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押し入れに敷布団などを収納する方法は?快適な収納をかなえる便利アイテムも紹介

by 山内由佳 on August 11, 2023

押し入れをどのように活用していますか?ひたすら物を詰め込んでいるという方は、せっかくの押し入れがもったいないことになっているかもしれません。押し入れは布団や洋服、日用品や季節性の家電などをしまっておく収納スペースです。計画的に収納を考えれば、広いスペースを有効活用できますよ。

ここでは、押し入れに敷布団などを収納する方法や、快適な収納をかなえる便利アイテムを紹介します。ぜひ、参考にしてください。

 

押し入れに布団を収納する手順

押し入れは物を隠す場所ではありません。整理整頓して収納した方が布団などを出し入れしやすくなりますよ。押し入れに布団を収納する手順を解説します。

 

1.押し入れの物を全部取り出す

まずは押し入れに入っている物を全部取り出して、中身を空っぽにします。押し入れを空にする理由は、押し入れの容量を把握するためです。物が入っている状態では、押し入れ内部のサイズを計測できません。なお、取り出した物は一とおり目を通して不要な物があれば処分しましょう。

 

2.押し入れのサイズを測る

押し入れのサイズを測る目的は、収納ラックや収納ケースを効率よく入れるためです。サイズ感が分からなければ、せっかく用意した収納アイテムが入らない恐れがあります。押し入れのサイズを、以下の部分に分けて測りましょう。

 

  • ふすまを片側に寄せたときの開口部
  • 押し入れの天袋と上段と下段、それぞれの高さ
  • 押し入れの天袋と上段と下段、それぞれの奥行き

 

押し入れはふすまが引き戸になっており、物を出し入れするときはふすまを片側に寄せた状態となります。開口部より幅が大きいものは、ふすまに引っかかってしまって出し入れが面倒になります。過剰に幅が広い収納アイテムは使わないようにしましょう。

 押入れの奥には少し盛り上がった部分があるので、床にメジャーを沿わせて奥行きを測りましょう。床から離れたところで奥行きを測っても、床の盛り上がりを考慮できていなければ、収納アイテムが入りきらない場合があります。

 

3.押し入れに入れる物と場所を決める

押し入れは、天袋・上段・下段に分けられます。

天袋には、シーズンオフの衣類など使用頻度の低いものを入れておきます。安全を考えて、重いものの収納はおすすめできません。重くて使用頻度の低いものは、下段に収納しましょう。

上段には、普段使っている布団を始めとして、日常的に使っている物を収納します。

下段には、季節性の家電のように重みのある物を収納します。

小物をしまうときは、よく使うものを手前に、奥に使用頻度の低い物を配置すると、ストレスなく出し入れできます。

 

布団を入れる場所は押し入れの上段

上述したように、普段使っている布団をしまう場所は、押し入れの上段が適しています。上段は湿気が溜まりにくく、布団を上げ下ろしする際にかがむ必要がありません。利便性を考えるなら、押し入れの上段に布団を収納しましょう。

ただし、使用頻度の低い来客用やシーズンオフの布団は天袋や下段に置いても構いません。他に収納する物の位置も考慮して、出し入れしやすい配置を考えましょう。

 

押し入れに布団を収納するときの便利アイテム

押し入れに布団を収納するときの便利アイテムを紹介します。便利なアイテムを使うと、収納をきれいに保ちやすく、使いやすさも格段にアップします。

 

整理ラック

整理ラックとは、小さな棚のようなものです。押し入れに余裕があるときには、整理ラックを使えばスペースを有効活用できます。例えば整理ラックを押し入れの上段に入れると、ラックの下には雑貨、上には布団というようにゾーニングできます。

整理ラックの代わりに、かっちりしたプラスチックの収納ケースなどを用意してもよいでしょう。

 

すのこ

すのこを敷いた上に普段使っている布団をしまうと、湿気対策になります。すのこは、押し入れの壁面に立てかけて使用するのもおすすめ。押し入れは湿気がこもりやすいため、すのこを使ってあえて隙間を作ると、風通しがよくなってカビやダニの発生を防げます。

 

