カートに商品が入っていません
敷布団を使っていると徐々にボリュームが減り、底付き感が出てきます。底付き感がある敷布団を使い続けると、体が痛くなったり、姿勢が悪くなったりする恐れがあります。できる限り早く、敷布団を見直した方がよいといえるでしょう。
ここでは、敷布団の打ち直しにかかる値段の相場など、打ち直しに関わる情報を幅広く解説します。敷布団を打ち直せないときの対応も紹介するので、快適な睡眠にお役立てください。
敷布団の打ち直しにかかる値段の相場
オンラインで敷布団の打ち直しにかかる値段を調査したところ、およそ1~4万円ほどでした。値段の内訳は、以下のとおりです。
- 打ち直しの代金
- 新しい側生地の代金
- 足し綿の料金
- 人件費
打ち直しとは、敷布団の内の綿をふんわりさせる工程です。綿を打っただけでは敷布団の状態に仕立てられないため、他にもさまざまな料金が加算されます。
打ち直しを依頼すると元の敷布団の側生地を取り外し、新しい側生地で仕立て直します。綿が足りなければ、足し綿でボリュームを出します。また、一連の作業について人件費も必要です。
このように多くの工程が発生するため、敷布団の打ち直しには数万円ほどの値段がつきます。
敷布団の打ち直しで値段に影響する要素
なぜ、数万円ほども打ち直しの値段にバラつきがあるのでしょうか。以下では、敷布団の打ち直しの値段に影響する要素を解説します。
店舗ごとのサービスの違いももちろん関係しますが、敷布団のサイズ・新しく選ぶ側生地の質・敷布団の素材によって、打ち直しの値段はある程度予想できます。
1.敷布団のサイズ
敷布団のサイズが大きいほど、打ち直しの値段は割高になります。多くの場合、シングルサイズの木綿の敷布団の打ち直しは1万~1万5,000円程度で済みます。一方、ダブルサイズの敷布団を打ち直す場合は、1万5,000~2万円前後を目安に考えるとよいでしょう。
打ち直す敷布団のサイズが大きいほど、打ち直す綿や足し綿の量、新しい側生地の使用量などが増えるため、おのずと打ち直しの値段は高くなります。
2.敷布団の側生地
綿の側生地の場合は、繊維が長い綿を使った生地ほど値が張る傾向が見られます。またエジプト産やヨーロッパ産など、綿のブランドによっても側生地の値段は変わります。
高級な側生地は、なめらかで吸湿性もよいものです。予算に余裕があるならば、質のよいも側生地を選んでみてはいかがでしょう。
3.敷布団の素材
木綿以外には、羽毛などの天然素材も打ち直し可能です。100%天然素材でなくても、打ち直しできる可能性はあります。打ち直しを予定する店舗に相談してみましょう。
なお、木綿と羽毛以外の天然素材については、打ち直しできる店舗はごくわずかだと思っておいてください。購入元の布団メーカーに相談するなどして、店舗を打ち直しに対応している店舗を探してみるとよいでしょう。また、木綿に比べると、羽毛は打ち直しの値段が高くなりがちです。
4.敷布団を打ち直す枚数
オンラインの情報を調べてみたところ、敷布団を打ち直す枚数が多くても1枚あたりの料金は変わらないようです。
【値段以外にも目を向けて】敷布団の打ち直しにかかる日数
打ち直しにかかる日数は、どのような工程で打ち直しがなされるか、打ち直したものを何に仕立て直すかによって変わります。およそ2週間、長い場合は1カ月ほどを目安に打ち直しを依頼するとよいでしょう。なお、打ち直しの間、代わりの敷布団をレンタルできる店舗もあります。
敷布団を打ち直す工程
木綿の敷布団を打ち直す工程を紹介します。店舗によって詳細な方法は変わります。
- 敷布団を解体する
- 中綿を取り出す
- 中綿を機械に通し、綿をほぐして薄くのばす
- ほぐした綿に付いているごみやホコリを取り除く
- 綿を乾燥殺菌する
- 綿をたたみ、新しい側生地を使って仕上げる
敷布団を打ち直すメリット
敷布団を打ち直すメリットを解説します。
1.綿の量を調整できる
