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- 「朝起きたとき何となく首が痛い」
- 「肩がコリやすい」
その理由は枕が高い、あるいは低いせいかもしれません。枕の高さは寝るときに発生する負担の有無を左右します。
この記事では高すぎる枕や低すぎる枕が引き起こす弊害と、適切な枕の高さを知る方法について、ご紹介します。
目次
高い枕と低い枕、どちらが良い?
高い枕と低い枕、どちらのほうが快適な眠りを得られるのでしょうか。
この問いの解は「どちらでもない」になります。
枕は高すぎるのも低すぎるのも、避けたほうが良いです。体や頭に合っていない高さの枕は睡眠効率を下げるばかりか、体調不良や集中力などにも影響を及ぼします。
睡眠時間は充分足りているはずなのに、疲れが取れなかったり寝覚めが悪かったりする場合は、枕の高さが合っていないせいかもしれません。
思い当たる方は、ご自分の枕のサイズを見直してみましょう。
「高すぎる枕」の定義
自分が寝ている枕が高すぎるのか低すぎるのかわからない……ということもあるのではないでしょうか。
長年同じ枕を使っている体は高さの合っていない枕に馴染んでしまい、目立った不具合を感じなくなってきます。しかし高さが合っていない枕での睡眠は、体に無理をさせている状態です。
枕の厚みが10cm以上ある場合は、枕が高すぎる可能性があります。加えて、仰向けになったときに顎が不自然に引いた状態になったり、寝ているときに足の甲まで見えていたりする場合は、枕が高すぎるといえます。
「低すぎる枕」の定義
一方で、低すぎる枕とは厚みが5cm以下であれば、該当すると考えてください。首が苦しかったり、横を向いたときに枕の間に隙間ができた場合は、枕に高さをプラスした方が良いでしょう。
高すぎる枕が引き起こすリスク
高い枕が人の体に与える影響は多々あります。
高い枕は首や肩を圧迫してしまうため、周囲の筋肉は寝ている間、緊張状態が続いてしまいます。その結果、朝起きたときに肩こりや首の痛みを感じてしまうことも少なくありません。
加えて、高い枕がいびきの原因になることもあります。
高い枕によって頸椎のバランスが歪むことで、気道は圧迫状態に。その結果空気がうまく取り込めず、より効率よく空気を吸おうとする体は口呼吸に切り替えます。口呼吸はいびきを引き起こすだけでなく、ウイルスが喉に付着し、風邪をひきやすくしてしまうため、睡眠時には避けたい症状です。
また、気道の圧迫は睡眠時無呼吸症候群の発生原因にもなります。睡眠時無呼吸症候群が発生すると、寝ていても充分な休息が取れていないため、日中に眠気や集中力の衰えに襲われることも。大きなミスや自動車事故を引き起こす原因にもなりかねないため、思い当たる人は改善が必要です。
低すぎる枕が引き起こすリスク
低すぎる枕も、高すぎる枕同様に、肩や首に負担をかけます。とくに横を向いて寝たときにその傾向が顕著です。
低すぎる枕で横を向いて寝ているとき、首の下には空洞ができています。本来であれば、枕が入って埋めるべきスペースです。
低すぎる枕はこのスペースを埋めることができないため、頭の重さを肩と首だけで支えなくてはなりません。ベッドや布団が硬い場合、さらに負担は大きくなります。その結果、朝起きた際に首・肩に不調を覚えてしまうでしょう。
加えて一晩中ボーリングの球ほどの重さがある頭を支えてきた肩は疲労が溜まっています。朝起きた瞬間からダメージを蓄積している肩は、日中のわずかなデスクワークでも、肩こりを引き起こしてしまうかもしれません。
人よりも肩こりがひどかったり、常に首がパキパキと鳴る人は、枕の高さを疑ってみましょう。
正しい枕の高さとは
高すぎる枕や低すぎる枕が必ずしもすべての不調の原因、とは限りません。人によっては、高い枕を好んだり、枕がないほうが安心して眠れたり、といったこともあります。
