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羊毛敷布団とは、羊の毛を使用してできた敷布団を指します。
日本では数多くの寝具素材がある中で、なぜ、羊の毛でできた敷布団を選ぶ人が数多くいるのでしょうか?
それには羊毛だからこそ得られる魅力があるためです。
この記事では、羊毛敷布団のメリットデメリットや購入をする際の注意点、おすすめの敷布団素材についてご紹介します。
羊毛敷布団とは?
羊毛とは「ウール」と呼ばれる素材です。そして羊毛敷布団とは、その名のとおり羊の毛、つまりウールを使ってできた敷布団を指します。
動物の素材でできた敷布団は多くなく、日本で比較的手に入りやすいのは羽毛や羊毛、馬毛でできたタイプです。羊毛は羽毛ほど柔らかくなく、馬毛ほど硬くなく、両者のちょうど中間の寝心地と言えるでしょう。
羊毛敷布団のメリット
羊毛敷布団には、羊の毛という性質だからこそ実感できるメリットがあります。
メリット1.温かい
羊毛敷布団は保温性が高く、冬場も温かい寝心地が実現します。
保温性が高いとされる仕組みは、羊毛の形状によるもの。羊毛のようなちぢれた毛は繊維同士に隙間を作りやすく、そこに温かな空気を保持できる仕様なため、と考えられます。
メリット2.やわらかな寝心地
羊毛敷布団は、ふんわりと包み込むような柔らかさを持っています。敷布団はふかふかとした寝心地のほうが良い、という人にとって満足できる寝具です。
メリット3.吸湿性・放湿性に優れている
調湿にも優れているのが、羊毛敷布団の魅力。寝ている間にかいた汗をしっかりと吸収し、夜までの間にはため込んだ水分を放出しておいてくれます。
天日干しの回数が少なくてもカビにくいため、メンテナンスの手間が省けるでしょう。
メリット4.軽い
羊毛敷布団の重さは、木綿敷布団のおよそ半分とされています。そのため布団の上げ下ろしがしやすく、女性や高齢の方でも扱いやすいです。
羊毛敷布団をより快適に使うには?
メリットがあればデメリットも存在するもの。羊毛敷布団の弱点についても、把握しておきましょう。ほんの少し取り扱いのコツを知っておくと、より快適に羊毛敷布団を使えますよ。
快適に使うコツ1.洗濯ではなく陰干しをする
天然素材の敷布団の多くと同じように、羊毛敷布団は洗濯に不向きです。洗ってしまうと羊毛同士が絡まり、ダマとなってしまいます。そうなればメリットであるふわふわの寝心地や、保温性・調湿性などが実感できなくなるでしょう。
羊毛敷布団を心地よく使い続けるなら「陰干し」がおすすめ。
羊毛敷布団は日光に強くありません。あまり日に当てすぎると変色をする可能性があるため、敷布団を布で覆うなどして、直射日光は避けるようにしたほうがベターです。
快適に使うコツ2.独特のニオイは自然に消えるのを待つ
獣毛であることの証明でもあるのですが、羊毛敷布団にはニオイがつきものです。
使用しているうちにニオイは消えていくものですが、気になる場合は陰干しの頻度を増やして、湿気を含む時間を短くするのがおすすめ。
乾燥と熱を与えることで、ニオイが気にならなくなるでしょう。
快適に使うコツ3.敷パッド・ベッドパッドとして使ってもOK
羊毛敷布団の持ち味のやわらかな寝心地。ただし、しっかりとした弾力を求める人には物足りないことも。使う人の体格や使用頻度によっては、早い段階でへたれてしまう場合もあります。
人によっては「敷きパッド(ベッドパッド)」としてお使いの敷布団と組み合わせたり、もしくはマットレスと組み合わせて使用したりするケースも少なくないようです。
シェーンベルグでは、とてもやわらかな羊毛ベッドパッドと、しっかりと体をサポートする馬毛敷ふとんをご用意しております。体調や好みに応じて、敷寝具をご検討ください。
羊毛敷布団の注意点
羊毛敷布団の使っているとトラブルが起きることも。ただし、品質の良い敷布団をきちんと使っていれば、以下のようなトラブルとは無縁です。
注意点1.ダニが住み着く可能性がある
動物性素材の宿命とも呼べますが、羊毛敷布団にはダニが住み着く可能性があります。羊毛敷布団自体からダニが発生することは少ないとされています。ただし、外から入ったダニが羊毛敷布団に住み着く可能性はゼロではありません。
なるべく清潔な状態を保つために、敷布団はもちろん部屋や押入といった収納スペースも掃除を怠らないよう注意が必要です。
注意点2. ちくちくとしたかゆさが発生する
高品質な敷布団を選べば問題ありませんが、敷布団の縫い目から羊毛が飛び出てくるとチクチクとした感覚が生まれ、かゆさを感じてしまうかもしれません。
ちくちくとしたかゆさを感じたら、羊毛敷布団の上にシーツを敷くなどして対処しましょう。
注意点3. 安すぎる製品にはリスクがある