経年劣化で底付き感のある敷布団でも、打ち直すとふっくらします。なお、打ち直しの機械にかけると、綿の繊維が短くなる場合もあります。元の綿の量だけではふっくらとしない場合には、足し綿が必要になります。
2.サイズ調整などリフォームできる
ダブルサイズの敷布団を、シングルサイズの敷布団2枚にリフォームするなど、打ち直し後には敷布団のサイズを変更できます。他にも、思い入れのある子ども用の敷布団をシングルサイズにするなど、目的に応じたリフォームが可能です。
なお、リフォームの内容によっては足し綿を大量に用意する必要があり、出費が増える可能性があると理解しておきましょう。
3.清潔に使える
長年使っている敷布団は、ダニやカビ、ゴミなどで綿が汚れている可能性があります。木綿や羽毛などの素材は家では洗いにくいため、汚れが溜まっている可能性があります。布団を干しているだけでは、湿気は飛ばせても汚れは落ちません。ダニもひそんでいるケースもあるでしょう。
打ち直しをすると、いろいろな汚れを取り除いた状態になります。新品同様に清潔な布団で眠りましょう。
敷布団を打ち直せない状況
打ち直しができなければ、敷布団の買い換えを検討しましょう。敷布団を打ち直せない状況について解説します。
1.素材が打ち直しに対応できない
以下の素材は打ち直しができない可能性があります。
- シルク
- ポリエステル
- 樹脂
- 固綿の入った素材
- 汚れやカビ・ダニがひどい素材
打ち直しを依頼する店舗によっては、これら以外の敷布団でも断られる可能性があります。
2.敷布団の寿命に達している
敷布団には寿命があります。たとえば、木綿の敷布団は80年程度で寿命を迎えると言われています。敷布団の寿命は、一般の人からすると判断が難しいものです。打ち直しを依頼する店舗に相談をしましょう。
敷布団の打ち直しを依頼する方法
敷布団を購入した店舗や、そのほかの寝具店に打ち直しを依頼するとよいでしょう。近くに店舗が見つからない場合は、オンラインで打ち直しサービスを検索するという手もあります。なお、店舗によって価格は異なるため、これから依頼する店舗を決めるなら見積もりをお願いしましょう。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんの魅力
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、馬毛をコイル状に加工し、サポート力の強い素材に仕上げました。天然素材の馬毛は、吸湿性・放湿性に優れ、耐久性も良好です。畳でもベッドの上でも使用できます。
また、馬毛敷ふとんは、適切なメンテナンスをすれば半永久的に使用できます。シェーンベルグは馬毛の打ち直しに無料で対応しますのでお気軽にご相談ください。 クリーニングが必要な場合は、別途費用が必要となり、運賃(往復)は、お客様にご負担いただきます。
【豆知識】打ち直しの由来や歴史
かつては、布団の打ち直しは手作業で行われてきました。棒で綿をたたいていた名残から、現在も「打ち直し」という名称が定着しています。かつて木綿の寝具は貴重なもので、婚礼のお祝いに荷入れされたものです。木綿の寝具は何度も打ち直して大切に使われ、寿命がくると座布団などにリフォームされました。
なお、敷布団と掛け布団では打ち直しの頻度が異なります。敷布団は体を支えるため早くへたってしまいます。木綿の場合、掛け布団は3年程度、敷布団は5年程度で打ち直しを検討するとよいでしょう。
敷布団を打ち直して新品同様に。物によっては買い替えもおすすめ
敷布団を打ち直すと、つぶれた素材がふっくらして新品同様によみがえります。ただし、敷布団の素材や状態によっては、打ち直しができません。これを機会に、敷布団の買い換えを検討してはいかがでしょう。
シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、天然素材でサポート力や吸湿性などに優れます。また、定期的な打ち直しにも対応してもらえます。敷布団の買い換えの予定がある人は、ぜひ、シェーンベルグの馬毛敷ふとんをご検討ください。