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木綿の敷布団のメリット・デメリット│取り扱い方法・家庭で洗濯できない理由も解説

by 山内由佳 on June 03, 2022

多くの日本の家庭では、木綿の敷布団が使われているのではないでしょうか。ただし、敷布団といえば木綿が良いと決めつけてしまうことは、早計かもしれません。もしかすると、ほかの素材の敷布団のほうが、自分に合っているかもしれませんよ。

 

ここでは、木綿の敷布団のメリット・デメリットに加え、木綿の敷布団の寿命、お手入れ方法などを紹介します。木綿以外の素材候補も紹介するので、敷布団選びにお役立てください。

 

木綿の敷布団のメリット・デメリットは?

木綿の敷布団のメリット・デメリットを紹介します。

 

木綿の敷布団のメリット

木綿の敷布団のメリットは、以下のとおりです。

 

  • 吸湿性が良い
  • 保温性に優れている
  • ほどよい弾力感がある
  • 打ち直しができるため長く使える

 

木綿は吸湿性に富む素材で、寝汗を吸い取ってくれます。寝心地を保つためには適時天日干しをして、湿気を飛ばしてふっくらさせましょう。打ち直しについては、のちほど解説します。

 

木綿の敷布団のデメリット

木綿の敷布団の大きなデメリットは、放湿性の悪さといえるでしょう。すぐに湿気が溜まってしまうので、こまめに天日干しをして湿気を取り除かねばいけません。また、腰痛などを理由にしっかりと体を支えたい人にとっては、木綿の敷布団では物足りない場合があります。

 

敷布団の重さも気になります。上げ下ろしや天日干しの際に、重い敷布団では大変です。

 

木綿の敷布団の寿命は?

数年に一度のタイミングで、木綿布団の打ち直しや買い直しを検討しましょう。木綿は使っているうちにしだいに潰れていきます。ぺたんこの敷布団ではサポート力が発揮されず、吸湿性もよくありません。ぺたんこの敷布団による弊害については、以下の記事も参考にしてください。

 

ぺたんこの敷布団が痛い!布団の改善方法&痛みの対処法について

 

寿命を迎えた木綿の敷布団の対処法

打ち直しをすれば、木綿布団は復活します。打ち直しでは、敷布団の中身を取り出し、くたびれた木綿を機械にかけてほぐします。

 

打ち直しは、身近な布団店や、敷布団を購入した店舗に相談しましょう。また、敷布団は使っているうちに緩やかに嵩が減っていきます。打ち直しのタイミングがわからない場合も、プロに確認してください。

 

木綿敷布団の側生地の選び方

側生地とは、木綿をくるむ布地を指します。敷布団の一部であるため、敷布団を購入してから交換はできません。最初から素材にこだわって選びましょう。

 

木綿の吸湿性を損ねないためには、天然素材の側生地がおすすめです。シルクやリネン、テンセルなどが良いでしょう。

 

【クリーニングに出すべき】木綿の敷布団を洗濯する方法

木綿の敷布団を洗濯する方法は、クリーニング以外におすすめできません。

 

敷布団を洗濯すると、清潔な状態を保てます。敷布団には汗や皮皮脂汚れ、ダニなどが蓄積していきます。天日干しをするのみでは、湿気は取りのぞけても汚れやダニは取り除けません。また、清潔な状態にすると、敷布団の寿命を延ばせます。

 

木綿の敷布団をクリーニングに出す頻度

敷布団の種類にもよりますが、半年に一度を基本とし、状態に応じて洗いましょう。敷布団は、年中同じものを使っている人も多いと考えられます。敷布団の替えがなくて困る場合は、代わりの布団をレンタルさせてくれるクリーニング業者も検討してください。

 

木綿の敷布団を自宅やコインランドリーで洗ってはいけない理由

木綿の敷布団は重く、濡れた状態でベランダに持って行くことは大変困難です。大人2人以上はいないと濡れた布団の持ち運びはできないと考えられます。

 

また、無理に木綿布団を洗濯すると、木綿が偏ってしまい敷布団として役に立たなくなってしまいます。中の木綿が絡まり合うと、打ち直しをしてもらうしかありません。

 

木綿は放湿性が悪いため、敷布団が完全に乾くまでにも時間がかかります。濡れたままでは気持ちが悪く、ダニやカビも発生するため気を付けてください。

 

子どもには木綿100%の敷布団が良い?

