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羽毛の掛布団は高級寝具として人気です。しかし、羽毛の敷布団というとあまり聞かないのではないでしょうか。ここでは、羽毛の敷布団が一般的ではない理由を踏まえ、羽毛の敷パッドやベッドパッドについて紹介します。羽毛の敷寝具の使い方、洗濯の可否、寿命なども紹介するので、敷寝具選びにお役立てください。
羽毛の敷布団は珍しい
ふんわりした羽毛は、敷布団の材料としてはいまひとつです。実際、羽毛のみの敷布団を見る機会は少ないのではないでしょうか。
体を支える敷布団には、サポート力が求められます。仮に羽毛のみの敷布団を使うと、体が痛くなってしまいます。羽毛の敷寝具に興味があるなら、敷パッドやベッドパッドなどで取り入れましょう。
羽毛の敷寝具と使い方
敷パッドとベッドパッドの使い道に迷ったことはありませんか?どのように羽毛の敷寝具を使えばよいか、確認していきましょう。
【敷布団の上にも重ねられる】羽毛の敷パッド
敷パッドは、手でつまめるくらいの厚みで、折りたためるくらいしなやかな素材です。マットレスや敷布団の上に敷いて使いましょう。敷パッドの上に直接寝る人もいれば、シーツを被せる人もいます。手触りや質感を楽しみたいなら、敷パッドにシーツを敷かないほうが良いでしょう。
薄手の敷パッドでは、体圧分散性は改善されません。マットレスがへたってきて寝心地を改善したい、買ったばかりのマットレスがしっくりこない、などの場合はベッドパッドを検討しましょう。
【マットレスの上に重ねる】羽毛のベッドパッド
ベッドパッドは、寝心地の調整に使われる寝具です。大きくて高価なマットレスは簡単に買い換えにくいもの。そのため、ベッドパッドを利用して寝心地を調整するというわけです。特に硬めのマットレスは、やわらかめの羽毛のベッドパッドとの相性が良いでしょう。
ベッドパッドはマットレスとシーツの間に敷きます。ベッドパッドの上に敷パッドを合わせて使う人もいます。好みに応じて使いましょう。
ベッドパッドは敷パッドよりも厚く、折り曲げることはできません。洗濯が大変なので、汚れないように、シーツや敷パッドを敷くことがポイントです。
敷寝具選びのポイント!「羽毛」と「羽根」の違い
羽毛(ダウン)も羽根(フェザー)も水鳥から採取されることには変わりありません。しかし、採取する部位、素材の大きさ、機能性は異なります。敷寝具を選ぶ際には、羽毛と羽根の比率に注目しましょう。羽毛が多いと保温性や調湿性が良く、羽根が多いほど弾力感があります。
羽毛の特徴は以下のとおりです。
- 採取部位:水鳥の胸
- 形状:ふわふわとしており、「ダウンボール」と呼ばれる綿毛のような球体
- 機能性:保温性・調湿性
羽根の特徴は以下のとおりです。
- 採取部位:水鳥の腹部や翼
- 形状:羽軸があり、羽根ペンのような形状
- 機能性:復元性
羽毛の詳細については、以下の記事も参考にしてください。
羽毛の選別は品質を左右│羽毛の種類やグレード・選別採取方法を紹介
羽毛の敷パッド・ベッドパッドのメリット
羽毛の敷パッド・ベッドパッドのメリットを解説します。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドのメリット1.保温性
羽毛の保温性が高い理由は、ダウンボールの間にたっぷりの空気を蓄えるためです。空気は断熱性能が高く、家の断熱性を高めたり、ダウンジャケットの素材に使ったりと多目的に利用されています。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドは、秋冬におすすめ。特に敷布団を床に敷いて寝ている人は、寒さに悩まされていないでしょうか。断熱性の高い羽毛の敷パッドで、熱の逃げ道を閉ざしましょう。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドのメリット2.調湿性
寝具にとって調湿性は重要です。寝汗を吸収しないと蒸れやすくなり、睡眠の質が低下してしまいます。
羽毛の調湿性が良い理由は、ダウンボールの構造が温度によって変わるためです。調湿性の良し悪しは、公定水分率を調べるとわかります。天然素材の公定水分率は高く、毛は15.0%、綿は8.5%、麻(ジュート)は13.5%、そして羽毛は13.0%です。