安すぎる製品には以下のリスクがあります。
- 羊毛100%ではない
- 羊毛の質が低い
- 洗浄や縫製の質が低い
羊毛混はポリエステルが混じっており、羊毛100%(ウール100%)に比べると値段が安価です。しかし、ポリエステルが入る分通気性と保温性が低下し、羊毛そのもののメリットを実感しにくくなってしまいます。
また、羊毛の質が低い恐れもあります。羊毛においてボリュームがあって柔らかい部分は、お腹と背中の毛です。逆に硬い部分の毛は、足やお尻まわりに生えている毛とされています。どちらを使用しても「羊毛100%」であることには変わりありませんが、寝心地には明らかな違いが出ます。
洗浄や縫製も安価なものほど手が込んでおらず、不純物が残されていたり、羊毛が側生地から飛び出てきたりする恐れがあります。
このように羊毛といってもさまざまな種類があります。見た目だけでは違いがわかりにくい場合は、価格を目安にして判断をすると良いでしょう。
羊毛敷布団の寿命
羊毛敷布団の寿命は、保管方法や使用状況によっても変わります。目安としては、短いものでは3年程度、長いものでは5~7年程度で寿命が来ます。側生地が汗や擦れで破れたり、繊維同士が絡まり合って寝心地が悪くなったりしたら、寿命のサイン。
羊毛敷布団は、打ち直しが可能です。寿命が来たと感じたら、打ち直しも検討してみましょう。
羊毛敷布団の打ち直し方法
打ち直しをすると、敷布団がふっくらとよみがえります。ただし、羊毛敷布団の打ち直しに対応できるお店は、それほど多くありません。近くで見つけられなければ、オンラインでお店を探して依頼しましょう。
専門の打ち直し業者では、古い羊毛をほぐして、高熱で汗汚れを落とし、ダニを死滅させます。その後、新しい側生地に羊毛を詰め、嵩が足りない場合は新しい羊毛を足します。
シェーンベルグおすすめの敷布団
シェーンベルグでは、お客様に満足いただける寝心地を提供するために、厳選した寝具のみを販売しております。種類が少ないのは、ひとつひとつの寝具にこだわりを持ち、上質な睡眠時間をお客様に提供したいと考えているためです。質の良い睡眠で、毎日の健康をサポートさせてください。
以下では、やわらかな寝心地の羊毛ベッドパッドと、しっかりしたサポート力が持ち味の馬毛敷ふとんをご紹介します。
羊毛のベッドパッドはフランス産の羊毛を100%使用したもの。化学的な加工はしておらず、肌への優しさや安心して使用できることを重視しました。また、羊毛寝具に多い「毛の飛び出し」もございません。柔らかな毛と上質なコットントリコット素材でできた側生地のおかげで、ちくちくとした感覚がないように、工夫がなされています。なお、サイズはシングルからクイーンまで展開しています。
馬毛の敷布団は、羊毛よりも弾力性に優れ、体をしっかりとキャッチ。それでいて適度に包み混む柔らかさがあり、寝姿勢を安定させてくれます。羊毛同様、メンテナンスがしやすい点や保温・調湿性にも優れており、寒い時期や寝苦しい夜でも、快適な睡眠を提供してくれるでしょう。また、こちらはキングサイズまでご用意があります。
上質な素材の寝具を求める方は、ぜひ、両者を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
温かくやわらかな寝心地、調湿性、軽さなど、羊毛の敷布団は非常に魅力的な寝具です。羊毛敷布団で快適に眠るには、安価なものを避けて丁寧に製造されたものを選ぶことがポイント。
シェーンベルグではやわらかな寝心地の羊毛ベッドパッドと、しっかりしたサポート力が持ち味の馬毛敷ふとんを取り扱っております。
ご紹介した内容を参考に、ぜひ、失敗のない敷布団選びを実現してくださいね。
おすすめ商品
馬毛敷ふとん
150年以上の歴史を持つオーストリアのmoosburger(モースブルガー)社の馬毛敷ふとんです。
弾力性・吸湿性・発散性・耐久性に優れた馬の尻毛を使用し、こだわりの製法で一枚ずつ手作りされています。硬いながらも優しく包み込むような独特のフィット感が特長。
肉体労働やオフィスワークで体の痛みが気になる方はもちろん、ケガや病気で寝たきりの方にもおすすめできます。ベッドだけでなく、畳やフローリングの上でも使用可能です。
羊毛ベッドパッドLilie
オーストリアの老舗ブランドであるHEFEL(ヘッフェル)社の羊毛ベッドパットです。
中綿には保温性・吸湿性に優れたフランス産の天然羊毛を100%。側生地には通気性・吸湿性に優れたコットントリコット素材を100%使用しています。化学的な加工は施していないので、肌に優しく安心です。
夏は汗や湿気をしっかりと吸い取り、冬は暖かく体を守ってくれてますので、オールシーズンお使いいただけます。通常のドライクリーニングが可能なので、お手入れも簡単です。