木綿の敷布団は、吸湿性と適度なやわらかさが魅力です。しかし、木綿の持ち味はお手入れをしっかりしないと発揮されません。お手入れできる自信がなければ、ポリエステル混紡製品も検討するとよいでしょう。

 

特に、子どもが自分で布団を管理する際は、木綿100%は辞めておいた方が良いかもしれません。木綿は重く、子どもの腕力では取り扱いが大変であるためです。

 

木綿100%の敷布団とポリエステル混紡製品の違いは?

木綿には、重い、乾きにくいという欠点があります。一方、ポリエステルは、軽い、乾きやすい素材です。2つの素材を組み合わせると、いいところ取りの敷布団ができます。

 

混紡の敷布団を購入するときは、ポリエステル比率が20~30%程度のものがおすすめです。ポリエステル比率が高くなるほど、軽くなりすぎてサポート性がなくなり、吸湿性も低下します。

 

木綿以外の敷布団・ベッドパッドの素材は?

木綿以外の敷布団・ベッドパッドの素材には、以下のものが挙げられます。

 

  • 羊毛
  • 馬毛
  • ムートン
  • ウレタンフォーム
  • ポリエステル
  • テンセル

 

天然素材の木綿は、吸湿性に優れる一方で、放湿性と重さに難があります。必要に応じて、他の素材も検討しましょう。たとえば、強いサポート力を求める場合は、馬毛を使った寝具がおすすめです。敷布団の選び方について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

 

敷き布団選びで失敗しないために。選び方のポイント

 

シェーンベルグの天然素材を使った敷布団

シェーンベルグは馬毛の敷布団を取り扱っています。馬毛はコイル状になった長い毛が抜群の弾力性を発揮します。腰痛など体の痛みが気になる人、病気などで横になっている時間の長い人にとって、非常に心強い敷布団といえるでしょう。そのほか、吸湿性・放湿性も馬毛は優秀です。

 

また、木綿の敷布団は打ち直しにより長く使えますが、馬毛の敷布団も長寿命です。シェーンベルグでは、馬毛の敷布団のメンテナンスに対応しています。購入後はお気軽にご相談ください。

 

馬毛敷ふとん

※サイズはシングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの5種類です。

 

シェーンベルグの天然素材を使ったベッドパッド・シーツ

シェーンベルグでは数々のベッドパッド・シーツも取り扱っています。馬毛の敷パッド、ベッドパッドは、敷布団と同様にサポート力に優れます。マットレスや敷布団とも組み合わせてご使用ください。

 

<Wool Lilie>羊毛ベッドパッドは、放湿性と吸湿性に優れます。日本の四季の変化にも対応でき、オールシーズン快適に使えます。

 

羊毛が密に並んだ<Kaiser>ムートンシーツは、保温性が高く蒸れにくい一品です。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い人にご使用いただけます。

 

<Down Topper>羽毛ベッドパッドは、保温性の高さが魅力です。羽毛というと掛け布団をイメージする人が多いかもしれませんが、温かく眠るためには敷寝具の断熱性・保温性にも注目すべきです。また、羽毛ベッドパッドは、馬毛の敷寝具の上からもご使用いただけます。

 

<Bio-Tencel>ベッドパッドは、テンセルという再生繊維を利用しています。テンセルは、ユーカリを原料にしてつくられた、環境にやさしいオーガニックな素材です。木綿よりも吸湿・放湿性能が高く、ジメジメとした環境下でもさっぱりとした感触を味わえます。

 

シェーンベルグのベッドパッド・シーツ

 

木綿の敷布団はお手入れが肝心

木綿の敷布団はほどよい弾力感があり、吸湿性に優れます。一方、放湿性に難がある木綿の敷布団には、日々のお手入れが欠かせません。お手入れの負担を軽減するためにポリエステル混紡製品を購入する場合は、ポリエステルの比率に注意しましょう。

 

シェーンベルグでは、数々の天然素材の敷寝具を取り扱っています。特に馬毛はサポート力に優れ、横になっている時間が多い人、腰痛持ちの人でも快適に使えます。敷布団をご検討の際は、ぜひ、シェーンベルグの商品をご検討ください。

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