一方、ポリエステルなど合成繊維の公定水分率は、高くても数パーセントほどしかありません。再生繊維になると10%を超えるものもありますが、天然素材を再構築しているので当然ともいえるでしょう。
【サイズ別相場も紹介】羽毛の敷パッド・ベッドパッドの価格
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの価格は、一般的に売られている合成繊維の寝具より高めです。羽毛は希少な素材で、丁寧に採取して洗浄しないと保温性や調湿性を発揮しません。粗悪な羽毛では、ニオイやアレルギーも心配です。
シェーンベルグでは、シングルからキングサイズの羽毛ベッドパッドを用意しています。シングルサイズは20万円程度、キングサイズは35万円程度です。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの洗濯方法
羽毛の敷パッド・ベッドパッドは、基本的に洗濯には不向きと考えましょう。家庭で洗濯できないときの対応も紹介します。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの洗濯方法1.洗濯表示を確認する
その商品ごとに取り扱い方法は変わるので、まずは洗濯表示を確認しましょう。「たらいのマークに×印」があれば、家庭での洗濯はできません。羽毛は繊細な素材ので、ダウンボールがボロボロになると保温性や調湿性が失われてしまいます。また、乾燥に失敗する恐れもあります。
分厚いベッドパッドは折り曲げられないため、そもそも家庭用洗濯機に入れることすら難しいでしょう。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの洗濯方法2.専門店に依頼する
洗濯表示に「P」や「F」のマークがあれば、特別な薬剤を使って洗う必要があります。クリーニング店など専門店に依頼しましょう。
コインランドリーの大きな洗濯機でなら洗濯自体はできますが、寝具の機能を損ねる恐れが高いため慎重に検討してください。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの寿命
体の下に敷く敷布団は、重さや湿気によるダメージを受けがちです。体に被せる羽毛布団よりも、寿命は早めです。商品や使用頻度により一概にはいえませんが、数年程度で交換しましょう。
羽毛の敷パッド・ベッドパッドの処分方法
羽毛の敷パッド・ベッドパッドを処分する際は、自治体の決まりに従いましょう。細かく切って可燃ゴミとして捨てる、粗大ゴミとして捨てるなどの選択肢があります。ゴミ袋にむりやり詰めても、持っていってもらえないかもしれません。ご近所に迷惑をかけるので、やめましょう。
羽毛の布団を打ち直して敷パッド・ベッドパッドにできる?
羽毛の掛布団を打ち直して、敷パッド・ベッドパッドを作るサービスもあります。使わない掛布団があれば検討してみてはいかがでしょう。
打ち直しの際は側生地を取り外し、羽毛を洗浄し乾燥させ、新しい側生地に詰めます。なお、打ち直しは、店舗によってリメイク・リフォームなど名前が変わります。
シェーンベルグの羽毛のベッドパッド
秋冬の寒い時期、ベッドに入ってもなかなか眠れないなら、保温性の高い羽毛のベッドパッドを検討してみませんか?シェーンベルグの羽毛のベッドパッドは、ヨーロッパ産ホワイトグースを90%使用。自然な温かさでぐっすり眠れます。日本製コットンジャガードで、肌触りも快適。
敷布団で寝ている人、サポート力のある敷寝具を求めている人は、ほかの敷寝具も検討してみることをおすすめします。シェーンベルグは、馬毛敷ふとん・馬毛薄敷パッド・馬毛ベッドパッドを取り扱っており、いずれも弾力性に優れる敷寝具です。
羽毛の敷寝具は補助的な使い方がおすすめ
羽毛のみの敷布団は、やわらかすぎる恐れがあります。羽毛の敷寝具を使いたいなら、敷パッド・ベッドパッドがおすすめです。保温性や調湿性が高い羽毛の敷寝具は、秋冬の冷えやすい時期に重宝します。
羽毛の敷寝具なら、シェーンベルグの羽毛ベッドパッドがおすすめ。サポート力の高い敷寝具をお求めの際は、馬毛の敷寝具もご検討ください。