枕の好みの高さに差があるのは体型に差があるためです。たとえば、背中の筋肉が厚かったり元々猫背だったりする人は、高い枕のほうが心地良いと感じることがあります。加えて横向きが基本の寝姿勢の人も、高い枕を好む傾向です。うつ伏せ寝の人は、枕がないほうが心地良さを感じやすいです。後頭部が絶壁な人も、平たい枕のほうがラクに感じる可能性があります。
このように、正しい枕の高さとは体型や寝相によって変わるもの。自分に合った正しい枕の高さを知るためには、自分の睡眠時のクセや体のサイズを知ることが大切です。
首のカーブ度合いから適切な枕の高さを知る
枕の高さを決めるうえで重要なのは、首のカーブ部分です。首のカーブがどれほどかを測ることで、求める枕のサイズが出せます。
首のカーブの度合いは寝具店のスタッフに測ってもらうのがおすすめです。正しい数値を計測してくれます。
ご自宅で測りたい場合は家族やパートナーなど、別の誰かの手を借りる必要があります。
自宅で正しい枕の高さを知る方法
まず、壁にかかとと後頭部をくっつけてまっすぐに立ちましょう。このとき無理に力を入れたり姿勢を正そうとしたりはしないでください。普段通りの姿勢をキープします。
姿勢が定まったら、壁から首の距離を測ります。測る位置は首のカーブの頂点、1番前にせり出している部分です。日本人であれば3〜6センチ程度の人が多いでしょう。
最後に首のカーブの数値に、2センチプラスします。計算で出た数字が、自分に合った枕の高さです。
とはいえ家で測る数値はあくまで目安であり、プロが測ったものよりも正確性に欠けます。出た数値を信じて枕を選んだものの、寝心地はいまいち……といったことにならないよう、正確な数値をプロに測定してもらいましょう。
枕を購入するときにチェックするポイント
枕を購入する際には、高すぎず低すぎず、適切な枕を選ぶことが大切です。しかし高さ以外にも、快適な眠りをサポートする要素が枕にはあります。
自分に合った枕を探している方は、枕の高さのほかに、次の3つに留意して選んでみてください。
1. 枕の素材と硬さ
柔らかいのが好みであればウレタン、硬いのが好きならそば殻など、枕の硬さは好みで決めて構いません。適切な高さの枕は、中身が何であろうと体に負担をかけることは少ないでしょう。
とはいえ、枕の中身は次第にへたれていく場合が多いです。理想の高さだったのに、中身がへたれてしまったことで低い枕になってしまった、というケースもあります。へたりにくさ・心地良さの両者でバランスを取って、枕の素材を選ぶと良いでしょう。
2. 枕のサイズ
枕のサイズが小さすぎると、寝返りの際に頭が枕から落ちてしまい、睡眠が阻害されたり首に負荷がかかったりします。寝返りをしても問題がないくらいのサイズを選んだ方が安心です。
3. 通気性の良さ
通気性の良さも、枕選びにおいて大切な要素です。適切な高さの枕は首と布団の間にすっぽり入り込み、隙間をなくします。そのため、首周りは汗をかきやすいです。
通気性の良い枕を選ぶことで首回りの熱が逃げるため、汗もかきにくくなります。仮に汗をかいても吸水性の高い素材であれば、首回りの快適性は保てるでしょう。
枕に求めるものすべてが詰まった馬毛枕
中身がへたりにくく心地良い硬さ、さらに寝返りを打てるだけの大きさ、通気性の良さに加えて快適な高さ。そのすべてが揃った枕を探すのは、容易ではありません。
シェーンベルグの馬毛枕は、枕に求めるすべてを満たす数少ない製品です。快適な睡眠を提供する機能は、半永久的に継続するため劣化の心配もありません。
枕の中では高価な品ですが、1度手に入れれば今後枕を買い直す必要もないため、コスパが悪いとは言い難いでしょう。
快適な枕を探している方、肩こりや首の痛みを感じたり寝ても疲れが取れたりしない方は、試してみてはいかがでしょうか。
自分に合った高さの枕を選ぼう
自分に合った枕の高さは、人それぞれ違うもの。眠る姿勢や体型に沿った枕を選ぶことが大切です。
自分に合った高さの枕で睡眠効率をあげて、朝の心地良い目覚めを体感してみてください。