布団収納ケース

布団収納ケースとは、不織布などでできた布団をしまっておく入れ物のことです。布団収納ケースに入れて来客用やシーズンオフの布団を保管すると、押し入れに直置きせずに済み、湿気やダニから守れます。

布団収納ケースには、縦型・丸形などさまざまな形があるので、収納場所の形に応じて適切な形を選びましょう。

 

布団圧縮袋

敷布団など重くてかさばるものは、コンパクトに収納したくなりますよね。布団圧縮袋を使うと、かさばる布団をコンパクトにできます。ただし、布団によっては、布団圧縮袋がおすすめできない場合があります。特に羽毛布団は、圧縮しないようにしましょう。圧縮すると羽毛がつぶれて布団の質を維持できなくなってしまいます。

ポリエステルや木綿など、布団圧縮袋に入れられる布団は、実はそれほど多くありません。布団を圧縮しなくても済むように、整理整頓して押し入れのスペースを有効活用しましょう。

 

キャスター付きラック

やむをえず押し入れの下段に普段使っている布団をしまう場合は、キャスター付きラックを使うとよいでしょう。キャスター付きラックは、100円ショップで売っているすのことキャスターをつけてDIYすることもできます。

 

ハンガーラック

押し入れ専用の高さを抑えたハンガーラックもあります。押し入れの上段を左右で布団と洋服に分けると、すっきり収納できるでしょう。

 

除湿グッズ

上述したように、押し入れは湿気がこもりやすい場所です。さまざまな除湿グッズを活用しましょう。除湿シートや床置きの除湿剤、吊り下げタイプの除湿剤などがありますよ。

なお、湿気は空気の流れが悪い押し入れの奥に溜まっていきます。奥の方に除湿剤を配置すると除湿効果がアップします。

 

100 円ショップの便利アイテム

上述したすのこやキャスター以外にも、100 円ショップには収納に使える便利なアイテムがたくさん。梱包用フィルムや布団収納ケース、間仕切りに使えるコンパクトな収納ケースなどが置いてあります。ホームセンターなどの収納アイテムと100円ショップのアイテムを併用すると、コストを抑えつつ使いやすい収納を設計できます。

 

押し入れに布団を収納するポイント

押し入れに布団を収納するポイントとして、布団のたたみ方と湿気対策を紹介します。

 

布団のたたみ方や置き方を工夫してスペースを有効活用する

布団のたたみ方に決まりはありません。普段使っている布団ならシンプルにたたんで収納した方が使いやすいかもしれませんが、来客用やシーズンオフの布団は、省スペースになるようにたたみましょう。ぐるぐる巻いたり、縦置きにしたり、収納場所の形に合わせて布団のたたみ方や置き方を検討してください。

 

必ず湿気対策する

布団にとって湿気は大敵です。上述したように、押し入れは湿気が溜まりやすいため、今回紹介したすのこや除湿剤で、湿気対策をしましょう。

湿気が布団に溜まると、吸湿・放湿機能が低下して気持ちよく眠れなくなってしまいます。また、湿気はカビやダニを呼び寄せるため注意してください。カビやダニで汚くなった布団に寝ていると、健康が損なわれる恐れがあります。

 

シェーンベルグの馬毛敷ふとん

収納方法を見直して丁寧に取り扱うと、布団は長持ちしますよ。なお、これまで適当に押し入れを使っていた人は、布団が傷んでいる恐れがあります。せっかくの機会に、布団の買い換えを検討してみませんか?

シェーンベルグの馬毛敷ふとんは、天然素材の馬毛を丁寧にカールさせています。サポート力に優れ、定期的に馬毛をほぐすと半永久的に使えます。吸湿性・放湿性もよく、快適な眠りを提供できます。

 

シェーンベルグの馬毛敷ふとん

 

普段使いの布団は押入の上段に。機能的な押し入れを目指しましょう

押し入れに布団をしまうときは、上段にしまいましょう。整理ラックや布団収納ケースなどのアイテムを活用すると、押し入れを効果的に使えますよ。湿気から布団を守るには、除湿剤やすのこなども活用してくださいね。

 

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