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すのこベッドに敷布団を敷くと痛い!痛みを和らげる方法や快適に眠るためのポイントを紹介

by 山内由佳 on October 21, 2022

すのこベッドに敷布団を敷いて寝ている人は、気持ちよく眠れているでしょうか。もしかすると、すのこがゴツゴツして眠れない、肌寒さが気になる、などと感じている人もいるかもしれません。

 

ここでは、すのこベッドで眠るときに痛みを和らげる方法や、快適に眠るポイントなどを解説します。すのこベッドに合わせたい敷布団やマットレスも紹介するため、寝心地の改善にお役立てください。

 

すのこベッドに敷布団を組み合わせると体が痛い理由

すのこは硬い素材です。フローリングに敷布団を敷いたときに、底付き感があってよく眠れなかったという経験がある人も多いでしょう。底付き感が出やすい点では、すのこもフローリングも同じです。

 

ベッドフレームにもよりますが、すのこの隙間も痛みに関係しています。隙間のある板の上に敷布団を敷くと、板の角の部分に違和感があるかもしれません。また、凹凸のある部分に敷布団を敷くと体圧分散性に影響が出ます。

 

すのこベッドで体の痛みを和らげる方法

上述したように、すのこベッドが痛い理由は素材の硬さと隙間にあります。つまり、厚みのある敷布団やマットレスを敷けば、痛みを和らげ安眠できるでしょう。以下では、すのこベッドに合う敷布団やマットレスの特徴を解説します。

 

方法1.サポート力のある敷布団に買い換える

厚みがあるだけではなく、しっかり体を支えてくれる敷布団を選びましょう。例えば固綿敷布団。固綿敷布団には、樹脂や熱で固めた板のような素材が入っています。サポート力のある敷布団は、以下のとおりです。

 

  • 羊毛や馬毛など獣毛の敷布団
  • 高反発ウレタンの敷布団
  • 固綿が入ったポリエステルの敷布団
  • 高反発ファイバーの敷布団

 

羊毛や馬毛などの獣毛は、保温性が高く吸湿性・放湿性も良好です。ただし、動物性タンパク質が豊富な獣毛は、ダニを寄せ付けやすい一面があります。

 

高反発ウレタンは寝返りをしやすく弾力がありますが、通気性が悪い傾向です。また、体重が軽めの子どもや女性にとっては、高反発ウレタンを硬めに感じるかもしれません。

 

固綿はサポート力がありますが、たとえポリエステルの中綿が入っていても洗えない点に注意しましょう。

 

高反発ファイバーの敷布団は通気性が良く、汚れが気になるときに洗えるため清潔に使えます。ただし、商品によってはへたりやすいという意見もあります。

 

方法2.マットレスに買い換える

ベッドということで、マットレスならば合わせやすいでしょう。マットレスは敷布団よりも厚く、すのこの痛みをカバーしてくれると考えられます。

 

マットレスは、コイルタイプとノンコイルタイプの2種類に分けられます。コイルの有無で寝心地が大きく変わるわけではありません。ただし、コイルがきしむ音が苦手な人はノンコイルタイプを選ぶとよいでしょう。

 

なお、マットレスは重く、お手入れが難しい寝具です。衛生面を重視するなら、マットレスの上に敷きパッドを敷くことをおすすめします。敷パッドのみ外して洗濯すれば、手軽にきれいな環境をキープできます。

 

すのこベッドを使うメリット

すのこベッドは痛い、という意見はあるものの、大勢の人がすのこベッドを愛用しています。以下では、すのこベッドを使うメリットを解説します。

 

メリット1.通気性

すのこベッドは、すきまがある板を並べているため、通気性が良好です。寝汗はマットレスや敷布団を通過し、すのこの隙間から出て行きます。

 

すのこ自体にも調湿機能があり、木材により変わります。もし、すのこベッドを買い換える予定があれば、木材の種類にこだわってみてもよいでしょう。湿気対策におすすめのすのこベッドの素材は、桐とヒノキです。

 

メリット2.さまざまなタイプ

すのこベッドといっても、さまざまなタイプがあります。

 

  • 収納付きタイプ
  • 折りたたみタイプ(布団を干せる)
  • ヘッドレスタイプ
  • ソファとしても使えるタイプ
  • 入れ子式で小さなベッドが入った、親子で使えるタイプ
  • ロータイプ

