝姿勢が保てます。
その結果、ストレートネックやいびきといった、眠りに関わる悪い症状の改善にも効果を発揮するでしょう。
家にある物ですぐにできる
タオルや玄関マットは、どこの家でも見かける物です。本来であればオーダーメイドをしないと手に入らない「自分にぴったりの枕」が、家にある物で作れる手軽さも、注目を浴びている理由だと考えられます。
また、家にある物ですぐにできるため、コストもかからず経済的。へたれてきたり沈み込みが気になったりしても、買い換え・有料のメンテナンスに出す必要がなく、自分で解決ができるのは、お金をかけずにより良い寝具を求める人にとって大きなポイントとなるでしょう。
衛生的
枕は素材によって、丸洗いができない物もあります。
バスタオルやマット類を使用する手作り枕は、基本的に丸洗いが可能です。乾燥にも時間がかからないため、衛生面の管理において手間が少ないと言えます。
【バスタオル使用】手作り枕の作り方
手作りのタオル枕にチャレンジするには、基本はバスタオル1枚とフェイスタイルが1枚あればOKです。
下記記事で「ストレートネックの改善策」として、タオル枕の作り方を記載しているため、参考にしてください。
【参考記事】ストレートネックに効果的?タオル枕の作り方と注意点
また、タオルの手作り枕は首から肩にかけてのカーブを支えるのに適しているものの、高さが足りず、頭が下がりすぎてしまう可能性があります。
仰向けになった時、目線が天井よりもやや下を向いていない場合は、頭の下に畳んだフェイスタオルを入れて高さを出すと良いでしょう。
【座布団orマットを使用】手作り枕の作り方
座布団やマットを使った手作り枕についても、ご紹介します。
まず、硬めの座布団か玄関マットを用意して、じゃばら折りの3つ折にします。
これで、手作り枕のベースは完成です。3つ折りにした座布団orマットの上にタオルケットやバスタオルを折り畳んで複数枚重ね、その上に頭を置いてみましょう。
ちょうど良いと思える高さになるまで、タオル類の枚数を増減して調整をします。
これで座布団・マット類を使用した手作り枕の完成です。
座布団・マット類の手作り枕は、バスタオル枕と違い首と肩を支えるロール部分がないため、日常的に使用する枕と近い形状になります。ただし普通の枕とは違い沈み込みがないため、寝返りをうちやすいのが特徴です。
手作り枕を活用する上での注意点
手作り枕は手軽にチャレンジができて、費用もかからずメンテナンスもしやすいというメリットがあります。
しかし注意点に留意をして活用しないと、それらのメリットを実感できません。
手作り枕を使う上で、気をつけたい点を学んでおきましょう。
形作りは毎日行う
手作り枕は、タオルやマット類を折り畳んで使うもの。そのため朝起きた時には寝る前に作った形とはズレていることが多く、夜寝るたびに形成しなおす必要があります。
この形作りを怠った状態で再び寝てしまうと、体本来の寝姿勢にフィットできず、余計に寝苦しさを感じてしまうかもしれません。
手作り枕を使う場合は、寝る前に枕作りを習慣付けるようにしましょう。
寝ている間の型崩れを防止
手作り枕をそのまま使用すると、寝ている間に型崩れをしてしまいます。多少の型崩れは仕方がなくても、大きな変形は体に負荷をかけてしまうため、なるべく防ぎたいもの。
タオル枕であれば巻いた部分の両端を安全ピンなどで固定をし、ロールが崩れないようにしましょう。マット類の枕であれば上に置いたタオル類が落ちないように、同じくピンで固定をすれば、大きな型崩れを防止できます。
肌触りの良い物を選ぶ
どんなに形や高さがちょうど良くても肌触りが悪い手作り枕では、毎日使う中でストレスを感じてしまうかもしれません。
直接肌に触れる部分の布地は、肌触りが良い、好みの素材を選ぶようにしましょう。
また、丸洗いをする時は、素材を柔らかくする柔軟剤の使用がおすすめです。ただし肌が弱い人は洗剤・柔軟剤の種類には注意をしてください。
手作り枕でも寝心地が悪い場合
手作り枕は、適切な寝姿勢を保つのに効果的だとされています。しかし人によっては首や肩にしっかりフィットしても、柔らかさがなくて逆に首を痛めてしまったり、いくらチャレンジしてもうまく作れなかったりということもあるでしょう。
市販の枕を散々試し、手作り枕でもうまくいかない場合は、シェーンベルグの馬毛枕がおすすめです。
馬毛はほどよい弾力性と高い通気性を持ち合わせています。そのため頭が沈み込みすぎず、かと言って反発も穏やかで、朝まで適正な位置を保てます。吸放湿にも長けているため、寝心地もさわやかです。
メンテナンスをすることでご自身の体に合った形へ調整もでき、また、高い耐久性から半永久的な使用が叶います。
「自分にぴったり合った一生物の枕を探している」という方は、ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
手作りの枕は、体に合った高さや形の調整ができます。
しかし寝ている間にずれが生じたり、硬さが体に合っていないと感じたりすることもあるため、万人に合うとは限りません。
このような注意点はあるものの、スタートにかかるコストはほとんど発生しないため、まずは気軽にチャレンジしてみましょう。