 

部屋が狭い人には収納付きタイプが、敷布団を手軽に干したい人には、折りたたみタイプがマッチします。部屋の環境、生活スタイルに合わせて好きなベッドフレームを選べる点は、すのこベッドのメリットといえます。

 

メリット3.インテリア

天然素材を使ったすのこベッド。木目や香りから感じるぬくもりに、リラックスさせてもらえるでしょう。

 

すのこは、ナチュラルな部屋に合わせやすい寝具です。ロータイプのすのこベッドを選ぶと、高さを抑えられ空間を広く見せられます。

 

すのこベッドを快適に使うためのポイント

すのこベッドを快適に使うためのポイントを紹介します。

 

ポイント1.すのこや敷布団・マットレスのカビ対策をする

通気性がよいすのこベッドでも、ジメジメしがちな梅雨や夏には、敷布団やマットレスにカビが発生するかもしれません。加えて、ベッドフレームに敷布団などが乗った状態では、すのこ内の湿気が放出されにくくなります。

 

敷布団を定期的に干し、マットレスなら壁に立てかけて湿気を飛ばしてください。また、やマットレスの下に、除湿マットを敷いておくという手もあります。加えて、折りたためるすのこベッドを選ぶと、物干し代わりになって敷布団を風通ししやすくなります。

 

すのこベッドに生えたカビの取り方

木材専用のカビ取りスプレーを使って、カビを取る方法があります。また、身近なものでカビを落とすなら、消毒用エタノールと紙やすりが便利です。カビ取りの手順を以下に示しました。

 

  • エタノールをカビに吹きつけ殺菌する
  • 数分放置したのち、ティッシュで拭き取って捨てる
  • 緑や青い色が残っている部分を紙やすりで削る

 

カビや木材の粒子を吸わないために、マスクを付けて作業しましょう。

 

ポイント2.保温性を高める

通気性がよいすのこベッドですが、夏には快適でも冬には寒いと感じる場合があります。断熱シートを敷く、体の下に毛布やベッドパッドを敷くなどすると保温性を高められます。

 

心地よい眠りのための寝床内温度は「33±1℃」です。寒すぎると筋肉がこわばり寝付きが悪くなり、体の疲れも取りにくくなります。また、寒いからといって厚着をしても、厚みで寝苦しくなる、寝汗をかきすぎるなどの理由で落ち着いて眠れなくなってしまいます。

 

ポイント3.きしみ音を和らげる

すのこベッドに寝ていると、木のきしむ音が気になる場合があります。静かな夜には、きしむ音がことさら大きく感じられるのではないでしょうか。音の出る位置が分かれば、クッション性のあるテープを貼り付けると音が和らぐ可能性があります。

 

なお、きしむ音は、すのこの耐久性の足りなさのサインかもしれません。ネジが外れているレベルなら締め直せば済みますが、ベッドの歪み・割れを見つけたらすのこベッドの買い換えを検討した方が安全です。

 

すのこベッドを辞めるという選択肢もあり

体への痛みやカビの問題を知るにつれ、すのこベッドを使わなくてもよいと感じた人もいるかもしれません。

 

もし部屋がフローリングでも、サポート力がある敷布団を選べば痛みを感じずに寝られます。すのこベッドの強みであった通気性も、天然素材の敷布団を選んでしっかりお手入れをすれば問題にはならないでしょう。これを機に、しっかり睡眠環境を見直してみてはいかがでしょうか。

 

すのこベッドにもフローリングにもおすすめ!シェーンベルグの馬毛敷ふとん

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、独特なフィット感で力強いサポート力を発揮する寝具です。馬毛敷ふとんは、畳やフローリングの上に敷いても使えます。天然素材の馬毛は、通気性・吸湿性・放湿性はもちろんのこと、耐久性も優秀です。敷布団がへたってきたときは、馬毛をほぐして詰め合わせると半永久的に利用できます。

シェーンベルグの馬毛敷ふとん

 

まとめ

通気性が魅力のすのこベッド。ただし、体が痛いと感じるときは、敷寝具を変えましょう。厚みのある敷寝具に変え、湿気対策をして保温性を高めると、すのこベッドを快適に使えます。

 

畳やフローリングに敷布団を敷くなら、馬毛敷ふとんがおすすめです。質のよい睡眠のため、ぜひシェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。

 

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